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村井理子さんの本を初めて読む。
まず、思ったのは、ちょっと働き過ぎなのではないだろうか。ということ。翻訳している本だけでも、何冊も掛け持ちし(それも鈍器本)、その上エッセイやイベントもこなす。年中、締め切りに追われる生活。本というものは、書いたら書きっぱなしということはなく、原稿が編集者との間を何度も行き来する。
その上、義父母の介護、家事もこなし、これではメンタルやられるわ。
他の方のレビューを見ると、他の本は結構笑えるらしいので、さっそく「義父母の介護」を予約。楽しみ(といったら不謹慎か)。
しかし、村井理子さんが翻訳している本や、大好きなテレビシリーズなど、私の好みとはかけ離れている(殺人事件がらみとか)。
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初めて読ませて頂きました。
今まで著書を見かけても村井国夫さんの娘さんだと何故か勘違いしていて。二世か、読まんと思ってました。が、
素敵な表紙とタイトルに惹かれて読んでみたら、面白い方で。性格も近い部分があり、親近感がわきました。本の中で紹介されるタイトル、食べ物、人物を調べつつ読みました。
翻訳家、琵琶湖のほとりに住んでるなど憧れのライフスタイルです。メンタルのお話しも出していて、安心感というか、先輩の話を聞いているようでした。
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「エデュケーション」を訳した方なのか、と読み始めて知りました。
海外ノンフィクションを多く訳されているよう。時折読むけれどまだまだ浅いので、これから手に取る回数が増えそう。
17歳男子が二人いると一度にこんなに揚げ物を作るのかと、写真を見てびっくり。
そして、翻訳の仕事と家事•介護•育児をこなし、自身の体調管理もする多忙さ。これからもどうかご健康に、、!
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翻訳もエッセイも含めて、初めて読んだ著者。
ぐいぐいぐいぐい読めちゃう。なんだか面白くて。飜訳している本の話がたびたび出てくるのも嬉しいし(早速読もうと思ってる)、双子の子育てや介護やお仕事、自分の通院、ハリー、と盛り沢山な毎日が楽しい。
こんだけやってるよーとか、つらいとかでもなく、なんだろ、私も毎日、やれるだけやろう、人生楽しく生きようって素直に思えた。
最後の「原田とエイミー5年後」が、特別なおまけな感じで嬉しかった。
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いろいろ思うところがある日記だった。
淡々と書いているが、感情の波は激しいのか、フィルターを通して少しは和らいでいるのか…。
綺麗事では済まない家族という団体がそこにはあった。
筆者の持っているたくさんのものも堪能できた。
読んでいて、決して楽しいだけの日記ではないが、今後いつか役にたつ時が来るかもしれないとも思う日記だと思った。
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不穏なタイトルと暗い部屋の装丁。
知らない人だとミステリーかホラーかと勘違いするかも(笑)
相変わらずの面白さ。
分厚い1年だが面白すぎて、あっという間に読める。
ときおり出てくる、日記の最後にある「・・・俺」が好き。
今回は、翻訳のお仕事のルーチンも知ることが出来て興味深い。そして、義父母の様子も。
すごい仕事量だと思うけど、家事や付き合いと日々忙しく、メンタルダウンしても、また復活する。
24時間で完結しない日々、私とよく似ているので、なんとなく頷けるし、読んでて安心するんだな。
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まるで鈍器のように分厚い村井さんの2023年の記録。翻訳家ってすっごく苦しそうだなー、義父母どうなった?ハリー可愛いなー、原田とエイミーどうなった!?と感情が忙しい(笑)本。
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犬とか動物に囲まれて、読書して暮らしたい。(213頁)ほんとそれ。読みたい観たいがたくさん詰まった日記でした。
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図書館に予約本を受け取りに行き、ふとのぞいた新着図書コーナーで目が合ってしまった本。
タイトル、装丁で思わず「ジャケ借り」。
予約した本と同時進行で読む。
つもりが、どんどんウェイトはこちらに。
気がついたら連休の間中、読んでた。
堪能。
一気読み、というより、あちこちに書かれている本の名前やNetflix動画の名前に興味津々で途中下車して、調べてはまた読み、そして調べ〜という読書。
楽しかった。
そしてたくさん元気をもらえる本。
なぜか気持ちが沈む「謎のダウナー」の記述に、あるある、とうなづいたり。
ポッと始まった短編恋愛小説?に心を馳せたり。
書くことが好きだった昔を思い出し、あの時の気持ちを懐かしく感じている。
本との出会いはいろいろなものをくれるね。
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ある翻訳家の怒涛の一年の日記である。
三冊ぐらい同時進行で翻訳しながら エッセイも連載。双子の高校生の母でもある。妻業はサボっている様である。その上に義父母の介護!
大型犬の世話,お散歩もあるが、そちらは癒しもあって唯一ホッとするところ。
読んでいるだけで よくやるー。無理無理無理、
潰れる!とハラハラ。しながら一気読みしてしまった。著者のパワーに押されたのか?
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最近、酔っ払うとAmazonで評価の良い本を見つけては、タイトルだけ見て即決で買ってしまう。渋谷の丸善が閉店してから、お気に入りの書店を見つけられないストレスである。
届いてみてから驚いた、何という分厚さ、著者の言葉でいうなら鈍器。しかも日記。果たして自分は全く知らない著者の日記を、この分厚さを、読み切ることができるのだろうか。これはファンのための本なのだろうか、それにしては装丁が渋すぎる・・・。数日間棚に置いておいて、よっこいしょと読み始めてからは早かった。
内容を言うなら何のことはない、日記である。著者は翻訳家であり、エッセイスト。滋賀県に住む双子の高校生を息子に持つ母親である。日記は事件もののノンフィックションの翻訳を行うところから始まる。日記の中で綴られる日常は、翻訳家ということを除けば、とりわけ特別なものでもなく、特に生活のなかで大きな物語が進行されているわけではない。しかし、読み進めていくと、著者の何気ない日常が、気分の上がり下がりが、頑張ったり、頑張らなかったり、ちょっとしたことの喜びや、悲しみにどんどんと没入していき、気付いたら年の瀬が(日記の終わり)が近づいている。
素敵な文章を書くのに、素敵な題材はいらないんだということを気付かされる。気温の上がり下がりで疲れてしまい、気分が落ち込んでいたときに、一緒に村井さんが落ちたり、少し元気になっている様を読み進めていくことで、残暑を乗り越えられた気がする。
「できないとわかっていても、苦しみながら、なんとか周りと合わせようと奮闘する時期は、誰にでもある。悲しいことにね。」
決して順調ばかりではない生活に、人間らしくももがく村井さんの日常が、読む人に寄り添ってくれる、そんな日記であった。
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人の日記を読むのが好きだけれど、文体か文量か、なかなか読み進めない日記も多い。
偶然本屋さんで平積みされており、手にとってみたが、大当たり!
とっても読みやすく、日々が綴られ、分厚い本ではあるがまだまだ読ませてくれ、とページ数が少なくなるのが悲しかった。
3冊の本を同時並行で訳し、その間も家事、育児、義父母の介護(義父母!)、自身の体調・メンタル、と忙しく日々を紡いでゆく。特に義父母とのやりとりと双子の男の子の記述で笑わせてもらった。
祖父母も介護間際になってきて、日々悶々としている母に勧めてみようとおもう。
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仕事、料理、などなど
村井理子さんの凄まじい忙しさが乗り移ったように
スイスイと読み進める。
その上、義父母の介助(介護)も。
P106
お義母さんのデイサービスに行かせない義父
「離れたくないから」
お義父さん、それは愛なのか、単なるわがままなのか。
今回も、村井理子さんと同じようにイラッときたり
クスッと笑ったりと読み手の私も忙しい。
また、原田とエイミーの原田役は誰がいいだろう。
と、考えたりもする。
文中で書かれている海外文学などの著書も参考にします。
(「射精責任」は読んでみたい)
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厚みに躊躇したものの入り込むと止まらなくなる。 昔は人様の日記に楽しみを見出せなかったが、村井さんの文は私を惹きつけてやまない。
ところで「原田とエイミー」は実話なのかフィクションなのか…(面白かったです)
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普段村井さんが訳している本くらいの厚みがあったので、読みきれるか不安だったが数時間であっという間に読み終わった。読む人を面白がらせたいというサービス精神旺盛な日記だと思う。(よく食べる青春真っ盛りの双子男子、湿っぽい義父母、精神病院での朗らかなやりとり、かわいいかわいいハリー、原田とエイミー?)
翻訳を編み物に喩えている部分があったが、韓国文学の翻訳者の斎藤真理子さんもよく編み物をするそうで翻訳と編み物には共通点があるのかなと思った。