七つの魔剣が支配する　（３）

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

今巻第3巻は第10話「畏怖」～第14話「エピローグI」の漫画本編と、
主人公オリバー=ホーンの初期設定画(1頁)を収録。
前巻第2巻のラストで、「紅王鳥」と書いて「ガルダ」と読むらしい「神獣の眷属」らしい強力魔物が登場し…
な緊急事態での主人公達の決死の戦闘光景…からの今巻開幕。

ガルダってネーミングは…
「インド神話に登場する炎の様に光り輝き熱を発する神鳥」の「サンスクリットやヒンディー語による名称」
から取ったネーミングみたいだね…。

絶体絶命の窮地に意地を見せ参戦加勢したリチャード=アンドリューズとの共闘で格上難敵撃破、
共に戦った戦友の誇り高き未来を祈る言葉。

騒動で一躍人気者になったナナオと、ご褒美の祝福キスの件。

オリバーの事をノルと愛称で呼ぶ従姉シャノン=シャーウッド登場。

入学式前からの一連の騒動で、判明した部分と謎なままの部分の件。

カティ拉致騒動と人語を解し喋るトロール…で、見えてきた騒動の真相。

石蛇の魔眼を持つ4年生の先輩ヴェラ=ミリガン×オリバー&ナナオ対決攻防顛末。
状況を打破する一刀を出そうとしたナナオが結果、無自覚に放った「七つ目の魔剣」…を目撃したオリバー。

ともかくカティを救出…その後の事情説明対話にて。

錬金術教師ダリウス=グレンヴィルとの因縁と、オリバーが取る復讐の剣…の件。

…そんなこんなで去年2023年7月から放送されていたTVアニメ版の第四話「円形闘技場」の前半途中から、
第五話「蛇眼」、そして第六話「顕現」の後半途中まで…に相当する内容だった今巻第3巻。
但し、アニメ版では、
このコミカライズ版では描かれてなかった場面描写も幾つかあった件…隠密護衛テレサとの対話場面とか…
原作小説ではその場面描写があるのか、先の物語展開を見越してのアニメ版での独自の挿入場面なのかは、
原作小説を読んでない自分には判断出来ないけれど。
ともかく、今巻は、
ナナオが求める「相愛の剣」に対して、主人公オリバーが取るのは「復讐の剣」であるという…
皮肉な対極構図…第1巻時点から、
訳有りそうなのは匂わされていたけれど明かされていなかった主人公のバックボーンに関する部分が、
やっと少し明かされた、そんな巻で、ココからがこの作品の真の開幕とも言えるのかもな、
と。