- 販売開始日: 2022/07/08
- 出版社: フォレスト出版
- ISBN:978-4-86680-802-4
世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた
著者 北畑淳也
■残酷な未来を生きるための知的武装取り上げた名著は自分の人生に無関係に思えるものもあるかもしれません。しかし、「思想」というものが、実は極めて身近であり、社会はもちろん我...
世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた
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商品説明
■残酷な未来を生きるための知的武装
取り上げた名著は自分の人生に無関係に思えるものもあるかもしれません。
しかし、「思想」というものが、実は極めて身近であり、
社会はもちろん我々の思考や生き方を深いレベルで縛っていることを実感するはずです。
■たとえば…
Q.どうしてマスコミは偏った報道ばかりするのか?
→W.リップマン『世論』
Q.中国や韓国への差別意識はどこからきたのか?
→杉田聡編『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集:「国権拡張」「脱亜」の果て』
Q.金儲けは悪いことか?
→ジェイン・ジェイコブズ『市場の倫理 統治の倫理』
など
■「哲学」と「思想」の違いとは?
もちろん厳密な定義というのはありません。
そこで本書では、「哲学」が物事の根本原理を探求するものだとしたら、
「思想」は「現実において具体的にどうなるか」を突き詰めて考えるものだと定義しています。
たとえば、「神はいるのか?」「善とは何か?」といったものを徹底的に探求する内向きの思考が哲学だとしたら、
どのように考えて行動すれば理想の人生を歩めるか、理想の社会を築けるか、という外向きの思考が思想ということです。
当然、「保守」や「リベラル」といった政治思想もそこに含まれます。
哲学は生き方の指針を教えるものもあり、人生や社会の価値判断を考える上で重要です。
しかし、複雑化した世界や生き方が問われることが顕著な現代にあっては、「思想」がより求められているのです。
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思考することが人生において大事だとよく感じました。
2024/05/20 23:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
思想書、哲学書を読むことの大切さを教えてくれる本。昨今言われがちな役に立つか立たないかで物事を判断する事が正解なのか?疑問に感じる人は読みましょう。
解釈の余地
2019/10/14 15:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のような本を紹介する本は、近年無数に出版されている。その中には、単に紹介する本の雑な紹介で終わるモノも多い。しかし、本書は、一見そのような書籍に見えるが、過去の偉人の本を下敷きに著者のオリジナルの主張を行っている。その点では、評価すべきとろろはある。しかし、本書で紹介されている書籍を何冊か読んだことがあるが、その書籍の解釈として正しいのか甚だ疑問に思うことが多々あった。紹介している書籍の中の一部の言葉を取り出して、論を展開しているところが散見されるからだ。そのような短所はあるものの、著者が取り上げている書籍は他に類はなく、一から本書のために考えて選書されていることもうかがえる。