薬師に転生したのは、前世の「推し」を助けるためでした　英雄だった聖騎士が私の奴隷になるなんて

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電書版で読んだ時から好きな作品。
この度、加筆追加エピソードありで紙媒体で刊行ということで大喜びで買いました。
美麗挿絵も追加されて眼福眼福。

ゲームの世界にモブ以下の薬師（しかも外見のせいで虐げられている）として転生した女性が、奴隷に堕ちてしまった推しキャラを誠心誠意心も体も癒して結ばれるまでの物語。
序盤はそんな彼にも誤解され、彼の祖国に行ってからは、本来のゲームのキャラたちに誤解される、とにかくハードモードな主人公。
推しを救いたいだけのいい子なのに。
奴隷として売りに出されていたから、奴隷として買い取るしか当時手がなかっただけだし。
それが誤解を招くことに……
特にリンネル、この話の戦犯筆頭はきみである。
あとはゲームのヒーローたちである男性陣。
今回の加筆でリンネルへのざまあというか、おしおきがしっかり見られてスッキリしました。
ゲームの本来のヒロインが、主人公の立場をよく理解してくれていたのが大きかった。
まさしく聖女。

また後日談の追加も嬉しかった。
好き勝手やった挙句に寝室別々にしたいと主人公に言われて悄気るヒーローが可愛かったです。
バカップルやる余裕が出てきたところに、涙出るほど安心もしましたし。
それまでが本当に大変で紆余曲折あったんだ……そのまま幸せになってくれい！

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ルークとフランの距離のある関係から、信頼関係を築いて、ルークが失ったものを取り戻すまでの過程が丁寧で楽しめました！

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ゲームの中に転生しちゃったヒロインですが、ヒロイン自身が不吉とされる白い髪と赤い瞳で周囲から敬遠されているという環境です
そして奴隷市場で訳アリ品なので格安販売中だったゲームの推しを見つけて買って癒したのに、「奴隷を買うような女」というレッテルにさらに辛い目に合うという展開
2人の雰囲気が終始落ち着いていて焦ったかったり切なかったりしてもきっと大丈夫と安心して読み進められます
またそのうち読み返したくなりそうな作品でした