准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの
著者 澤村御影(著者) , 鈴木次郎(イラスト)
青和大の女子学生が高槻と尚哉の元へ相談に訪れた。サークルの友達と一緒に、雑居ビルのエレベーターで「異界に行く方法」を試した翌日、うち一人が行方不明になったという。心当たり...
准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの
商品説明
青和大の女子学生が高槻と尚哉の元へ相談に訪れた。サークルの友達と一緒に、雑居ビルのエレベーターで「異界に行く方法」を試した翌日、うち一人が行方不明になったという。心当たりを尋ねると、彼女の声は歪み――。(――第一章「違う世界へ行く方法」)遠山からの依頼で、栃木の山奥へ赴いた高槻と尚哉。別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、不審な出来事が相次ぎ、困っているという。しかもその沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしく!? (――第二章「沼のヌシ」)「――先生が全部忘れても、俺が覚えています。約束したでしょう」実写ドラマ化で話題騒然&人気沸騰!異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第7弾!
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読み進めてしまう
2024/10/22 16:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆめこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高槻先生と深町くんが、相変わらず事件に巻き込まれまくってます。健ちゃんも心配しちゃいますね…。
どのお話もハラハラドキドキして一気に読んでしまいました。
☆怪異か? 人為か?☆
2024/05/16 18:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
【違う世界へ行く方法】
同じ大学の1年生から、《異界エレベーター》に関する依頼が舞い込んでくる。友達とエレベーターで異世界に行く方法を試した翌日、1人が行方不明になったという。捜索にいった先は、新宿のとある古びたビル。そこのエレベーターを使用し、異界に行けるかどうかを試してみるが、何も異常は起こらない。深町が試してみても、特に異常はなかったが、5階で停止したときに、女性が乗り込んできて、飴が欲しいかを訪ねてきた。行方不明事件と関係があるのだろうか?
大学に入学したことにより起こる不安に焦点を当てた作品であり、異界以上の現実味のある作品であった。
【沼のヌシ】
遠山からの依頼で、栃木の山奥へ赴いた高槻と深町。別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、フェンスが泥だらけになる、自損事故に遭うといった不審な出来事が相次ぎ、困っているという。しかも、その沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしい。現地に行って調査をすると、一人の老婆がヌシ様伝説を盾に、工事を邪魔していることがわかった。ただし、そのヌシ様伝説には、《ヌシ様の嫁》という尾ひれがついている。一体、沼にはどんな秘密が隠されているのか?
伝承の中には、現実に起こった哀しい事実を認めたくないという思いから事実を捻じ曲げてしまうことがある、というものもあることをテーマとした作品だ。
【人魚の肉】
人魚の肉を提供するレストランがあるらしい。そんな浮世離れした噂を調査するため、高槻と深町はあるレストランに赴いた。そこには何と、沙絵が働いていた。一体何のため?
しかし、そのレストランでは人魚の肉にはありつけなかった。 ・・・だが、レストランのオーナーの言動等をみると、怪しい・・・
その後、調査を進めていくと、レストランのサイト上にあるヒントを解き、レストランである言葉を囁くと、特別な料理を提供してくれるという。そして、謎を解いた高槻と深町は再びそのレストランを訪れ、ある言葉を囁くと、個室に案内をされ・・・
スタンリイ・エリンの『特別料理』を髣髴とさせる作品だった。
☆怪異か? 人為か?☆
2024/05/16 18:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
【違う世界へ行く方法】
同じ大学の1年生から、《異界エレベーター》に関する依頼が舞い込んでくる。友達とエレベーターで異世界に行く方法を試した翌日、1人が行方不明になったという。捜索にいった先は、新宿のとある古びたビル。そこのエレベーターを使用し、異界に行けるかどうかを試してみるが、何も異常は起こらない。深町が試してみても、特に異常はなかったが、5階で停止したときに、女性が乗り込んできて、飴が欲しいかを訪ねてきた。行方不明事件と関係があるのだろうか?
大学に入学したことにより起こる不安に焦点を当てた作品であり、異界以上の現実味のある作品であった。
【沼のヌシ】
遠山からの依頼で、栃木の山奥へ赴いた高槻と深町。別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、フェンスが泥だらけになる、自損事故に遭うといった不審な出来事が相次ぎ、困っているという。しかも、その沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしい。現地に行って調査をすると、一人の老婆がヌシ様伝説を盾に、工事を邪魔していることがわかった。ただし、そのヌシ様伝説には、《ヌシ様の嫁》という尾ひれがついている。一体、沼にはどんな秘密が隠されているのか?
伝承の中には、現実に起こった哀しい事実を認めたくないという思いから事実を捻じ曲げてしまうことがある、というものもあることをテーマとした作品だ。
【人魚の肉】
人魚の肉を提供するレストランがあるらしい。そんな浮世離れした噂を調査するため、高槻と深町はあるレストランに赴いた。そこには何と、沙絵が働いていた。一体何のため?
しかし、そのレストランでは人魚の肉にはありつけなかった。 ・・・だが、レストランのオーナーの言動等をみると、怪しい・・・
その後、調査を進めていくと、レストランのサイト上にあるヒントを解き、レストランである言葉を囁くと、特別な料理を提供してくれるという。そして、謎を解いた高槻と深町は再びそのレストランを訪れ、ある言葉を囁くと、個室に案内をされ・・・
スタンリイ・エリンの『特別料理』を髣髴とさせる作品だった。
失踪事件
2024/04/23 06:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大体が失踪事件というと、世間では神隠し、なんて言い方で、人間の仕業とはされないまま、事件化されないこともありますが、真相は殺人がらみであったりとか。と、思いながら読みました。深町くんが高槻准教授をサポート。
夏樹くん。
2022/04/24 09:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:showan - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の章で、まさかの夏樹くん登場。ということは、これから、彰良がコスプレしたドラキュラの本物作家が登場することもあり?ということ。異界との接点はますます大きくなり、もう一人の彰良の登場も増えて、彰良の身体はどうなっていくのでしょう。そして深町くんの存在意義も深まっていくのかと考えると、この先の展開への期待度が増します。まだまだ、彰良失踪の事実解明にも至っていませんし、それが解明されたときに、何をみせてくれるのか…。異界というものが一つとは限らないし、そこに少しの歪みがあれば、何重にも折り重なる異界も存在するのではないかと思うと、人間が作りだした偽の怪異とは対照的な本物の異界へあざなうストーリーを待ってしまいます。今回の夏樹の登場を見て、まだドラキュラ3部作を知らない方は、次の推察8が出る間にまず読んでみてください。