- 販売開始日: 2023/08/25
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: メディアワークス文庫
- ISBN:978-4-04-915109-1
めんとりさま Faceless Summer
著者 カムリ(著者)
大学三年の夏休み。おれは水素水詐欺にあった祖母の様子を見に、静岡へと向かう。我儘なねえさんも一緒に。ねえさんはなぜだか、ずっと、おれについてくるのだ。 久しぶりに逢う祖母...
めんとりさま Faceless Summer
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
大学三年の夏休み。おれは水素水詐欺にあった祖母の様子を見に、静岡へと向かう。我儘なねえさんも一緒に。ねえさんはなぜだか、ずっと、おれについてくるのだ。 久しぶりに逢う祖母の目はうっとりとしていて、同じ言葉を繰り返す。爺さんが死んだのは、めんとりさまのせいだ。居るんだ、めんとりさまは――そして、祖母は失踪した。 祖母の行方を追うため「めんとりさま」の正体を調べる、おれとねえさん。しかしそれは家族の闇と絶望に触れる、禁忌の探索だった――!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
薄暗い夏が好きな方におすすめ
2024/01/29 18:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢野久作の「瓶詰地獄」が好きで、ラノベも含めて近親相姦ものはいくつか読んでいるのですが、好きなタイプの話でした。
ラムネも、ひぐらしも、うだる暑さも、描写全てが世界にふたりきりみたいな感じで本当に良かった。真夏で太陽もあるのに、灰色で薄暗い雰囲気が常に続いている感じ。季節が夏だからこそ良い内容だと思う。
ネタバレなしで書くとすると、本当にどうしようもなくてままならなくて最後まで苦しかったです。でもそれが良かった。誰もが認めるハッピーエンドはいらない方は好きだと思います。
あとがきも素敵でした。