物語 東ドイツの歴史 分断国家の挑戦と挫折
著者 河合信晴 著
ドイツは第二次世界大戦の敗北後、東西に分裂する。ソ連の影響下、社会主義国として四〇年にわたり存在したのが東ドイツである。東西統一後、東ドイツは、非人道的な独裁政治やシュタ...
物語 東ドイツの歴史 分断国家の挑戦と挫折
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商品説明
ドイツは第二次世界大戦の敗北後、東西に分裂する。ソ連の影響下、社会主義国として四〇年にわたり存在したのが東ドイツである。東西統一後、東ドイツは、非人道的な独裁政治やシュタージといった秘密警察の監視など、負の側面ばかり強調されてきた。本書は、ベルリンの壁崩壊後に明らかになった史料から、楽観的で無責任な指導部、豊かさを求めて声を上げる民衆など、壁の向こうの実験国家の実態と全貌を描く。
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東西統一
2024/01/15 04:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
1990年でしたが、あのあと東ドイツはどうなったのか、かなり、気になっていたので、手にしました。ドイツ旅行した人の話では、二十年前は、かなり、貧富の差があったと言ってましたけど。
擁護でも切り捨てるのでもなく
2023/09/25 22:30
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
東ドイツというと秘密警察に象徴される暗い抑圧国家というイメージがまず浮かぶ。しかしそれだけではこの国家が40年続いたことや東ドイツを懐かしむ「オスタルギー」の発生を説明することはできない。本書は東ドイツを擁護するものではないが、ただ悪と切り捨てて終わりにするのでもない。また冷戦の勝者となった西側の傲慢さのツケというのも改めて問われるべきであろうことが確認できる。
物語 東ドイツの歴史
2023/08/25 20:34
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在では西ドイツに比べて遅れていた共産国家というイメージがあるが、当時の東側諸国のなかでは仕方がなかったのか、という気もしてきた。ソ連から安く資源を輸入し、それを加工するため、ソ連に余裕がなくなり、自立を求められると、立ちゆかなくなるというのも納得。
意外だったのは、請願制度があり、返答が義務付けられていたということ。
実験国家の実態
2023/02/11 18:05
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投稿者:ホーネッカー - この投稿者のレビュー一覧を見る
趣味で冷戦期のドイツについて調べているときに出会いました。わかりやすい図表や写真とともにまとめられていて読みやすかったです
東ドイツとは何だったのか
2022/03/15 16:13
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
東ドイツは常に西ドイツの経済状況と比較された。当局は西を追い抜くと非現実な目標を掲げ続けるも国民には正しい情報を与えなかった結果、矛盾が大きくなり崩壊するまでの過程が興味深い。旧東独の経済状況は現在にも影響があり考えさせられる。
1945年に東西に分断され、90年に統一された東ドイツの実像に迫りながら、そのイメージを新たにしてくれる一冊です!
2021/03/02 11:25
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、第二次世界大戦後、東西に分断されたドイツ、特に東ドイツの歴史について詳細に解説した書です。1945年5月のベルリン陥落後、ドイツは英米仏ソの4ヵ国に分割占領されました。1949年に東西に国家が樹立され、1990年にようやく東西の統一を果たすまで長い間の分断が続きました。同書は、社会主義陣営に属し、米ソ対立の最前線にあった東ドイツの軌跡を詳細に追った内容となっており、政治史を中心に、経済、外交、人びとの日常が丹念に描き出されています。非人道的な独裁政治や秘密警察による監視という負のイメージで語られがちな実態に迫りながら、その像を一新する一冊と言えるでしょう。
東ドイツ
2021/01/10 09:57
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦後、東西に分断されたドイツの歴史がよくわかりました。特に、東ドイツに焦点を当てて、興味深かったです。
楽しく東ドイツを学べました
2020/11/18 23:09
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて存在した社会主義国・東ドイツについて学びたくて、タイトルに惹かれて購読しました。
東ドイツの歴史が、時系列に詳しく書かれています。どんな政治家がいたかなど、盛りだくさんの内容だったので、歴史への探究心を持ちながら、楽しく読むことができました。
東ドイツについて、これほど詳しく書かれている新書はほかにないのではないでしょうか。そう考えると、当書は大変、存在価値の高い1冊と言えましょう。
堅苦しい感がある中公新書ですが、他の中公新書に比べて、比較的読みやすい内容です。
過ぎ去りし国家
2020/10/22 08:34
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投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
若い年代の人は、東ドイツ等という国は、知らない人が多いでしょう。しかし、まだその国で生きた人が、現在もいるのです。しかし、年月は、その東ドイツを過去に追いやり、いずれは、ヒッタイトや匈奴のように歴史にだけその存在を示すものとなるでしょう。しかし、まだまだ現在とつながっており、崩壊後30年、東ドイツを検証することも重要でしょう。中公新書の『物語○まるの歴史』シリーズの一冊となったことを歓迎するものです。