「生存競争」教育への反抗
著者 神代健彦
我が子の「教育」が苦しい――それはあなた一人の責任ではない。「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう! どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育...
「生存競争」教育への反抗
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
我が子の「教育」が苦しい――それはあなた一人の責任ではない。「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう! どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育で挽回しようとしているようだ。まるで、「最小限のコストで最大限の商品(人材)を納品しろ」と言わんばかりである。そんな社会を生きる私たちの子育て――とりわけ教育は、じつに悩ましい。なぜこんなにも苦しいのか。しかし本書は、「それはあなた一人の責任ではない」と説く。これは社会全体の問題なのだ。では、どうすればいいのか。本書は、明治時代から現在に至るまでの教育の歴史を振り返りながら、私たちが教育に期待すべきこと、そしてその実践の方法を試みる。これは教育学からの反抗であり、絶望に包まれた教育に対する、たしかな希望の書となるだろう。
目次
- はじめに/第一章 教育家族は「適応」する/第二章 教育に期待しすぎないで/第三章 教育に世界(コンテンツ)を取り戻す/第四章 そして社会と出会う、ただし別の仕方で/おわりに/あとがき
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
「教育とは何ぞや」を説いた本
2020/08/12 18:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
教育学者の著者が、「教育とは何ぞや」との基本に立ち返り、教育のあり方を説いている1冊です。
「社会に役立つ子どもを学校教育で作ること」に対し、決して著者は反対とは言っていません。あくまで中立的見解です。教養として読んでみてはいかがでしょうか。
期待過剰は禁物
2020/11/18 17:11
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代の変化に伴って詰み込み過ぎと評価されたり余裕を持たせ過ぎと評価されたりする教育の背景を分析しながら、救世主待望論ではなく、世界との出会いとしての教育やよく生きるための教育をいかに実現するかを考察した書。