孤独なオメガが愛を知るまで【SS付】【イラスト付】

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小山田先生の描写は、緻密で綺麗。
あんまり美麗な絵だと、ショボい作家だと挿絵が内容を凌ぐこともあるけど、今作は大丈夫。
何度もどんでん返しを含むサーっと読めない展開。
ゆとりある時の一冊にお薦め

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投稿者：はろはろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

義月先生大好きです。先生の描かれる主人公は、いつも芯のある凛とした感じのキャラが多いように思うのですが、今回は珍しく？不幸な生い立ち設定で、自分の境遇を諦めているキャラで新鮮でした。でも賢く健気な子なので、早く攻め様に愛されて幸せになってくれーと思いながら読みました。美麗なイラストと合わせて最後まで楽しめました。小山田先生のイラストも本当に雰囲気があってずっと眺めていられます。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あとがきの言葉を借りると、「可哀想なオメガが幸せになっていくお話」です。

ネタバレがあります。

●運河工事の技師で責任者のアルファ攻め・リシャール
●貴族の末裔で皇太子の側室候補となったオメガの受け・アイル
●アイルの理解者でベータの神父・ラスティ
●アイルが側室として嫁ぐ予定の皇太子・ミシェル
●ミシェルの婚約者で従兄妹・カテリーナ
○受け視点、一部は攻め視点

赤ん坊のときに流行り病で家族を亡くし、養育費目当ての夫婦に引き取られ、使用人のように扱われていたオメガのアイル。18歳になる前に発情期がきたアイルは、支度金目当ての養父母によって下卑た貴族に売られそうになります。ところがオメガの噂を聞いた王宮の命令で、アイルは皇太子の側室候補となり、王宮と縁のある侯爵夫人のもとで花嫁修行をすることに。知識や教養を身につけていたある日、アイルは技師のリシャールと出会い・・・

不幸な生活を送っていたオメガの受けが皇太子の側室候補になっても報われず、攻めとの出会いでようやく愛され幸せになるシンデレラストーリー。

ハッピーエンドなのはもちろん、悪事を働いた養父母たちが罰せられたこともよかったです。

ただ養父母の名前に誤りがあったり、アイルが落馬や折檻で怪我をしているのに傷を気にすることもなくエッチが２回も始まった点は残念。

個人的にはヤリ目に見えたリシャールより、神父のほうが好印象でした。

小山田あみ先生のイラストは宗教画のような美しさで、作品のイメージにぴったりでした。