ワンダーランド in 大青山
著者 倉阪 鬼一郎
舞台は人里離れた大田舎の村、大青山村。村長は村おこしのためにテーマパークを作って都会から人を呼ぼうと画策するが、開園前に早くも呼び物の「世界一長い滑り台」が台風のため崩壊...
ワンダーランド in 大青山
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商品説明
舞台は人里離れた大田舎の村、大青山村。村長は村おこしのためにテーマパークを作って都会から人を呼ぼうと画策するが、開園前に早くも呼び物の「世界一長い滑り台」が台風のため崩壊。急遽お化け屋敷をメインに開園を強行するが、これが完全な空振りで、訪れた客の笑いものになる。一方、村の近くの山奥深く、古来から狐の親子が猫又の一族と暮らしていた。愛郷心の強い老狐は、失敗したテーマパークを救うべく、勇躍お化け屋敷に乗り込むが……。あの世とこの世を魑魅魍魎が愉しく飛び交うユーモア・ファンタジー。
●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
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ド田舎の幻妖悲喜劇
2025/02/11 08:52
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投稿者:タマミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいぶ昔のファンタジー・コメディ小説が、電子書籍で復刊していた。
舞台は村おこしの失敗で困窮した、とある田舎の村。
狐と猫又の主従と幽霊になった青年が、村を救おうと奔走するが、とんでもない大惨事を招いてしまう。
ド田舎というだけで、最後までいじめられる村人たちが少し気の毒。
妖怪たちも悲しい末路を迎えるが、幻想的なラストには一抹の救いも感じられる。
一般受けは難しいだろうけど、結構好きな作品。