☆天久鷹央の推理カルテ☆
2024/09/02 23:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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【Karte.01 バッカスの病室】
ある患者が泥酔状態で搬送された。それは、嘗ての人気作家だ。治療の為、閉鎖病棟に患者を入院させるが、アルコールが一滴もないはずの閉鎖病棟で、泥酔を繰り返すこととなる・・・
【Karte.02 神のハンマー】
キックボクシングの王者決定戦、千人以上の観客が見守る中で、勝利の瞬間にリングで死亡したチャンピオン。選手の身に、一体何が起きたのか?
☆天久鷹央の推理カルテ☆
2024/09/02 23:40
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【Karte.01 バッカスの病室】
ある患者が泥酔状態で搬送された。それは、嘗ての人気作家だ。治療の為、閉鎖病棟に患者を入院させるが、アルコールが一滴もないはずの閉鎖病棟で、泥酔を繰り返すこととなる・・・
【Karte.02 神のハンマー】
キックボクシングの王者決定戦、千人以上の観客が見守る中で、勝利の瞬間にリングで死亡したチャンピオン。選手の身に、一体何が起きたのか?
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キックボクシングの試合で、勝利した後にチャンピオンが倒れ死亡する。
病死と診断されたが、関係者に状況をヒアリング、CT画像を見ることで真実が解き明かされる。
倒れた後の心臓マッサージで殺される。
とても読みやすい。
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本作は二つの短編から構成されたものだった。
どちらのケースも不可思議で、とても興味深かった。
最初のケースは、作者の知念実希人の創作活動や作品にかける思いが乗り移ったような、熱い話だった。
二つ目のケースは、真実を知った時の哀しさが半端ではなかった。
自分が同じ立場に置かれたら、どんな行動をするだろうと考えてしまった。
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「バッカスの病室」
患者への差入。
数値と疑わしき病気に関する説明をしたところで、入院で断絶すべき物を渡すとなると簡単に首を縦には降らなかっただろ。
執筆してもらわなければいけない理由があったとしても、休むべき病室にまで押しかけて締切を言い続けたら病むだろ。
「神のハンマー」
劇的な死に様。
本来ならばリングに立つことすら許可されるはずもなく、映像でしか試合を見ることが出来ないぐらい限界だったのだろう。
医療の知識があったとしても、目の前で起きたことに一瞬でもパニックになってしまったら見えるものも見えないだろ。
「後輩、朝霧明日香」
噂はどこまで。
たった一人の風潮がここまで浸透しているとなると、流石に毎回誤解を解く気苦労の方が大きくて恋人など出来ないだろう。
タイミングの悪い余計な一言がなければ、新たな想い人が出来て幸せな日々を過ごすことが出来ていたかもしれないな。
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今回は中編2編。凡人には想像もつかない医療ミステリーですが、解決を読むと、なるほどしっかり伏線も張られていて(まあ、それが医学に知識がないと素通りしてしまうわけですが)満足。
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中編2本。
安定のミステリー感。安心して読める。
病気のことなど知らない身なので、まさかそんな症状が?そんな対処法が!?という驚きがいっぱい。
さすがお医者さまだ。
とはいえネタが割れても(病気がわかっても)、あーそこに伏線があったのか、という驚きをいただけるのでこの作品はとても好き。
2本目の話はけっこう切なくて、しんみりしてしまった。でも悲しいけど、本人はどうなんだろうなと。人生の1番いいときに…。私なら本望だけど、考えてしまった。
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「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ11
テレビアニメになることを聞いて読み始めたシリーズ
アルコールがないはずの病棟の個室で酩酊を続ける男性の謎、
キックボクシングの試合でチャンピオンになった直後に死を遂げた男性の謎、
どちらもある種の密室で起こった事件。
天久、小鳥遊の2人が2つの謎に挑む。
真相はいかに!?
時系列が気になる人へ…
この話は小鳥遊が赴任して一年後の話でした。
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面白かったです
今回もショートストーリー2本でした
1本目はなるほど、と思うところが多く、ドクター目線での鷹央先生の名推理、よかったです。
2本目は切ないけど小鳥遊先生の成長に、ちょっと感動。最後の宴会は相変わらずで楽しそう。
最後のオマケのサイドストーリーで出てきた諏訪野くんと朝霧ちゃん、今後こっちの本編での時間軸で登場しないか、楽しみ。
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密室の病室で泥酔になる患者の謎、勝利の瞬間に死亡した謎。相変わらず面白かった。ただ後半は残った人の気持ちを考えてしまってしんみり。小鳥先生の成長を感じられた一作でした。
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11冊目。
アルコール中毒と、衆人環視の殺人の2本。
何故表題が神話?って読後におもい、とりあえずバッカスを調べたら、バッカスがお酒の神様。なるほど。(え?本文に出てきたっけ??)
1作目は、鷹央と墨田の旧子弟コンビが相変わらずで、2作目は小鳥遊の学生時代の人間関係が登場!楽しかった。
プロローグから、2作目の結果は、そんな感じなんだろうとはぼんやり思ったけれど、なんか、やるせないねぇ。。。
恋多き小鳥遊君、律子さんが元カノ?って思ったら朝霧明日香さん。それが掌編につながった。完全版でよかった!
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推理カルテの6冊目になるのかな。
相変わらずのテンポの良さと軽妙なギャグ。
結末がかなり強引ではあるが、読んでて楽しいから問題なし(笑)。
巻末の書き下ろしの『朝霧明日香』さん、怖いなぁ(笑)。
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天久鷹央シリーズ第十一弾。
プリンターのインクにメチルアルコールが使われているとは知らなかったし、
その毒性を中和させるのにエチルアルコールが良いのも知らなかったので面白かったが、
プリンターのインクのようなちょっとの量で酔っ払うの?とは思った。
それでも、
処女作が衝撃作だったゆえに苦悩するミステリー作家に、
最近の作品の方が物語の深みがあって好きだ、と言って悩みを解放する鷹央は素晴らしい。
SNSの批判より面と向かって言われた賞賛の方が心に響くというのは、
体験談だろうか。
小鳥遊の先輩がキックボクシングの試合直後に死んだ事件の方は、
神のハンマーときた時点で電気だとわかったので、
そこにどうつながるかが興味のポイントだった。
小鳥遊が事件の解明を任されたのが良かった。
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今回の早坂の死に関する事件は、小鳥遊先生に託されていた。普段は鷹央が解決していた場面を側で見守っていた小鳥遊が、ついに自分の力で事件を解決しなければならない状況に直面するのは初めてであり、新鮮に感じた。亡くなったのが小鳥遊にとって大切な人であったため、自らの手で事件を解決し、律子や轟兄を心理的な苦痛から解放できたことは、非常に意義深かった。最終的に、警察にこの事実を報告せず、彼ら自身の手で今後の人生を切り開くことを委ねた小鳥遊の判断は、彼らしいものであった。
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オーディブルにて。
今回は久々に短編集。
アルコールがない病院内でのアルコール中毒患者。
観客のいる前で勝利後倒れたキックボクシングの勝者。
今回は鷹央が小鳥遊に謎解きを任せた回。