読んでほしい一冊
2023/05/06 18:09
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投稿者:こたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
生き抜くって大変。とても読みやすくかつよく考えさせられた。「人間とは何か」を改めて考える良い機会になると思う。
アットホームチャンネルの方を知っており、この本を手に取った。様々な世代の方に読んでほしい。
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金銭的な事情から家に住めなくなった物理的な「ホームレス」という概念や事象から、金銭的にも豊かで何不自由ない生活が送れているにも関わらず“家のような”心休まる場所がない「ネオホームレス」が、トー横やグリ下に集まっていることを耳にしたことからこの本を手に取った。
壮絶な過去を持つ少女や誰でも経験する思春期に居場所を失った少年など、その人が抱える悩みは十人十色。その悩みに大きいも小さいも他人の指標で測られるものではなく、本人がその悩みとどう向き合っていくかが大切だと著書を読み思った。「◯◯すべきだ」「◇◇はダメな証拠」など、自分の価値観で起こっていること自体を批評するのは誰でもできることで、むしろ「なんでこうなったんだろう、僕ならこうする(とか、こうしてあげたい)」と、冷静に事象を見つめられることが、とても大切な判断だと思った。
とはいえ、こうした悩みもがく人たちが少しでも減るように、私が何かできることを探りたい。
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とあるポッドキャスト配信者のツイートを見たことがきっかけ。
自分は、きっと関わることないんだろうな。っていう世界を知ることができる面白い本だった。
なぜ、ネオホームレスになったのか。
家庭環境か、思春期か。
ホームレスとしても、若くから自立して生活していこう。というやる気や度胸は尊敬した。
どの県でも、虐待をする親はきっといると思う。
ただ、関東への人口集中で母数が増えているのではないか。
また、心が親になれない大人が増えているのか。
その影響で生きづらい子供の集まりが大きくなって、パパ活、トー横界隈として目に見えるようになったのか。
と勝手に納得した。
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世代分けをするのは、あまり好きではありませんが、z世代と言われる若者の、ホームレス実態の一部がわかります。
彼ら彼女らの悩みやホームレスに至った経緯などがわかりますが、あまり共感はできません。
しかし、そのような若者を作り出すいまの社会状況や閉塞感など考えさせられるものはありました。
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元々ギチとして好きで、本を出されたと聞いて購入。青柳さんの人としての優しさが伝わってくる本。
最後には、ホームレスの定義とは?という問題も出てきて、興味深かったです。皆少しでもいい方向に進めますように。
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話や考えが合わない世代
けど、それをしいたのは発展や贅沢の為に
犠牲にしたコミュなのか教育なのか、、、
ユイトママの苦しみが胸をさす
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モカさんと出会ってインタビューを開始したあと、こんなやり取りがあった。
「モカさんの悩みってなんですか?」
「うーん…………なんだろう。特にすごい辛いとかってなくて。たぶんここにいる子ってみんな そうだけど、基本死にたいって思ってる。死ねたらなんでもいいなって思っちゃうから……悩 みは「死ねないこと』かな」
「死にたくないからここにいる感じですか?」
「全然違います。 全然違くて、死ねないから何しようってなったらここに来るしかない。 い る場所もないし、やることもないし、できることもないから、ここにいる」
2 5
この会話のあと、僕は少しの間だけ言葉を失ってしまった。 モカさんの中にある救いようが ない心情や「死にたくないからここに集まって希望を見出しているのだろう」という僕の浅は かな想像が「全然違う」と彼女に完全否定されたことがショックだった。
という
れている」とい
という出来
仕方ない、
しょう?
というのとは違うと思います。 子どもな
と異体内に以下のような出来事があ
母親(ビンタ)
ユイト君「はいこれねー、警察行くわ」 (と言い残して本当に警察署に行って訴える
(母親に警察から電話がかかってくる)
母親「虐待で出要請があるなら今すぐ行きます」 警察「いや、明らかに家庭内の揉め事なので・・・・・・」
母親「そうなんですか? 全然行きますけど」
警察「夜も遅い (2時頃)ので、息子さんをお送りします」
その夜、ユイト君は車に乗せられて帰ってきた。
タイトロープを渡って
母親は、こうも答える。
母親 正直、「虐待」というワードが独り歩きしている、と思っています。 過去に息子が暴れて、 児相の助言で逆に私が警察を呼んだこともあります。 虐待されていて逃げたいのなら、そ れでいいから好きにしなよ、と。 「虐待」というワードを自分を正当化するために使って いたイメージが強いです。
第2章
ま
や「はい」とだけ彼女は
か不安になってくる。 1767 マナミさんに「この人はなぜそんな当たり前のことを 漢の方なん
マナミさんの話を聴きながら、僕はあることに気づいた。 元彼に使った2000万円も、 の担当に使った100万円も、彼女は「使わされた」「奪われた」という感覚を持っていない様 子なのだ。
2000万円を「使わされた」「奪われた」という感覚があれば、相手を恨む感情がその人の 中に芽生えても不思議はない。物騒な例えで良くないかもしれないが、2000万円という金 額は事件の動機になり得るし、現実には数百万円をめぐる強盗や殺人のニュースも目にする。 マナミさんが失った2000万円は、人が人に危害を加えてもおかしくない金額だと言えよう。 しかし、マナミさんが元彼を語る上で基準にしている物差しは、「奪われたかどうか」 「恨ん でいるかどうか」ではなかった。 彼女は元彼とのエピソードを「好きかどうか」という物差しだ けで語り続けた。 その時の自分は元彼を好きだったが、今の自分は元彼のことをもう好きでは ない。 マナミさんは元彼との関係を 使った金額ではなく「好きかどうか」という点にこだわっ
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推し活の果てに て僕に話していた。
マナミさんは2000万円を使ったのに、別れた元彼のことを恨んでいない。 そして、相手 のホストはマナミさんに2000万円という大金を使わせて”同棲までしたのに、彼女から 恨まれることなくスパッと関係を断ち切った。僕は、ホストと客の関係性に対して深い闇を感
第3章
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子どもとの関係に悩む親にとって、一つの参考になる本かもしれない。
私自身の子はまだ乳児期だが、思春期、青年期の子を持つ友達や恩師の話を聞くと親子関係がうまく行ってないと聞く。その人自身は魅力的な人であっても、社会的にいい影響を与えている人であっても、日々共同生活をする家族にとってはまた違うのだろう、どうしてそんなことに、と思わずにいられない反発や閉じこもりのエピソード…、この本のタイトルを見て「Z世代」という意味を「新たな感性を持つ世代」と捉えて読んでみた。
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ネットで流れてくるトー横キッズ、グリ下キッズってODとかとにかく暴れたりとかで怖いイメージしかなかった。そこに行き着く理由は人それぞれだと思うけど、だからこそその内面に触れてるこのチャンネルは面白いというよりは考え深いと思う。
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うーん、虚無感。
なぜ?という思いが募ります。
youtubeを見たことはないですが、更に当事者の気持ちに移入してしまいそう。
もどかしく、ただただ将来を勝手に案じる。他の誰かに照らしているのだろうか。
青柳さんはpodcast でよく耳にします。応援しています。
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内容はYouTubeの「アットホームチャンネル」の文字盤だった。だけど動画からも学べるように、文字からも学べると思う。文字からだと想像するし、特に青柳さんがホームレスを取材しようと思えたきっかけのエピソードは本だからこそ楽しめたのではないかと思う。
誰もがこのアットホームチャンネルを見るべきだと思う。
日本の今が詰まってる。生のリアルが染み込んでる。
青柳さんの優しさと懐が身に沁みる。
四の五の言わず読むか見てほしい。
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私もギリZ世代。
登場する"ホームレス"たちみたいな境遇や生活の子は東京に限らず田舎でも案外いる。田舎だと生活圏が狭すぎてそういう子達は気付くと東京に行ってしまうけど。第1章のモカちゃんや第2章のユイトくんみたいな子は本当にザラにいる。学年に1人2人はいるイメージ。第3章マナミさんみたいな人は、田舎だと娯楽が少ない分逆に結婚して子供を産んで一見普通の生活をしてる。でも、大抵そういう人が親の子供が、今度はモカちゃんやユイトくんみたいになっていく。4章アヤリさんくらいの感じだったらなんのドラマ性もなく日常としてゴロゴロいる。
現代の我々世代にとって、彼ら彼女らの境遇は少しも遠いものじゃなくて、でもそれが大人たちには伝わらない。
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ホームレスをYouTubeで取材する著者が見た、令和のホームレス像が細かく書かれており一気読みしてしまった。
現代のホームレスはならざるを得ないわけではなく、なりたくてなる人も一定数いるらしい。
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トー横キッズ。
親が離婚を繰り返し、性的虐待を受てもいて、家を飛び出した15歳少女。
虐待を受け飛び出した、といいつつ頻繁に帰り、企業を目指す少年。
ホストに嵌り、ホストのために2千万貢ぎ、立ちんぼをし、生活保護、窃盗、
なんでもありの女性。
離島の毒親のもとから、東京でホームレスになることで自立を図る少女。
元お笑い、現「アットホームチャンネル」YouTubeの著者が、ホームレスを追う。
著者はあくまで本人の意思を尊重。決して押し付けはしない。
話を聴いて、応援する。Youtubeを見た親からの申し出にも真摯に対応する。
「虐待」などなかったり、「毒親」でもなかったり。
今日日の子の知識ではそう呼ばれても、親の身になれば全く違う場合もある。
自分の家庭にしても、子供の立場と親の立場で考えが違うなあ、と思うことがある。
子には拘束、管理されてきた、という意識がどうしてもある。
社会人になった今は自由だが、扶養している間はある程度仕方ないと思う。
子の未熟さゆえ、という部分、親の責任意識過剰、という部分、、、
ただ幸い、この本の子供たちのような状況にはならずに済んだ。
済んだ、、などという言い方はこの本の登場人物に失礼か。
もしかしたら、こうして一人で生きていける彼らの方がたくましく、
これからの世の中を変えていく原動力になるのかもしれない。
親の言うことを聞いてぬくぬく育つ若者の方が使えないかもしれない。
しかし、、、
リスクが高すぎる。少女は売春、少年は暴力にさらされる。
自ら選んだ、というにはあまりに無知だ。
工業時代の産物の学校に押し込まれるのが正しいとは思わない、
むしろ創造性を失うと思っているが、新宿で立ちんぼ、野宿するよりはましだろう。
未来も何もない。
生きる知恵はもっと違う場所で養えばいい。
ではその場所がどこか、としっかり言えないのが情けないが。
とにかく学ぶことだ。自らの意思で。
いずれにしても、一人前になるまでは家庭、地域がフォローするべき、と思う。
今は家庭にその負担がかかりすぎているのが問題で、上記のような少年少女が
出ている部分があるのだろう。地域社会の崩壊。
家庭が経済的に困窮すればあっという間に崩壊、子供がはじき出される。
私自身二人の子を卒業させることができホッとしている。
社会が子供を一人前にできる日本にしないと、少子化はもっと進むし、
社会からはみ出す子供たちも増えてしまう。
日本の衰退に拍車をかけることになる。
もう五輪だ万博だに金をかけて経済発展、という時代ではないのだ。
ひとりひとりの市民を見なければ。
政治の方向を変えなくては。
この本を読んでそんなことを考えた。
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勧められて1日で読み終わった本。
一人の男性、三人の女性について書かれている。
全てのストーリーに生きづらさを感じた。
今は物質的には恵まれているが、とにかく孤独になりやすく精神的に飢え苦しむ時代なのかもしれない。
それは地獄なんだろう。
多くの人がどんな形であれ救われて欲しいと思う。