プラトン的恋愛
著者 金井 美恵子
読者にも作品を書くことのエロティシズムを共有させる、研ぎぬかれた文学。泉鏡花賞受賞作ーーあなたの名前で発表された小説を書いたのはわたし……との書き出しで届く奇妙な手紙は、...
プラトン的恋愛
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商品説明
読者にも作品を書くことのエロティシズムを共有させる、研ぎぬかれた文学。泉鏡花賞受賞作ーーあなたの名前で発表された小説を書いたのはわたし……との書き出しで届く奇妙な手紙は、小説を発表するたびに必らず送られてきた。小説を書くことによって、初めて彼女との関係が始まるのだ……。書くことに内包されたエロティシズムの悦楽と恐怖とを、読者＝作者に鋭く突きつけた、現代文学の成果。泉鏡花賞受賞作品。
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金井氏の作品はもっと読まれるべき
2020/09/12 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの作品もよかったのだが、「あなたの名前で発表された小説を書いたのはわたしです」という手紙をもらってしまう作家（プラトン的恋愛）、亡くなった、昔肉体関係をもったことのある女の日記を読まされることになる男（日記）、あと「二つの死」「木の箱」「公園の中の水族館」といった子供のころのあやふやな記憶を題材にしたものが面白く思えた（私にも文才があれば面白く展開できそうな思い出がいくつかあるのに）
