軽く読めるのがいいところ
2020/08/01 07:20
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
今作は短編ながら、最初の事件の更に続きがあるやや連作もの。いつもは裏方的な綿貫が活躍。相変わらず構えずに軽ーく読めますので、そこがいいです。
ストレンジ・シチュエーション
2017/08/27 08:41
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
エンマ様の取り調べは安心して読めますね。まさに水戸黄門です。こにょうな刑事はいるのでしょうか。読んでスカットする小説はいいですね。読むスピードが格段上がります。短編のようですがすべてつながっています。次作も楽しみです。
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エンマさまも西山くんも、相変わらず(笑)
筒井との仲も、少しずつよくなっているようで、それを認めようとしない筒井がなんだか微笑ましい。
取調室での展開はパターン化しているのだけど、それが安定した面白さにつながっている。
事件は、なんだか切ない感じのものが多かった。。。
特に、あの兄妹の件は、、、
彼らが将来、一緒にいられることを心から願う。
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相手のしぐさから真実を読み取る自供率100%の取調官、通称エンマ様のシリーズ最新刊!
本駒込署のトイレで宮出巡査が拳銃自殺をした。
一方、強盗殺人事件の現場に向かった絵麻と西野だったが、被害者夫婦の血痕がついた衣類が宮出の自宅から発見された。
宮出の単独犯として事件は解決したかに見えたが、宮出の同期・綿貫刑事は自殺を断固否定する。
絵麻は宮出の犯行方法のずさんさに違和感を覚え――。
ほか、女子大生失踪事件やアイドル殺害事件、大手企業の長女誘拐事件など、全4話を収録。シリーズ第5弾です。
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楯岡絵麻・西野コンビは、もう不動のものになったと言っていいだろう。二人の掛け合いを見ているだけでも微苦笑が浮かんでくる。微笑ましいと言われれば、ご本人たちは心外かもしれないが、なかなかいいコンビネーションである。絵麻の、容疑者の心の動きを見極める目の確かさも相変わらず鋭く、言い当てられた時の容疑者の反応も、なるほどとうなずける。ただ、取調室での尋問の際の行動パターンはそう多くはなさそうなので、そろそろネタが尽きた感は否めない気もしてしまう。まだ続くとしたら、まったく別の状況での行動捜査を見てみたい。自分の無意識の行動について、改めて考えさせられるシリーズでもある。
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マイクロジェスチャーから容疑者の心理状態を読み取り、口に出さずとも真相を言い当てる取調シーンは何度読んでも面白い。
ただ、本書はストーリーそのものに締まりが欠ける印象があり、期待値には届かなかったかな。
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今回も読みやすく一気読みしたが取り調べシーンが基本的にどの作品とも同じなので飽きてきたな。夫婦がシリアルキラーだったというのは論理的には理解できるがやややり過ぎな印象を持った。まぁ小説だからアリなのかな。
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楯岡絵麻シリーズ待望の5作目!
大脳辺縁系ちゃん。という言い方は飽きて来た…サイコパスという言葉が多用されることも気になる…全てその言葉で片付けて、仕方のないこと、みたいに言っている気がしてしまう。
内容はどんどん面白くなって行くが、うすら怖い…誉田哲也さんに近づいて来た気がする。
ブクログユーザーとしては、帯が読書メーターだということが気にくわない…
西野はキャバ嬢あかりちゃんに夢中。
一、信じる者は足をすくわれる:綿貫の同期・宮出の事件
ニ、ホーム・スイート・ホーム:行方不明の姉とその彼氏と挙動不審な妹の事件
三、センターは譲れない:現実でも流行っている地下アイドル?触れ合えるアイドルの事件
四、非家族の肖像:誘拐殺人事件。要求は過労死の償い
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お馴染みの登場人物それぞれのキャラが固定し、
何と言うか「サザエさん」のような安定の読みやすさ(^ ^
気軽なエンタテインメントとして文句ナシ(^ ^
ただ、回数を重ねたことが原因かは分かりませんが、
エンマさまの取り調べ時の「心理戦」の描写が、
だんだんアッサリとしてきているような...(^ ^;
本作は、そこが白眉だった...と思うのですが(^ ^;
特にシリーズの一冊目とかは。
あと、最後の方だいぶ「あせって」進行してる気が。
短編それぞれに通底する「最初の事件」が、
一応最後の最後で解決はするのですが...
「こんな大ネタをそんなアッサリ?」
と言うのが正直な印象で。
それはそれで丁寧に取り上げていけば、
一つの大作が作れそうな「おいしい」ネタなのに...(^ ^;
...という気分で、一つ減らして星4つとしました(^ ^;
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エンマ様シリーズ。今回も痛快にばしばし犯人を落としていってくれちゃいます。そのあたりはすっきりとするのだけれど、事件そのものはつらいものが多いですね。特に全編通して語られるあの事件の裏にあるものがあまりに酷い。
お気に入りは「非家族の肖像」。たしかに家族って一番近いようで遠い関係になってしまうのかもしれません。もちろん仲の良い家族も多いでしょうが、逆に少し何かがずれればどうしようもなくなってしまうのもまた家族。家族間の事件がもっとも多い、というのはなんだか納得できるかも。
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行動心理学を用いて相手の嘘を見破る美人刑事“エンマ様”こと、楯岡絵麻。強盗殺人事件が起こり、事件翌日に署内で拳銃自殺した刑事・宮出が犯人とされたが、同期の綿貫は、真面目で気弱な宮出の犯行を信じられず、独自で探りはじめ…。女子大生の失踪、アイドルの他殺体、歪んだ愛が引き起こす様々な事件を絵麻が捜査するなか、やがて綿貫は宮出の痛切な思いに辿り着く。
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シリーズ第5弾。
今作では絵麻の同僚の綿貫の同期が殺人事件に加担し、署内で拳銃自殺を図った事件を根底に、事件を繋ぐ連作短編集。
ここ何作かよりは地味な印象はあるが、初心に返り、大脳辺縁系に訴える絵麻の取り調べ手法が復活。
綿貫の同期の自殺の根拠が弱い分、いつもより面白さは半減してしまっているが、最近発売された新作に期待。
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私は、君と会話しているんじゃない、君の大脳辺縁系と会話しているの。
得意のフレーズが冴える行動心理捜査官 楯岡 絵麻、通称「エンマ様」。
彼女の前では、誰も嘘がつけない?
強盗殺人事件が起こり、警察署内で自殺した警官が犯人とされた。
しかし、...
短編集であり、それぞれが異なるストーリーであるが、実は、そこには、大いなる謎が隠されていた。
最後の最後に、犯人とされた警察官の痛切な思いが明らかとなり、しんみりとしました。
本当に、真実を知ることが、必要だったのか、なかなか難しいですね。
この世でたった二人の兄妹に、幸多かれと願います。
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行動心理捜査官シリーズ。人のちょっとしたしぐさで、本当のことを言っているかどうか見破ってしまうのってすごい。究極のウソ発見器のような。でも捜査には絶大な威力だけど、人付き合いは大変そう。
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気の弱い警察官。闇ギャンブルにハマる。
その警官の拳銃自殺から、始まる。
その警官が殺人事件の犯人と推定された。
楯岡絵麻と西野刑事は、真犯人を突き止めようと努力する。
西野のキャバクラ好きは、病気なようなものだ。
なだめ行動、マイクロジェスチャーをキャバクラ嬢に教える。
ウイリアムシェルドンの類型学の知見。
倉林の体型は、やや細身だが、肩と胸がしっかりと盛り上がっており、筋肉質と言える。
中胚葉型。
果たして、これで、性格まで判断できるのか?
血液型の性格決めと似ている。
ロバートマートンの「予言の自己実現」
「ある状況が起こりそうだと考えたその人たち自身によって、その状況が実現されてしまうという考え方」
パートナーに浮気を疑われている人は、そうでない人より浮気に走りやすい。
マッチング仮説とは、「人は身体的な魅力が釣り合った相手をパートナーに選ぶ」とする仮説。
釣り合い仮説。姉と妹は、同じ男に惚れてしまうが、性格で マッチング仮説が働く。
内胚葉型ぽっちゃり。
依存的、独りよがりな、気取った。
くつろいだ。愛想のいい。社交的。
女優は、本当に完璧な顔立ちというのは印象に残りにくい。ほんの少し欠点があったほうが認知的不協和を引き起こし、人目を引きつける。印象にも残る。
マッチング仮説で自分の釣り合う容姿のメンバーを応援する。
単純接触効果。風采の上がらない容姿をしているからこそ、マイナスからの加点評価になるゲイン効果。好評価をまた聞きすることで、他の子が好きな異性への評価が自分でも上がってしまうウインザー効果。性的魅力は、絶対評価ではなく、相対的評価に過ぎないし、恋愛感情なんて、錯覚の積み重ね。
事件の現場は、心理学の臨床である。
楯岡絵麻の動きは、派手さがないが 心理をめぐる攻防とも言える。
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シリーズ第5弾。
短編集。
取り調べの際に容疑者の行動を心理分析し自供を引き出す分析官のお話。
短編集なので読みやすいが、事件の深みがもう少し欲しいところ。
相棒の男性刑事がどうにも釣り合わな過ぎてもったいない。
主人公を引き立たせる為のダメな相棒設定はわかりやすいけど・・・魅力に欠ける。