- 販売開始日: 2023/08/24
- 出版社: 岩波書店
- ISBN:978-4-00-025984-2
戦後日本公害史論
著者 宮本憲一(著)
水俣病など四大公害事件を初めとして,海外の耳目を集める悲惨な公害問題は,高度成長期に各地でなぜ深刻化したのか.その一方で,その後の日本が公害規制先進国へと転じていったのは...
戦後日本公害史論
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商品説明
水俣病など四大公害事件を初めとして,海外の耳目を集める悲惨な公害問題は,高度成長期に各地でなぜ深刻化したのか.その一方で,その後の日本が公害規制先進国へと転じていったのはなぜか.本書は,戦後日本で最も深刻かつ複雑な社会問題の歴史的教訓を学際的に解明せんと挑んだ記念碑的労作であり,公害問題を学ぶ読者必携の書である.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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書かれるべき著者による公害史
2015/03/18 14:41
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
四大公害訴訟など、社会科・公民科などで学ばれて、記憶に残っている事と思いますが、そうした訴訟において学者として実際にたずさわられた宮本憲一氏による、戦後の日本における公害の記憶をとりまとめたものです。そうした公害に関する原資料がまとめられているだけではなく、それを理論化して環境学としてどのように取り組むべきかまでが踏み込んで書かれています。著者は本来であれば、戦前も含めて近・現代の日本の公害史をお書きになる予定をされていましたが、とりあえずまとまった戦後の部分について出版されています。環境について論ずる際の必読文献といえるでしょう。