どうする！？　新型コロナ

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投稿者：広島の中日ファン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

新型コロナウイルスに対する重要事項が、わずか55ページのブックレットに見事に濃縮されています。30分で読み切れました。
　Q &Ａ方式を採用しています。基本に返って「正しい手洗いの仕方」の絵図が経済されるなど、読みやすくなっています。

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投稿者：6EQUJ5　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

2020年5月発行。
新型コロナウイルスに関わる問題点、対策をコンパクトにまとめた一冊。非常に参考になりました。
しかしSARS(サーズ)という名称は一気に広まったのに、covid(コーヴィッド)はあまり一般化しないのは何故なのでしょうか。

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投稿者：未来自由　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、感染症の歴史と教訓を学ぶために、関連本を渉猟している。現時点での感想は、まことに反省、反省、反省である。東日本大震災と原発過酷事故で反省し、西日本集中豪雨でも反省したが、今度もまた反省した。感染症対策、災害対策、原発ゼロを実現するには、資本主義的価値観の転換が必要だと痛感する。
　著者は、早くから今日の日が必ず来ることを警鐘していた。『人類VS感染症』『正しく怖がる感染症』『H5N1』『隠されたパンデミック』を続けて読んだが、著者の訴えは一貫している。そして、警鐘を鳴らしていた人がたくさん存在する人々いるのに、真摯に受け止めてこなかったことは痛恨の極みである。これからは、しっかりと受け止めて、新たな感染症にも対応できる社会の実現に向け、微力ながらも発信し続けたい。
　本書は、新型コロナウイルスの特徴、に限定して、1)潜伏期間が長い、2)潜伏期間中も感染源になる、3)感染しても無症状のことが多い、4)体外生存期間が長い、5)「抗ウイルス薬」も「ワクチン」もない、6)致死率が日を追うごとに大きくなっている、などが分析。
　これから私たちがどうしなければならないかに集約する視点から書かれている。とりわけ、コロナウイルス感染症ＳＡＲＳ（2002年11月～7月）との違いを明らかにすることによって、大流行を阻止し、被害を最小限に食い止める対策を示している。同時に、医療崩壊を絶対に招いてはならない、医療が崩壊すれば守れる命も守れないことを明らかにしている。医療提供体制の拡充は新型コロナとたたかうために欠かせないことを肝に銘じて、声をあげていかなければならない。
　ただ、自治体首長のリーダーシップを強調しているが、政府へのリーダーシップを求める主張が弱い。著者の政府や厚生労働省への不信の反作用かもしれない。いずれにしても、国民の声が、政府が全国民への10万円給付へと方向転換させた。一人ひとりが声をあげることが重要である。
　ぜひ、本書を読んで社会と生活にいかして欲しい。