怪談の仕掛け
著者 伊藤 龍平
近年、怪談会や怪談イベントが人気を集め、怪談の動画コンテンツも盛んに配信されるようになっている。なぜ、今も昔も、恐怖を感じさせる怪談は人を引き付けるのか。そもそも、怪談を...
怪談の仕掛け
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商品説明
近年、怪談会や怪談イベントが人気を集め、怪談の動画コンテンツも盛んに配信されるようになっている。なぜ、今も昔も、恐怖を感じさせる怪談は人を引き付けるのか。そもそも、怪談を怪談たらしめているものは何なのか。
怪談の基本を声の文化として捉え、怖がらせたい語り手と怖がりたい聞き手の関係性のなかで生成する怪異をめぐる話として怪談を位置づける。そして、悲話、笑い話、猥談、落語、童話、ネットロア、予言譚、実話など、様々な話を成立させる仕掛けと怪異的な要素の関係を読み解くことで、怪談のメカニズムを浮き彫りにする。
話し手と聞き手の共犯関係や特定の感情を呼び起こさせる話の型・装置に着目して、「怪談とは何か」「怪談と恐怖の関係とは何か」を明らかにする。
目次
- 序 章 怪談とは何か
- 1 怪談を語る/怪談を話す
- 2 話し手と聞き手の共犯関係
- 3 怪談と怪異
- 4 話の場の権力と、仕掛けがある話
- 第1章 子育て幽霊の気持ち――悲話「夜泣きお梅さん」
- 1 勇払の「夜泣きお梅さん」
- 2 八王子千人同心の蝦夷開拓
- 3 郷土史のなかの「夜泣きお梅さん」
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