大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)
著者 永井紗耶子
上様の寵愛こそすべて、とは考えなかった女性たちがいた。御手つきとは違い、昼間の仕事に励んだ「お清」の女中たち。努力と才覚で働く彼女たちにも、人知れず悩みはあって……。里に...
大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)
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商品説明
上様の寵愛こそすべて、とは考えなかった女性たちがいた。御手つきとは違い、昼間の仕事に励んだ「お清」の女中たち。努力と才覚で働く彼女たちにも、人知れず悩みはあって……。里に帰れぬ事情がある文書係の女、お洒落が苦手なのに衣装係になった女、大柄というだけで生き辛い女、負けるわけにはいかぬが口癖の女。涙も口惜しさも強さに変えて、溌剌と自分らしく生きた女たちを描く傑作。(解説・細谷正充)
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大奥女中のお仕事
2021/08/01 17:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
艶福家で側室も子供も多かった将軍家斉の大奥が舞台。
寵を競った側室たちが主役ではなく、きちんと役目を頂いてる女中たちのお仕事小説。
男は家格以上の出世は望めないけど、才覚次第で出世が臨める女たちの唯一の場所。
市井では行き辛さを感じていた女たちが、努力と才覚で仕事をしている様子が軽妙に描かれてます。
ドロドロでない大奥も面白いもんだと、思いました。
心地よい
2025/01/06 13:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでて心地よかった。
各話の主人公もだけど、周りの人達が良い。
前向きな気持にさせてくれる。
正さんが特に良かったなあ。
女の園
2024/03/25 00:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容はタイトル通り。
大奥を舞台にしたいわゆるお仕事小説。
大奥内の人間関係。
に、とどまらず市井の者との交わり。
ときには動物を通して。
自身のありさまを見定められている姿は
どのようなものであれ美しい。
大奥づとめ
2023/10/03 11:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
大奥にはいろいろな仕事があるのですね、まずそのことに感心しました。テレビで大奥は権力争いや上様の寵愛を受けるための策等が印象に残っていますから。事情があって大奥につとめることになった女性達ですが、夕顔さんのような明るい女性がいれば楽しいでしょうね。大奥の観方も変わりました。
江戸も現代も同じところアリ
2021/07/16 11:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
大奥に働く勿論女子。
働きがいがありそう。
それぞれが仕事に工夫を加え、自らを鼓舞し、生きている。
なんだ、今の会社生活と変わらないところ多いじゃん。
とても興味深いこの本。
大オススメです
大奥に勤務の女の話
2022/09/27 01:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大奥というと、殿様の寵愛競い合いで、女達のドロドロ模様……かとおもいきや、これは、女中さんたちの裏方のお話です。へえーと、思うことや、なんなんこれと突っ込みたくなること……。知らない世界が沢山で、楽しめました。