暴食のベルセルク～俺だけレベルという概念を突破する～ THE COMIC 3

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この漫画版第3巻は、第11話～第15話を収録、
で、2023年10月から放送が始まって今放送中のアニメ版『暴食のベルセルク』の、
第5話「ガリアへ」、
第6話「憤怒の少女」と、
第7話「黄昏の騎士」の序盤部分
…に相当する内容。

読んで思うのはやっぱり、アニメ版は、
漫画版では軽くスルーしてるような場面も、ちゃんと台詞のやりとりある場面に仕立てていたり、
大筋は同じでも漫画版とは違う演出や漫画版にはない追加場面を加えたりして、
よりドラマ性を増しているんだな、
と。自分を追放した故郷の村でのエピソードは、襲撃魔物群を殲滅する前の、
睡眠薬入り飴で眠ってしまい⇒急いで解毒薬作って飲ませ目覚めさせてから…というアニメ版の流れは、
アニメでのオリジナル演出、または、
もしかしたら原作ではそうだったけど漫画版では連載紙面の都合上割愛された内容だったのか…
こればっかりは原作小説を読まないと、確認のしようがないけど、
あと、
故郷の村での戦闘後の墓前で思い出していた父との回想が、
アニメ版では第2話「飢餓ブースト」の誘拐されてた少女を助けた後の会話部分で、
父の教えを少女にも教える、という形で挿入されていたんだな、
とこの漫画版での描写で分かったり。
その後の道中で、ガリア人少女《憤怒》のマインと再会、
の後に向かったランチェスター領の場面でも、
大筋は同じでもアニメ版は色々と肉付けがされていて…というか、
漫画版では、その領地の名が「ランチェスター領」だという言及もなかったし、
横暴独裁聖騎士領主ルドルフも、
名前の言及もなかったし、登場したのも、マインに吹っ飛ばされる最後の場面だけで…
コレも、原作では色々描かれいていたけど、
漫画版では、割愛されていて、アニメ版では原作小説準拠って事なのか、
そう考えると、
サンドゴーレムを倒した際に結果的に助けたPartyの様子も、
アニメ版と漫画版とで、違っていたけれど、どっちが原作により近いのか、
もう、原作小説を読まないと、確認のしようがないな、
と。
あと、ランチェスター領でマインが問題起こしたから逃げるように出立、
って場面での荷馬車も、アニメ版では、
ランチェスター領に来る時に乗ってた荷馬車と同じ人の荷馬車だったけど、
漫画版では、別の荷馬車だったね…、
ソレと、
荷馬車の車輪が壊れて、修理の間に近くの村(黄昏の騎士が村長の村)へ…という流れになる経緯も、
大筋は同じでも、そうなった理由や経緯が、
アニメ版では違う形になっていて、もう、どっちが原作寄りなのかは分からないけど、
とりあえず、細かい部分の差異があったな、
と。
で、必ずしも、アニメ版が漫画版の上位互換ってわけじゃなく、
アニメ版では明確に言葉等で説明がなかった部分が、漫画版では明示されていたり、
っていう漫画版での方で得られる補完情報もあるから…

…まぁ、何にせよ、今視ているアニメの内容と比較対象しながら読むのは、
意外と楽しめるな、
と…ってことで、現状第8巻まで買っちゃったんで(アニメ版が、
ソコまで描かれるのかは、まだ分からないけど…)引続き、順次読んで楽しめればいいかな、
と、そんな感じです。