傷モノの花嫁
著者 友麻 碧
猩猩に攫われ、額に妖印を刻まれた菜々緒。「猿臭い」と里中から蔑まれ、本家の跡取りとの結婚は破談。死んだように日々を過ごす菜々緒は、皇國の鬼神と恐れられる紅椿夜行に窮地を救...
傷モノの花嫁
商品説明
猩猩に攫われ、額に妖印を刻まれた菜々緒。
「猿臭い」と里中から蔑まれ、本家の跡取りとの結婚は破談。
死んだように日々を過ごす菜々緒は、皇國の鬼神と恐れられる紅椿夜行に窮地を救われる。
夜行は菜々緒の高い霊力を見初めると、その場で妻にすると宣言した。
里を出る決意をした菜々緒だが、夜行には代々受け継がれた忌まわしい秘密が――。
傷だらけの二人の恋物語が始まる。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
早く続きが読みたい!
2023/10/13 06:09
11人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒョウ柄 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画版を読んでいて、小説も絶対読もう!と決意。ちょっとずつ読むつもりが一気に読んでしまいました!
漫画版に加えて世界観や人物の描写が深く綴ってあってより楽しめました。
虐げられてきたヒロインが幸せを掴んでいく王道ですが、トラウマに囚われてしまったり傷を抉ってくる奴らがいたりで読みながらハラハラ。夜行様の誠実さと愛情深さがたまりません。
菜々緒と夜行様の絆が強くなっていくところ、スカッと展開なところなども読んでて嬉しいです。後書きに小説も続く…というような作者様の言葉があったので今後がとても楽しみ!今月末の漫画単行本も楽しみにしてます!
いやー、良い男だね!
2024/01/24 04:36
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
開国後文明開化の流れのきている大和の国で、あやかしに対する結界を張っている五家の序列四位白蓮寺の若君の許嫁として育った奈々緒は、猩々に攫われ妖印を刻まれたことで傷モノと蔑まれ人以下の扱いで虐げられていた。
そんな彼女を花嫁探しにきた序列一位紅椿の若君が見初める和風シンデレラストーリー。
序盤こそ虐げられたせいで自己評価自己肯定感低いメソメソ主人公だったけど、夜行のおかげで自己主張できるように成長した、というか本来の自分を取り戻してきて良かった。
互いに人から受け入れられない要素を抱えた傷を舐め合うカップルという相互依存感が美味しいけど、夜行が言葉も行動もお金も惜しまないおかげで暗いところが全然なくて本当に最後まで安心して読めたわ。
誰かに必要とされなければ、人は生きていけない…それが無理強いでも強制でもなくお互いの救いになる、互いに幸福感を与え合える菜々緒と夜行が出会い関係を紡いでいく様が描かれたラブロマンス和風幻想(吸血)奇譚
2024/05/17 07:07
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
白蓮寺家に「傷モノ」だと蔑まれ虐げられていた菜々緒が、紅椿夜行に高い価値を見出され嫁として娶ると言われ、
因習に囚われる腐った田舎から皇都へと連れ出される序盤の展開は、
ありがちかも知れないけど、自分は好きかなって展開だし、それなりに面白く読める物語かも、
という期待も芽生える…そういう意味では掴みはOKな、第一話前~第二話だった件。
第四話での「紅椿の花嫁のつとめ」を初めてする場面描写で、思わず涙が溢れ出て…
あぁ、この本買って読んでよかったな、と思った件。
あと、「だけど、誰かに必要とされなければ、人は生きていけない」という菜々緒の胸中にも、
個人的には凄く共感した、という感じ。
この作品は、目次的には、第一話~第十四話、にエピソードが分けられているんだけど、
実際に読んでみると、第一話の前に、プロローグ的な場面描写が入っていたり、
他の部分にも、目次には入っていない、
紅椿夜行視点とか、白蓮寺麗人視点とか、白蓮寺暁美視点とか…
各キャラ視点での「裏」エピソードが色々と配置挿入されている趣向になっていて、
へぇ、と思ったり。
第九話での、菜々緒が「簪をずっと持ち続けていた理由」と、
白蓮寺家で人間以下に貶められた扱いを受けて深く刻み込まれた心の傷の深刻さを夜行に吐露する一連のやりとり、
の場面でも涙が出て、鼻水でぐじょぐじょになる感じになって…
心の琴線に触れる、自分にとっては大好物な展開だったな、という印象。
そして物語終盤の、第十一話~第十三話では、物語の悪役的キャラ達への、
勧善懲悪的展開で、菜々緒に共感している読者達が溜飲を下げられる…そういう話の流れで、
鬱憤が晴れたのも、よかったね…。
で、最後の第十四話は、全体のエピローグ的内容で、ハッピーな大団円。
そして、作者のあとがき、
この作品は、この作者が原作を担当している漫画作品…が先に世に出ていて、
ソレの小説版を改めて出した、というモノなんだとか…
ってことで、ソレも、へぇ、と思ったり。
で、巻末に漫画版の冒頭部分が収録されていて試し読みも出来て…お得なオマケが付いていたな、
という感じ。
…そんなこんなで、去年2023年の秋偶々、
※※40%OFF <3日間限定>「講談社」小説・ミステリなどに使える※※
というクーポンが出てるタイミングで、
何か買って読もうかと対象商品のリストを眺めていた時に、
この本のタイトルが目に入って、自分は、この作者の名前も知らなかったし、
ただ偶然、何となく直感で、コレと選んだものの…暫く積ん読状態で放置していて、
2024年5月中旬の今になって、やっと読んでみたって感じだったんだけど、
でも、読んでみたら、
複数の場面で涙が出て、色々と心に響く部分が多かったラブロマンス作品で、
自分としてはもう、大満足で、
この作品を読めて、よかったです。
シンデレラストーリー
2024/03/31 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る
シンデレラストーリーという感じの物語で、このような作品が好きな人にはたまらないようなストーリーだと思いました。傷モノになった主人公の扱いが酷くて、かわいそうだと思いました。主人公が以前の婚約者からもらった簪を持ち続けていた理由が、想像と全く違っていました。私は、主人公を傷モノになるようにした主人公の従姉に、深い怒りを覚えました。白蓮寺の若様に対しては、主人公の従姉に抱いだほどの憎悪はありませんが、後からでは遅すぎたわけで、何を今更という気持ちになりました。スカッとする展開で、面白かったです。
読みやすく面白い
2023/12/12 16:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画も読んでいるし、原作者の他の小説も読んでいて好きな話、でも漫画よりも先の展開が解っちゃうし…悩んだけど表紙の夜行様目当てに購入
閉ざされた白蓮寺の里から皇都の紅椿家での生活が始まった菜々緒、トラウマには苦しんでいますが、夜行が菜々緒には甘く安心して読めます
白蓮寺の花嫁、紅椿家の親族、ほかの家も謎が多く楽しみです
小説版も
2023/12/20 16:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
勿論、先に、漫画を読まれた方も、ぜひ、こちらをおすすめします。漫画より、一冊で、早くストーリーが、進みますから、読みやすいです。ここで、こうなると知っていても楽しめますから
吸血鬼と霊力者
2023/11/05 22:28
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
和風吸血鬼話。吸血鬼の夜行と霊力の高い菜々緒の出逢いのお話。霊力者の菜々緒は従姉妹の策略にはまり、体を猿に汚される。そして村人や家人から虐げられて生きている。その菜々緒の素直さ、菜々緒の血の霊力の高さを認めた夜行が結婚を求めることから菜々緒の人として女としての人生が始まる。今後の展開が楽しみです