- 販売開始日: 2019/06/17
- 出版社: 双葉社
- レーベル: アクションコミックス
- ISBN:978-4-575-85321-6
バリ島物語 ~神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死~ : 5
著者 著者:さそうあきら , 著者:ヴィキイ・バウム , 翻訳:金窪勝郎
代表作『神童』『マエストロ』等で文化庁メディア芸術祭優秀賞、手塚治虫文化賞を受賞した巨匠さそうあきらが、ヴィキイ・バウムの原作『バリ島物語』のコミカライズに挑みます。物語...
バリ島物語 ~神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死~ : 5
商品説明
代表作『神童』『マエストロ』等で文化庁メディア芸術祭優秀賞、手塚治虫文化賞を受賞した巨匠さそうあきらが、ヴィキイ・バウムの原作『バリ島物語』のコミカライズに挑みます。
物語は、約百年前の神秘の島、バリで実際に起きた王国の悲劇をベースにしています。本巻第5巻にて堂々完結。
大地は花に満ち、男たち女たちはヒンズー教の敬虔さの世界に暮らし、踊り、農耕し、大自然の恩恵を浴びています。
そんな中、中国の商船が沖合で難破したことがきっかけで、甚大な戦火に巻き込まれていきます。侵攻するオランダ軍、毅然と対峙するバドゥン王。王の親友であり踊りの名手、ラカ。心優しき主人公、パック。彼らは歴史の波に翻弄され、やがて大いなる死の行進、「ププタン」へと事態はエスカレート。果たして華やかで儚い王国の行方は…?
今も観光地として絶大な人気を誇るバリに、このような美しくて悲しみに満ちた歴史があったことにきっと読む者たちは驚かれると思います。
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2020/08/08 21:27
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投稿者:良庵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギアーツの『ヌガラ』を先に読んでおくと、本当によくわかる、つまり、『ヌガラ』の背景もよくわかるし、この漫画の意味もよくわかる。
日本人(アジア人?)だからこそ、感情移入できる作品。
王とは何か、権力とは何か? 国家とは何かを考えさせてくれる名作です。
何気ない生活、自然現象、精神世界。これらを私たちはどのように理解し、そこに、王が、王の権力がどのように関わってきたのかが、物語として語られています。
何も起きていないようで、西洋世界が東洋世界を踏み潰して行く姿が心を痛めます。