マルクス・アウレリウス「自省録」を読む
著者 岸見一郎
「人生は短い。熟慮と正義を備え、今を無駄にしてはならない」「お前の内を掘れ。掘り続ければ、そこには常に迸り出ることができる善の泉がある」「お前が何か自分の外にあるもののた...
マルクス・アウレリウス「自省録」を読む
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商品説明
「人生は短い。熟慮と正義を備え、今を無駄にしてはならない」「お前の内を掘れ。掘り続ければ、そこには常に迸り出ることができる善の泉がある」「お前が何か自分の外にあるもののために苦しんでいるのであれば、お前を悩ますのは、その外なるものそれ自体ではなく、それについてのお前の判断なのだ」――古代ローマ帝国の哲人皇帝による不朽の名著『自省録』をベストセラー『嫌われる勇気』の著者が訳・解説。不確実な時代の道標となる珠玉の言葉の数々がここに。
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アウレリウス「自省録」の解説
2023/02/01 11:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
アウレリウス「自省録」は、そのまま読んでいても、文章表現そのものが格調高いのか、素直に読めないところがある。そのため、この書のような解説があると理解しやすさが増す。ローマ皇帝として政務や軍務に忙しく励む中で、自分自身と向き合い、自分と対話するという形で、備忘録のようにギリシャ語で書き綴った「自省録」は、ひとつの哲学書のような存在として残った。自分ができることと出来ないことを見極め、力の限りできることをして、今日を大切に過ごすことが大切だ。そう、今この世を立ち去ることができる者のように生きる。