薄紅天女 【上下合本版】
著者 荻原規子
東の坂東の地で、阿高と、同い年の叔父藤太は双子のように十七まで育った。だがある夜、蝦夷たちが来て阿高に告げた……あなたは私たちの巫女、火の女神チキサニの生まれ変わりだ、と...
薄紅天女 【上下合本版】
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薄紅天女[上]
商品説明
東の坂東の地で、阿高と、同い年の叔父藤太は双子のように十七まで育った。だがある夜、蝦夷たちが来て阿高に告げた……あなたは私たちの巫女、火の女神チキサニの生まれ変わりだ、と。母の面影に惹かれ蝦夷の地へ去った阿高を追う藤太たちが見たものは…?〈闇〉の女神が地上に残した最後の勾玉を受け継いだ少年の数奇な運命を描く、日本のファンタジーの金字塔、上下巻合本で電子化!
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勾玉三部作
2016/12/23 19:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄色い刀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
勾玉三部作のなかで一番好きな作品です。主人公のカップルももちろんですが、藤太と千種の二人が大好きです。武蔵での四人の暮らしの外伝を書いてほしいです。
早く下巻が読みたいです
2023/01/31 15:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
はらはらしましたが、無事に勾玉と巡り会えて、仲間と共にこの先を乗り越えて行ってほしいです。リサトとの別れは、とても悲しかったです。
敵か味方も判らぬまま、行末はどうなるのか、とても怖いです。色々な事が解決され、皆が幸せになれますように‥下巻を読みたいと思います。
なんど読み直しても良いんだよなぁ
2020/08/15 15:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿高と藤太のコンビは子供じみたバカっぽい事も平気でやる。
男同士で小さい頃からつるんでいる同士は大きくなっても実際こうだから救えないし面白い。
しかしふざけてじゃれ合っていただけの幼なじみ同士も成長とともに勝負に挑み、勝った負けたを乗り越えて大人の男になっていく。
望んで戦に出かける下りも含め『白鳥異伝』の遠子と対になっているのが面白い。
チキサニ、アテルイ、下敷きは本邦初の「征夷大将軍」(なお征"夷"は蝦夷の夷の字による)坂上おじゃるma…坂上田村麻呂にまつわる雑多な伝承である。
二十一世紀になっても“アテルイ”読みが合っているのか、本当はどう読んだのかすべて謎。
蝦夷・縄文・アイヌの三様も同一視されたりもするが詳しい事は完全に不明。
口伝口承がどうのとはよく言われるが、書き付けが残ってても読み方が分からねえのだからしようがない。
今の武藏國に始まり旅程を追いかけてみると相当な距離である。
『白鳥異伝』で小具那を東へ、その後の『エチュード春一番』でも美綾を大宮に向かわせたのは偶然とも思えないが後者の続編がないので詳しくは未解明である。
(ヤマトタケル命東征で「大宮」の有り難い地名を頂いたともいうが、当時すでに「古いお社」だったりとこちらも負けず劣らず未解明点が多い)
しかしオッサンになっても気が付くとこのシリーズに戻ってきてしまう。