暴食のベルセルク～俺だけレベルという概念を突破する～ THE COMIC 9

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この漫画版第9巻は、第42話～第47話を収録。
今月下旬の1週間のポイント5倍キャンペーンの対象作品になっていたのと、
2023年10月から放送が始まって今放送中のアニメ版『暴食のベルセルク』を視ている、
という縁もあって、第1巻から順次買って読んできて、
今もうアニメ版で放送される内容よりも先の展開の巻まで読み進んだ状態だけど、
買い始める前に、第9巻の概略商品説明を読んだ際に、
「古代の魔物の企みによってフェイトとロキシーの身体が入れ替わってしまう!?」
みたいな展開になると書いてあった…のが気になって、
この巻までは買って読みたいな、と思っていたのと、丁度、
ポイント5倍キャンペーンの最終日11/28だったのと、6時間限定25%引クーポンが利用出来るタイミング
だったこともあり、どうせ買って読むならこの機会に買っておこう、
と購入。
で、即、チラッと最初のほうだけ読んでみようかな…と思ったら、
そのまま引き込まれ、結局、この巻の最後まで一気に読んでしまった形になり…
そういう意味では、ガリア編完結巻だった第6巻と同様に魅力的で面白い作品だった、
と思う。

…で、「フェイトとロキシーの身体が入れ替わってしまう!?」
という年頃の男女の身体が何らかの理由で入れ替わっちゃった、らお約束でありがちな、
コミカルなコメディ展開も、一応あるけど、
物語の本筋的には、シリアスに事態が展開していて、かつ、
騒動が一段落か、と思ったら、その騒動の謎が説き明かされる前に、別の謎事態が発生し…
と畳み掛ける形で、という飽きさせずに読者をぐいぐい惹き付ける物語の構成展開は申し分ないな、
と。

大筋とは別の、個人的印象では、前巻ラストで、
因縁あるブレリック家とのごたごた騒動の結果、そのブレリック家の娘だったメミルと、
バルバトス家で義兄妹の関係かつ、
(ブレリック家取り潰しの前は聖騎士だったけど)義妹は家で使用人のメイドとして働く…
という気まずいぎこちない関係になったフェイトだったけど…、
この巻での展開からは、義兄妹関係はこの先、好転しそうなのかな、と感じられたのは、
良かった、かな。
あと、漫画版第1巻で、誘拐されていた孤児院の少女を助ける場面があったけど、
その少女がこの第9巻で、サハラという名前付で再登場してるんだけど…
それで、元々の原作や漫画版での第1巻での誘拐少女を助ける場面は、あっさりした簡略的な印象
だったけれど、アニメ版の第1話から第2話にまたがる形で描かれた、
誘拐少女救出の場面は、この第9巻時点で再登場って情報を踏まえた上で、
原作よりも内容を肉付けし膨らませてアニメ版オリジナル場面として仕立てられていたんだな、
と分かって、その辺も興味深かったり。

あとは、ロキシーの部下ミリアや、ムガンの娘で軍事区の研究者ライネ、の出番も増えたり、
ハニエルの核にされていた少女ルナと《憤怒》のマインの関係性も明らかになったり…
そんな要素も色々詰込まれていたんで、
物語内容的には、魅力的で、色々と楽しめて申し分なかったな、と…
但し…
この漫画版第9巻の発売日は1年1ヶ月前な2022/10/31で、
「COVID-19」Pandemic後のインフレ物価上昇になってた頃とは言え…
第8巻までは税込660円(600円+税)だったのが、この第9巻からは税込748円(680円+税)に、
値上げされていて…コレさえなければ、
星５つ評価にしてもいい内容の面白さや充実度だったけど…
…残念ながら、貧乏人なんで、その辺の作品内容と価格のバランスって面も。
評価基準からは外せないんで…
星４つ、という…個人的には、そんな感じです。