商品説明
宗教を知ることで、自分が、世界が、新しく見えてくる!――「宗教入門の本として、高校生、大学生、学校の先生、お父さん、お母さんに読んでもらいたくて企画しました」
● 自分の死とか自分の生存を世界と自分とのかかわりの中で考えるとなると、やはり宗教は必要です。人間は、いくら頭でわかっていても、それだけで生きていくことはできません。身体的に納得して生きようとすれば、宗教なしには生きてはいけません。
また、極端な科学優位による弊害も大きな問題になりつつあります。それが端的に現れるのが人間関係で、現代人は自分と外界とのかかわり、自分と他者とのかかわり方がうまくできなくなってきています。……そこに現代という時代がかかえる大きな問題の一つがあります。
そして、この問題を考える場合、どうしても宗教というものを抜きにしては論じられません。――河合隼雄(本文より)
目次
- 序章 「宗教は無関係」という人たちへ
- 第1章 人にとって宗教はなぜ必要か
- 第2章 宗教と出会い、そして得たもの
- 第3章 日本人の中に生きる仏教
- 第4章 宗教がわからないと現代とつきあえない
- 第5章 宗教を考える手がかり
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わかりやすい
2024/09/13 13:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教の入門書として、わかりやすく解説されていてよかったす。人間を知ることに通じることで、興味深かったです。
4人の知識人が織りなす人間論
2004/03/05 10:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レノン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「宗教がわからなければ人間を本質的に理解することはできない」──。本書は4人の専門家がさまざまな視点から「宗教」について語った手引き書である。
著者の一人、臨床心理学者の河合隼雄氏は「日本人には、自分と宗教の関係を真剣に考えて生きている人が少ない」と述べ、一方で「個人が直面している問題を考える上では、宗教的要素は避けて通ることができない」と指摘する。人の生死に関する精神的な葛藤、千変万化の自然が教える「無常観」など、日本には「宗教」とは切り離すことができない事柄が多い。
5章で構成される同書は、日本人の宗教観の特殊性や科学的真理と宗教真理の違い、情報社会と宗教などについて考察する。