さもしい浪人が行く 元禄八犬伝 一
著者 田中啓文
網乾左母二郎は金のためなら手段はいとわぬ小悪党。流れついた大坂で、悪党仲間の怪盗・鴎尻の並四郎、妖婦・船虫の二人としがない日々を送っている。そんな折、犬公方・綱吉に集めら...
さもしい浪人が行く 元禄八犬伝 一
商品説明
網乾左母二郎は金のためなら手段はいとわぬ小悪党。流れついた大坂で、悪党仲間の怪盗・鴎尻の並四郎、妖婦・船虫の二人としがない日々を送っている。そんな折、犬公方・綱吉に集められた「八犬士」が、失踪した綱吉の娘・伏姫探索のため大坂に。なぜか協力することになった左母二郎たちだが、矢数俳諧と通し矢を巡る大陰謀に巻き込まれ──悪党が巨悪に立ち向かう痛快伝奇時代小説、ここに開幕!
目次
- 第一話 通し矢と矢数俳諧/第二話 真白山の神隠し
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刺身の妻のような八剣士
2020/11/24 20:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:再版 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鍋奉行犯科帳、浮世奉行に続く集英社いきなり文庫刊の新シリーズ。主役は前作の3悪人のような悪党で、八犬伝と銘打ち八剣士も数名登場するが、それはなんとなく刺身の妻のような。
新・新八犬伝?
2020/11/16 21:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mamo - この投稿者のレビュー一覧を見る
八犬伝と言えば、NHKの人形劇「新八犬伝」。
平日の夕方15分程度の番組だったと思うが、クラブを終えて帰宅して、
テレビにかじり付いていたように思う。
何といっても八犬士はカッコよかった。しかし悪役も負けじと頑張っていた。
関東管領、玉梓の怨霊、舟虫、そして今回の主役、網乾左母二郎。
カネのためなら手段を選ばぬ小悪党なれど、悪党には悪党なりの理念があり、
相手が八犬士だろうが大名だろうが負けてはいない。
小悪党が巨悪に挑む痛快時代劇。