アルファ野獣王子と宿命のオメガ
著者 著者:墨谷 佐和 , イラスト:タカツキ ノボル
三百年に一度生まれる忌むべき存在のオメガといわれ、幼いリオンは森の中に捨てられた。かつて野獣族が治めていたが、悪しき魔術を操る魔獣族との戦いでどちらも滅び荒れ果ててしまっ...
アルファ野獣王子と宿命のオメガ
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商品説明
三百年に一度生まれる忌むべき存在のオメガといわれ、幼いリオンは森の中に捨てられた。かつて野獣族が治めていたが、悪しき魔術を操る魔獣族との戦いでどちらも滅び荒れ果ててしまった森の奥。荘厳な城に迷い込んだリオンは一人の少年に保護された。そこは僅かに生き残った野獣族が暮らす城で少年は王子ユリアスだった。彼らはある呪いをかけられていてそれを解く鍵こそオメガなのだが、リオンは何も知らぬまま十三年が経ち…。
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「ぼくは、ユリアスさまに出会うためにオメガに生まれてきたんだね」本文より。
2023/04/23 20:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の国の人間と森の国の野獣族、そして領土をもたない魔獣族が暮らす世界が舞台のお話です。
ネタバレがあります。
●生き残った野獣族の王子で15歳のα攻め・ユリアス
●5歳の誕生日に森に捨てられたΩ受け・リオン
●魔獣族の生き残りで魔獣王の息子・グリフィス
○両視点
魔獣族が攻めてきて相討ちとなり、ともに滅ぶまで野獣族が治めていたとされる森の国。その近くの村、クラフで両親と祖母、妹の五人で幸せに暮らしていたリオン。
ところが五歳の誕生日に背中に紋様が浮き出て、野獣族のアルファを誘惑するオメガだとわかり、リオンは家族と引き離され役人によって森に捨てられてしまいます。絶望しながら森を彷徨うとあるお城にたどり着き、そこで出会ったユリアスに保護されました。
実はユリアスは野獣族の生き残りで、滅ぶ間際の魔獣族からかけられた呪いを解き、王家再興を志す王子だったのです。そしてその呪いを解くには、オメガが関わっていて・・・
「美◯と野獣」のように、呪いが解かれると人外から人の姿に戻るのが物語のセオリーです。ところがこの作品はそれとは逆の、攻めにかけられた「人の姿に変えられる呪い」を受けが解き、攻めが野獣の姿に戻る「変化球なオメガバース」ファンタジー。
15歳と5歳で出会い、家族のようにむつまじく暮らしていたふたり。やがてリオンが18歳になり、心と体が変化するのにあわせて事態が動きます。
野獣族の呪いを解く鍵とは何なのか、襲ってくる魔獣族の生き残りは倒せるのか。それは読んでからのお楽しみ〜。
年の差の要素もあって、あとがきの「イメージは大きく源氏と若紫で(笑)。」に納得!
タカツキノボル先生のイラストは、ファンタジーと相性がいい。
前向きで強い受け
2022/02/15 12:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔獣族との戦いで生き残った野獣族の王子様の呪いを解くのは300年に一人しか生まれない人族のオメガだった。
野獣族を嫌っている人族でしかも300年に一人という無理ゲーにも拘らず、忌まわしき子だと受けは5歳の誕生日に森に捨てられ攻め王子と出会う。
野獣族の宰相が一族や国を再興しようとするあまり口煩かったり、魔獣族の生き残りの王子が敵対するが概ね平和で二人の仲は良好で始終甘々。
「かえるの王様」や「美女と野獣」を彷彿とさせるようなストーリーだが決定的に違うのは呪いで「人族」にされること、ある意味シュールだ。