殿様は「明治」をどう生きたのか2
著者 河合敦
江戸時代に各地を治めていた藩主は、明治四年の廃藩置県によって国元から切り離されて強制的に東京住まいとなった。戊辰戦争で勝った大名も負けた大名も一緒くたに、領地は没収され、...
殿様は「明治」をどう生きたのか2
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商品説明
江戸時代に各地を治めていた藩主は、明治四年の廃藩置県によって国元から切り離されて強制的に東京住まいとなった。戊辰戦争で勝った大名も負けた大名も一緒くたに、領地は没収され、家臣は解散させられた。
最後の将軍、徳川慶喜は狩猟や写真に生きることで自分の政治力を封印した。
慶喜の兄、鳥取藩の池田慶徳は、誠実さと勤勉さで藩をまとめ、維新後も領民を気にかけ、国家に尽くし、飄然と世を去った。
そのほか地方行政に腕をふるった上総の一宮藩一万石の加納久宜、商社を経営しクリスチャンとなった三田藩九鬼義隆、箱館戦争まで参戦後二十年隠棲した最後の老中安藤政信など、十二名の元殿様の知られざる波乱に富んだ生き様を、人気歴史研究家の河合敦先生が紹介する。
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知らなかった殿様の人生
2022/03/31 05:34
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ドラマ化して欲しい」と思う逸話が盛りだくさんの一冊だった。
1万石の殿様から鹿児島の知事になり「彼のおかげで鹿児島は大発展をみた」と言っても過言ではない活躍。政府要人の声もあったのに元領地一宮の町長に請われてついた加納久宜に特に興味を持った。
巻末の大名屋敷ガイドは大変参考になる。