- 販売開始日: 2023/09/14
- 出版社: 天夢人
- ISBN:978-4-635-82531-3
国鉄東京機関区 電気機関車運転台の記録 機関助士編
著者 滝口忠雄
ブルートレインなどを牽引する電気機関車の機関士の成長記録です。著者の滝口忠雄氏は、国鉄に臨時雇用員として就職し、東京機関区で電気機関車の機関助士になった後、機関士となった...
国鉄東京機関区 電気機関車運転台の記録 機関助士編
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商品説明
ブルートレインなどを牽引する電気機関車の機関士の成長記録です。著者の滝口忠雄氏は、国鉄に臨時雇用員として就職し、東京機関区で電気機関車の機関助士になった後、機関士となった経歴の持ち主です。国鉄分割民営化後はJR貨物の機関士となり、44年に渡って電気機関車の運転台に立ち続けました。本書では、駆け出しの機関助士として乗務しつつ、機関士を目指して勉強し、実際に機関士としてデビューするまでに体験したエピソードを綴っています。機関士になるまでの過程だけでなく、乗務したEF58形、EF65形、EF66形など往年の名機関車の運転台の様子が、臨場感あふれる内容で伝わってくる一冊です。
※本書は雑誌『旅と鉄道』2017年9月号~2022年11月号で連載した「鉄道マンたちの青春劇場電気機関車運転士編」を加筆、再編集したものです。
目次
- はじめに あこがれの東京機関区に配属されて
- Chapter1 電気機関助士をめざして
- Chapter2 電気機関助士見習の日々
- Chapter3 電気機関助士として乗務
- Chapter4 関東鉄道学園電気機関士科で学ぶ
- Chapter5 いよいよ電気機関士見習に
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機関助士時代の話題が中心
2023/12/29 21:37
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投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は1964年に国鉄に就職、その後34年にわたり旅客列車、貨物列車の電気機関士を務めた。本書は、著者が機関士を目指し、1970年代のブルートレインや貨物列車を牽引するEF58、EF65、EF66に機関助士として乗務した奮闘記である。その一部を次に紹介する。◆少々乱暴に連結しても壊れない貨物列車に対して、客車と同じ構造の荷物列車は、連結時の当たりが強いと必ずトイレの便器が割れてしまった。◆機関助士になると、最短1カ月、最長3カ月、同じ機関士と同乗する勤務であった。気難しい機関士と同乗すると最悪で、2カ月間、ろくすっぽ口を利いてくれなかったこともあった。◆国鉄時代、機関士の免許証はなかった。機関士の試験に合格、機関助士から昇格した際の発令通知が免許証となる。これ以外にも東海道線沿線の小学生との心温まる交流など、国鉄時代の雰囲気が垣間見られる一冊であるが、機関助士時代の内容であるため、機関車の性能や運転特性等、機関士のみが知り得る情報に期待する読者には、少々期待外れかと思われる。また、EF66について、「車両建築限界一杯まで車体が大きくなり」との解説がある。「車両建築限界」は、「車両限界」が正しい。鉄道では、「車両限界」と「建築限界」が定められており、「車両建築限界」なるものはない。本書の最初で、<全国紙が大井川鐡道井川線のアプト式区間を走る列車を「アプト式電車」と説明していたのである。・・・アプト式の電気機関車が客車を引っ張っているのである。「アプト式電車」なるものはない。はたまた、名のある写真家が、非電化区間を走るディーゼルカーを「電車」と説明していたりすると、かつての鉄道人としては厳重に抗議したくなるのである。>と鉄道人としてのプライドを強調されている。鉄道人として、「車両建築限界」なる造語は、少々残念である。