- 販売開始日: 2022/08/12
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- レーベル: ディスカヴァーebook選書
- ISBN:978-4-270-00665-8
文豪の翻訳力 近現代日本の作家翻訳 谷崎潤一郎から村上春樹まで
著者 井上健
現代日本語を語る上で欠かせない外国文学の翻訳。作家は何を求めて原文と向き合い、何を得たのか?比較文学の第一人者の秀作評論二葉亭四迷、森鴎外の例を待つまでもなく、作家による...
文豪の翻訳力 近現代日本の作家翻訳 谷崎潤一郎から村上春樹まで
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商品説明
現代日本語を語る上で欠かせない外国文学の翻訳。
作家は何を求めて原文と向き合い、何を得たのか?比較文学の第一人者の秀作評論
二葉亭四迷、森鴎外の例を待つまでもなく、作家による外国文学の翻訳は日本近代文学の成立に決定的な影響を及ぼした。
大正期にも谷崎潤一郎、佐藤春夫、芥川龍之介などが積極的に翻訳を行い、自らの文体を磨き、創作の幅を広げてきた。
その頂点とも言うべき存在が村上春樹であり、アメリカ文学の受容と翻訳の取り組みがなければ、
現在の村上文学は存在しなかったと言っても過言ではない。
作家たちは果たして何を求めて外国文学の原文と向き合い、何をそこから得たのか?
日本語と日本文学に、翻訳はどんな影響を及ぼしてきたのか?
比較文学の第一人者が、多様な視点から「作家の翻訳」を考察する、畢生の秀作評論。
翻訳者、翻訳志望者はもとより、日本語と日本文学に関心のある読者、必読の書。
(※本書は2011/8/25に株式会社 武田ランダムハウスジャパンより発売された書籍を電子化したものです)
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誤訳指摘本の類ではない
2024/02/24 23:59
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
翻訳に手を染めた作家はたくさんいるが、ではその翻訳力はどうであろうか。谷崎潤一郎や芥川龍之介といった昭和初期から池澤夏樹、村上春樹あたりの世代までが論じられている。誤訳指摘本の類ではなく、翻訳論として読むことができる。