- 販売開始日: 2022/07/16
- 出版社: 河出書房新社
- ISBN:978-4-309-29207-6
百億の昼と千億の夜 完全版
光瀬龍の壮大なSFを萩尾望都が鮮やかにマンガ化した傑作が「完全版」として大判サイズで蘇る! 特別企画「萩尾望都に聞くSF質問100」、初公開イメージスケッチなど豪華永久保...
百億の昼と千億の夜 完全版
商品説明
光瀬龍の壮大なSFを萩尾望都が鮮やかにマンガ化した傑作が「完全版」として大判サイズで蘇る! 特別企画「萩尾望都に聞くSF質問100」、初公開イメージスケッチなど豪華永久保存版。
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SFコミックの金字塔
2022/07/17 18:59
12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
光瀬龍のたいへん入り組んだ原作を見事に視覚化した文字通りSFコミックの金字塔である。原作の持つ 宗教的 哲学的 物理学的な論述を、大変にわかりやすく視覚化している。登場人物たちも皆生き生きとしているが、特に阿修羅王の造形は素晴らしい。萩尾望都が創造したキャラクターの中でも屈指の名作と思う。
やっぱりタイトルが素晴らしい
2025/01/02 11:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
難解な原作が視覚化されており、それを通して読むことで、ようやくストーリーが理解できるようになりました。
細部では原作と異なる部分もありますが、小説でしか表現できないことを漫画で表現されているのが素晴らしい。特に阿修羅王の造詣が素晴らしい。
ただ、全体を見渡して考えると、結局は何をやろうと、釈迦の手のひらの上で遊んでいるだけではないか、という虚しさを感じてしまいます。
思い返すと、本作が週刊少年チャンピオンに掲載されていたころは、ドカベンやマカロニほうれん荘などが連載されたチャンピオン全盛期、そんな人気作品に比べて線が細くて地味、しかも場面が頻繁に変わるのに説明が少なく、断片的に見ていただけだったので、全く理解できていませんでした。
それでも、子供心にも印象的なタイトル名には引っかかるところがあり、頭の片隅に記憶された場面がいくつかありました。
特に覚えているが、登場人物によるの「神は裁くものなのか」という問いかけで、宗教というものに対する基本的な考え方が自分の中に生まれたように感じています。
また、遠未来都市では人は仮想現実空間(当時はそんな言葉はありませんでしたが)で生きているという場面も記憶に残っており、映画「マトリックス」のようなちょっと危ない世界の考え方が植え付けられた気がします。
なお、萩尾望都による漫画の完全版なので、いろんなメディアに発表されたことが分かる年表が充実してはいるのですが、原作のことも少しくらいは掲載されていてもよいかと思います(雑誌掲載や書籍発表、また後年の追記などを)。
また、原作との差異、作家自身やSF関係における位置づけなどの解説があるとよいと思います。
輪廻は繰り返されるのか?
2023/04/21 12:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幻の文明、宗教の開祖、そういったモチーフがちりばめられ、どうして命や思想が生まれて行ったか、その根源を問う。