匂いに敏感な主人公の順平と分析官・風間の二人が難事件を次々に解決する「死香探偵」シリーズの一冊です!
2020/07/22 10:08
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、元大手製薬会社の研究員という経歴を大いに活用され、化学関係の小説で大人気の喜多喜久氏の作品です。同氏は、『ラブ・ケミストリー』や『科警研のホームズ』 、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「死香探偵」シリーズや「化学探偵Mr.キュリー」シリーズなどがあります。同書の内容は、人気作家のサイン本に一冊だけ付いた甘いチョコレートの死香から物語が始まります。慰安旅行先の旅館で遭遇したセロリの香りと消えた死体の原因を追って、主人公の潤平と分析学のエキスパートである風間が駆け巡ります。そんな時、バナナの甘い香り漂う殺人現場で風間に異変が起こります。一体、何が行ったのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
食べられないものが
2019/05/06 21:46
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投稿者:みふな - この投稿者のレビュー一覧を見る
回を重ねるごとに食べられないものが増えていくのが気がかりです。この先、解決する方法が見つかるのでしょうか。そして二人の謎の関係性が面白いです。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公のパートナーが超絶イケメンのように書いてるけど、
読んでてそう感じられないし、全く必然性が感じられない。
同性に興味があるかのように中途半端に書いているが、それも意味が分からない。
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二人は付き合っているのかだの、二人揃っているところを見れば安心できるだの、まるで読者側の疑問や思いを代弁してくれているかのようなキャラがいて、勝手に拍手喝采してました。
今回は温泉旅行に壁ドンまできましたからね。
何処の彼氏彼女かという。
そんな強い絆で結ばれていた筈の二人の間を割るような女性の登場で、すれ違う話も。
オチは安定のオチでしたが、これを乗り越えて二人の絆は更に深まった模様。
ミステリも相変わらず理系成分多くて面白いですが、ラストに潤平くんと同じ能力持ちのライバルキャラも登場。
捕まるのかと思いきや、野放しになってしまったので、今後も絡んできそう。
ますます見逃せないシリーズになってきました。
それにしても、性別こえて結ばれてる二人ですよね……尊い。
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1作目も購入済みなのに、2作目から読んでしまいましたが、さほど違和感なく読めた。
死の香りを感じられる少女みたいな男と大学の准教授が、香りを元に謎を解決する短編集。
若干、准教授がキモいが、話は面白い。新たな敵?も登場したし、続編も楽しみ。
それにしても、死香がわかる少女みたいな男の食生活がかわいそう。
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人気作家のサイン本に一冊だけ付いた甘いチョコレートの死香。慰安旅行先の旅館で遭遇したセロリの香りと消えた死体。死香を「食べ物」の匂いに変換する潤平と、分析学のエキスパート・風間は不審な事件を次々と“嗅ぎ解く”が、バナナの甘い香り漂う殺人現場で風間に異変が。容疑者の謎の美女に過剰反応し、初めて潤平を現場から遠ざけて?
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2人の前に謎の女性の影が!?とあってドキドキしながら読み進めた。なるほど。
風間さんが感情的になる姿、初めてでは?
温泉回では風間さんと一緒にお風呂・・別の意味でドキドキ
そして最後の話では潤平と同じ死香を嗅ぎ取る人が・・・
風間さんのかたい意思や熱い想いを知ることとなった潤平にも色々心の変化が起きたようで
今回は捕まえることができなかったけれど月森さんは今後2人の前にチラホラ出てきそうな予感。
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人気作家のサイン本に一冊だけ付いたチョコレートの死香の謎など、分析フェチの准教授×死の香りを嗅ぎ分ける美青年の〈匂い〉に特化した化学ミステリ!
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毎回、事件を解決して次、みたいな短編集かと思いきや思わぬ方向に話が進みはじめて続きがかなり気になります。
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ちょっとBL方向狙い過ぎかなという感じもするけど内容は面白かった。これからの展開も楽しみになってきました。食べ物の件はなんとか解決してあげてほしい。
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喜多さんの作品大好きです。
前作だけで終わりかと思っていたので、続きがあることが嬉しいです。登場人物も増えてますます楽しみです。
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【収録作品】第一話 歪んだ愛が招く死は、ほろ苦い香り/第二話 湯煙に霞む死は、青葉の香り/第三話 艶やかな香り、自由の彼方の死より来たる/第四話 安らかな死は、蠱惑的な香り
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AROMA RESEARCHという専門誌で知ったタイトル。仕事での関連書籍として目を通してみましたが、普通にエンターテイメントですね。「続編」ってことが分かるようにしてくれないと・・・
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前作読了済み。
相変わらず文章も内容も読みやすいです。
設定も他にあまりない感じで目新しい。
事件が起きる→死香の能力で犯人がわかる→根拠を探す
というのが基本の流れなので、ファンタジー要素の強いミステリー。
(以下、セリフネタバレもあります)
ただ、基本路線とはまったく関係なく、このシリーズはBL耐性がないとキツイかもしれない…。
前作はまだBLっぽいところ狙ってるなあという感じだったけれど、今回はそういう表現がさらに増えてる印象。
壁ドンだの一緒に入浴だのそっちを狙ったの?と勘繰りたくなるシーンが一話に一回は入るのはさておき(普通に女に間違われる25歳の男性主人公という設定もさておき)、主人公が周りに対してそういう関係を否定するわりに、新キャラたちにやきもち妬いたり、風間の机を撫でてみたり、秘湯(?)っぽい温泉につれてきた風間に「またここに来たいですね…ふたりで」ってわざわざふたりを強調したり、そのあたりで主人公が苦手になってきました(BL自体は平気なほうです。否定してるくせに、というのが嫌なポイントなのかも)
新キャラもふたりでてきて、まだまだシリーズは続いていきそうだけど…うーん。メインで出てくるキャラがわりと美形(主人公含めて)で、性格?能力?含め、次から次へと完璧なのも個人的にはちょっとなーと。次を読むかは正直ちょっと迷うかな…。
そういうのどんとこい!むしろ好き!という人には文章読みやすいし、おすすめできるような気がします。
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「歪んだ愛が招く死は、ほろ苦い香り」
誰も幸せにならない物語。
愛情が行き過ぎると自己満足の歪んだ物になってしまう、典型的なパターンに陥った二人だな。
どれだけ忠告されたとしても自覚が無ければ、何を言っているのか理解出来ないだろうな。
「湯煙に霞む死は、青葉の香り」
旅先で嗅ぎとった死の香り。
後輩はサウンドバックでも無ければ自分を煽ててくれる機械出ない事に、幾つになれば気付いたのだろう。
傍から見たら誤解を招きやすい状況なのだろうが、少しぐらい当人の話を聞いてから宣戦布告はすべきでは。
「艶やかな香り、自由の彼方の死より来たる」
完璧に施した細工を破り。
殺人の相方にペットを利用するだけでなく、その後邪魔になるなら始末するなんて飼い主としてどうなのだろう。
珍しく捜査に乗り気で無かった理由はよく分かったが、二人共に振り回されると身体がもたなそうだな。
「安らかな死は、蠱惑的な香り」
自分の快楽の為に行われる好意。
死にたいという気持ちを利用し救う様に見せかけ殺すなんて、人として最低なうえ医者としてどうなのか。
カウンセリングの知識や、医学的知識も持ち合わせているからこそ出来る事なのだろうな。