ソシャゲのオタクは気をつけてね
2023/11/02 00:36
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紀伝体 - この投稿者のレビュー一覧を見る
めちゃくちゃ参考になることを、しっかりとした説明でまとめて下さっていて、すごくいい本なのですが、自分が探してる答えが見つからないな、と思ってしまいました。その理由について考えたのですが、著者である榊原さんの推し遍歴を見て、ひとつ思い当たることがありました。「榊原さんの推し遍歴の中にはソシャゲがない」のです。審神者やマスター、監督生などがその目線で何かを詠むことは、この推し短歌の中では語られません。それらについて学びたい方はシンプルな短歌入門書を購入した方がよかったみたいです(木下達也さんや俵万智さん、穂村弘さんなど?)。もちろんソシャゲのキャラ同士の関係性などを描くのであれば大変参考になる本ですし、歌会の記録や評の観点などはオタクの属性を問わずにとても有用ですのでシンプルに夢女子も一読の価値、ていうか三読五読の価値もめちゃくちゃありますのでご購入をオススメします。
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
入門書を読んでいるようでは、ろくな歌は生まれないと断言します。あなたの自由に作った方が、素晴らしい歌が生まれます。
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心に推しがいたらもちろん楽しいと思うけど、もし推しがいなかったとしても基本的な短歌についての知識をわかりやすく解説してもらえるので、今までなんとなく読んでいただけの短歌にやっと道標ができたような気がして嬉しかった。
短歌の作り方だけじゃなく同人誌作って文フリに出よう!という話や実際の推し歌会のレポートが面白かった。歌会って本当に高度な言語化を求められる場…すごい…
が、なるほど短歌にはそんな仕組みがあったんだな〜と何度も膝を打ったは打ったのだけど、でもこれで自分も短歌詠めるようになるぞ!詠むぞ!という気持ちの切り替えにはならないんだよな…読んだ上で、いやでもやっぱりどうしたらいいの…という気持ちになってしまう。私が短歌を詠む日はやってくるのだろうか。
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短歌集を読んだり、日記代わりになんとなく短歌を作ってきたけど、短歌の入門書には今までなかなか手が出なかった。題名に惹かれ、本屋でパラパラと試し読みをして、いくつか筆者と推しが被っていたのと、これなら楽しく読めるかもと購入。
ゲーム感覚であったり、ワークシートがあったりと気軽に取り組みやすい工夫がされていて、実際に推しの短歌を納得いくように作れるのはまだ先だと思うけど、挑戦しようと思えた。筆者の説明の分かりやすさや配慮の行き届き方など読んでいて負担が少なかった。
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推しへの想いを短歌にするって楽しそう。そう思って気軽に読み始めたけど短歌の奥深さに触れられた。
読むのも書くのも好きだからこれを機にちょっと始めてみようと思う!
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助詞の一文字の違いにさえ興奮できるオタクは短歌に向いている、という前書きからもう面白くて一気に読んでしまった。だいたいのルールだけでなく慣習や心構えのような感覚的な部分も解説してくれていてありがたい
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友人からもらった本。一向に読み終わらないのだけれど、とてもおもしろい。わりと読み始めの部分で自分が短歌を詠むことに楽しくなってしまってそれきりになってしまっている。1年ほど前にこの本をすこし読んで詠んだ短歌が1200首を超えた。入門本としてものすごいちからを持っている。漫画作品の後半の話等が出てくるので、読みかけの漫画や気になっている漫画がおありの方はそれらを読み終えてからこの本を読んだ方がいいかもしれない。
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いい意味で「よくある短歌入門書」そのものな内容が、推しというフィルターを通すことで解像度があがる感覚がした。
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数ページならSNS投稿OKとのことで、この作者さんを完全に信じた箇所を抜粋
「君」は特別な存在 より
私は年下のキャラクターが年上のキャラクターのことを、極たまに「あんた」と呼ぶのを見ると最高(「ゴールデンカムイ」において、屈強な元軍人の杉元佐一が、アイヌの少女・アシㇼパを「アシㇼパさん」とさん付けしているのも、同様に最高)だと思うのですが、
この本の最高なとこは推し活で短歌を好きになった人に、推し活以外で短歌を詠む方法にも触れているとこ
オタクの熱狂気質をよくご存知!
私が詠んだ短歌はこちら
眉を寄せ画面を見つめる眼の水面僕が消えても傍らにチョコ
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自身の推しを短歌で表現することをすすめる一冊。
自身もオタク気質なので、かなり好みな短歌がいくつも出てきた。
まさか半生を共にしている推し漫画が出てくるとは…。
アイディア出しの感覚的な話から、助詞に気をつけるテクニックのような話まで興味深かった。
ラストの推し短歌会、面白そうだった!
作者がイメージしていた推しが分かると、また見え方が変わる。
最近、作る側ではなくエンタメを消費するだけの自分になってしまったことにがっかりしていたけど、短歌が趣味になると人生の楽しみが増えそう。
そして短歌関連本読んだ後あるあるだけど、脳内で喋る時の区切りが心なしか5音と7音に区切られがち。
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短歌の読み方だけでなく、鑑賞のコツ、短歌会の参加についてととてもわかりやすく書いてある。直接的な感情をそのまま書かず、読み手が想像を膨らませる表現をなど、短歌だけでなく、SNSでの文章を書く時にもヒントになることがたくさん。ワークシートの課題慣れないと難しいけど、これを続けると文のセンスが良くなる気がする
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短歌講座のワークショップを一冊にまとめたものです
アニメや漫画キャラの二次創作に絡めて解説されています
女性オタク向けではありますが、老若男女が表紙に描かれているように入門書としては誰でも読みやすい感じでした
二次創作に絡めた例句を挙げて、文法といった決まりごとを説明していき、とにかく一句詠むハードルを下げに下げにいこうとしてきます
短歌のコツに挙げられていた「強い言葉」を使いすぎない、には深く納得しました
例えば「闇、完璧、最強、運命」といった、一言で片付けられてしまうワードです
特に1番心に刺さったのは「最弱、絶望」といった弱さに振り切ったワードも強い言葉に当てはまるという説明です
だから私の作品はコンクールに受からなかったのだと、学生時代の文芸活動に折り合いがつくような気持ちになりました
葛藤を表現するのに、弱さに振り切って表現することも退屈なことだったのだと、今更教えられました
藍染惣右介の「強い言葉を使うな、弱く見える」とは至言だと思うばかりでした
後半では二次創作から離れ、カメラを自分に向けて詠むよう促されます
推しへの短歌技術を応用してみましょうという、ハードルを下げつつも普通に短歌を詠ませようともしてきます
基礎的なルールに留まらず、短歌趣味を続けていくワークライフまで触れており、元がワークショップならではっぽい入門書でした
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推しを短歌で詠むという切り口だが初心者向けの短歌の入門書であり、鑑賞のコツや短歌会参加時のことまで幅広く触れられている。
助詞の一文字で騒げるオタクは短歌に向いている、たしかに。
プロジェクションという概念や旅行詠も興味深かった。
旧知のキャラも出てきてそれもそれで楽しめた。
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短歌は敷居が高いイメージがありましたが、「推し短歌」という言葉に引き寄せられて購入しました。難易度が星1〜3で分けられていて、初心者がまず気をつけたいことから、慣れてきた人が挑戦したいことまで多岐にわたり、読みごたえがありました。
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オタクなら必ず短歌が上手くなるという言葉を見て購入しました。
内容は優しくもしっかりとした短歌の入門書です。
作者さんの漫画やアニメの推しを思って作った短歌を例題にしつつ、短歌を作る、短歌を評するといった短歌の楽しみ方が書かれており、とても分かりやすいです。
どうやって短歌を考えるのか、そもそもの取っ掛かりが分からない自分の様なまっさらな素人にはかなり嬉しい本でした。
オタク、でない人でも短歌を楽しんでみようかなと思える作りで、読んでよかったなと思えます。
何度も読み返して自分の血肉に出来る様にしたいです。