セシルの女王 3
著者 こざき亜衣(著)
エリザベス1世と彼女を支えた忠臣の物語。「俺がエリザベス様をこの国の女王にします」アン王妃にそう約束したウィリアムは、ケンブリッジへと進学。学内ではカトリックとプロテスタ...
セシルの女王 3
商品説明
エリザベス1世と彼女を支えた忠臣の物語。
「俺がエリザベス様をこの国の女王にします」
アン王妃にそう約束したウィリアムは、ケンブリッジへと進学。
学内ではカトリックとプロテスタントが混在し議論を深めていたが、
国王ヘンリー8世に背く立場として、大学総長であり、
カトリック司教ジョン・フィッシャーがロンドン塔へ収監される。
時の権力者・クロムウェルに、釈放の条件として
フィッシャーに国王支持を表明させるよう言い渡されたウィリアムは――!?
歪む音を立てながら、強引に進む時代。
大人にならざるを得ない少年たち。
そんな折、前王妃・キャサリンの訃報が届き、
ウィリアムの、アンの、エリザベスの運命を大きく揺るがすこととなる
激動の1536年が幕を開ける――!!!!!
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歴史が動く。
2023/02/03 00:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
囚われのフィッシャー司教を救うため、一行はかのロンドン塔へ。
フィッシャー司教が己の信念にかけ、出した答えは...
クロムウェルに送り込まれるレン。
クロムウェルがウィリアムたちと共に、彼を送り込んだ理由。
レンはどの様な答えを出したのか。
その後、キャサリン妃の逝去とアン・ブーリン妃の懐妊が同時期に。
メアリは逆上し、己を更に追い込むことに。
エリザベスは成長し、レンをお供に動き回るが、然程の活躍は...と思ったら、とんでもない結果に繋がる行動に。
穿った見方をするならば...いやいや、それはない、か? まさかな。
過信する者と図に乗る者と。
それがアン・ブーリン妃の先行きに影を落とす。
過信する者、いや、そう振る舞わざるを得ない者と言った方が正しいのか。
忖度が裏目に出て、危機的状態に。
更に図に乗った者は、先も考えずに次々失策を繰り出し、その末路は。
欲をかいて図に乗るとろくなことがないと言う事かと。
ジェーン・シーモア。
嫌な面を見せてきたが、彼女もアン・ブーリン妃と同じであり、高潔ではないにしても、同じものを抱える人間だった、と言う事かな。
その後の色々な行動を見ても。
そして、確か史実では後に妻となる妹メアリは、決意を新たにウィリアムに。
良い娘だ。 元気で可愛らしく、己を冷静に見つめることが出来ている。
悩めるヘンリー8世は、怪我、重圧からか妄想に振り回され、更に苛烈に。
でも、ジェーンからすれば、その孤独と重圧が何となく理解出来るのかな。
そろそろ一区切りつきそうな流れ。
ここからエリザベス女王誕生にはまだまだ掛かるのでしょう。
歴史を知る上で、なかなか良い作品かと。
どこまでが真実か、と言う点はありますが。
ウィリアムには人生の師が多くいたのかなと。
クロムウェル、フィッシャー、日和見に見えた父、そして、義兄とその友人など。
クロムウェル、冷徹に見えて、実は情が深いのかな。
激動
2023/07/30 13:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
当人の意志や思いをそっちのけ、いやむしろ蔑ろにされ続け繰り広げられる思惑に、事態は坂道を転がり続ける雪玉が次第に大きくなって次第にはコントロールがつかなくなり、最後には砕けるが如く...激動の第3巻!
セシルの行動に注目せざるを得ません。
アン・ブーリンの運命は
2023/04/16 20:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライガー - この投稿者のレビュー一覧を見る
王子を産まねば、という重圧の中待望の懐妊を迎えるアン。一方ヘンリー8世は槍試合で落馬し、意識不明状態に。誰もが死を危ぶみ、あるいは期待しつつ確信したが九死に一生を得る。しかし妄想と妄想がエスカレートし、行動は一層苛烈になる。
その騒動の中、アンは流産。
盲ねんに憑りつかれ、シーモア派に唆されたヘンリーはブーリン一派を排斥し、アンの不貞を疑い淫婦の烙印を押し、罪人としてロンドン塔へ送り込む。
淫蕩・悪女のレッテルで語られ続けたアン・ブーリンの印象がガラッと変わる作品です。
それにしてもヘンリー8世はマジでしぶとい!
まさに激動の時代
2023/01/03 06:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クリッパー - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻は策謀渦巻く宮廷闘争がメインでした。
とにかく色々なことが起こった。
王の重責をであったり、若さ故の過ち(真っ直ぐさ)だったり、面白かった。
背景や衣装の書き込みも良かったです。
涙が綺麗な作品
2023/11/10 14:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:* - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジョージ(兄)がアン(妹)に向かって、涙を流しながら「こんな人間になりたくなかった」と後悔の言葉を口にし、アンも涙を流す場面では、2人の表情が幼い子どもの頃に戻ったかのように感じられた。同時に、戻れない現実が際立ち、悲しみが募った。
かなり…
2024/09/09 00:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻は、かなりの動きがあります。ヘンリー八世の落馬から、一時は意識不明、しかし、なんとか回復したものの…。夢うつつの中の死者登場は、ね。一方、せっかく懐妊したのに、流産や、不貞扱いやら、この時代、女は損ですね
やりたい放題
2022/12/29 20:44
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
ヘンリーやりたい放題。
落馬してから父や兄の亡霊が出てきたけど、最初から亡霊い悩まされてたんではってくらいの偏執ぶりだったもんなぁ。
側室置けないキリスト教大変だな。