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投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。ぶりぶりぎっちょう、知らなかったけれど実際にあったものなんですね。
だいぶ万城目さんの世界観は理解できてきたかなぁ、という感じ。
表題作は直木賞の「八月の〜」より先に書かれたもののようなので、単行本化が遅かったということかな。
観たことはないものの本能寺ホテルの件を知り、なるほどなるほどとなりながら読んだ。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
本能寺の変の話より、清少納言の話のほうがおもろかったかな。
確かに、めちゃくちゃ有名だもんね、「はるはあけぼの」。
本能寺の方は、展開があいまいすぎて、芯がない感じ。
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うーん、面白くない訳じゃない。
表題作のラストはちょっとうるっとなったし。
でも求めてた万城目さんじゃないんだよなぁ。
本能寺の変、もっと違う感じで読んでみたかったけど、「本能寺ホテル」の件もあるし、これはこれで新しいのかなぁ。
私はなぜかアミュレットホテルを思い出してしまったなぁ。
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2024年 41冊目
前作に引き続き、万城目さんワールド全開の、京都を舞台にした、タイプスリップ歴史小説であった。御所グラウンドの時もそうだが、出てくる地名で昔住んでた時の懐かしさを感じつつ、一癖ある偉人の発言や動きが面白い。個人的には三月の局騒ぎの方が好き。
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三月の局騒ぎ
2002年の京都の女子大女子寮。北白川女子寮マンション。大学は違う。三人人部屋。2回生から二人部屋。上級生は一人部屋。部屋こことを局と呼ぶ。門限22時。消灯23時。wifiのない時代。
バイトのシフトで守れない。3回生までに3割退寮
長く寮にいる学生キヨ。12年いるらしい。最上階の一人部屋にいる。大文字焼きがよく見れる。
毎年部屋交換。キヨが希望。キヨと同部屋。
大学名も学部も不明。ネットで検索して清の局日記をたまたま発見。43人目の訪問者。女子寮の内情について書かれていた。
自分もネットに書き込みをしていた。キヨから、書くのやめたの?初めて口をきいた
キヨが高野川と加茂川が合流して鴨川になる地点に立っていた。春はあけほの
と叫んでから、いなくなった。
3月末でキヨは退寮。キヨに書けばいいのにと言われたのを思い出し、就職後、ブログ開始。バスってエッセイ集を出す。キヨの文章を検索しても消えていた。清少納言の書き出し、春はあけぼの
千年たっても忘れられていない書き出し。
キヨと清少納言。キヨは何者だったのか?
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突拍子が無さそう、でも身近にありそうな設定を考えつく著者に脱帽。三月の局のほうが好き。京都を感じる作品。
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【直木賞受賞シリーズ第2弾。京都の奇跡、ふたたび】新直木賞作家、日本史最大のミステリーに挑む 京都を舞台に、死んだはずのヤツらが大暴れ! 今度のマキメは容赦なし!!
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私自身京都の女子大出身のため、『3月の局騒ぎ』は自分自身の学生時代も想像しながら楽しめました。京都の学生の細かいリアルな部分と摩訶不思議な部分が丁度いい具合にまじりあっていて読みやすい作品だったと思います。
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八月の御所グラウンドに続く、歴史上の人物と現代の主人公が接点を持つシリーズ。
タイトルの六月のぶりぶりぎっちょうと三月の局騒ぎが収録されている。
どちらも京都が舞台で、その土地柄、こういう不可思議なことが起こってもおかしくないなと納得させられる作品だった。
三月の方は清少納言が出てきて、物書きとなる主人公の生き方を後押ししてくれるのだが、くすりとさせられる箇所もあり、全体的に微笑ましい話だと思う。
六月のほうはそもそもぶりぶりぎっちょうって何?ってところから始まるが、それは作品を読んでもらえれば分かると思う。
こちらは織田信長が出てくるが、主人公同様に夢なのか現実なのか読者である自身も分からなくなる部分もあった。
織田信長がなんで自分は殺されたのかという思いを400年も持ち続けているという発想が面白いと思った。
どちらかと言えば私は三月のほうが好み。
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相変わらずの万城目ワールドは、よく判らないけれど、なんだかクスッと笑える世界観が好きです。
「三月の局騒ぎ」
伝説の12回生の「キヨ」とは?
女子寮マンションの個室に住んでいると言われる「キヨ」とひょんな事から同室になった若菜。謎に包まれたキヨと同室になるが、中々その実態が掴めない。そんな時、偶然キヨの個人スペースで見かけたHPのタイトルに惹かれ、見て見ると…
2000年代のHP作成とか携帯の16和音の着メロとか、世代なので懐かしかったです。
平安時代の寮の仕組みと現代がコラボしてて面白い世界観でした。
キヨとは結局何者だったのでしょう?そこがまたミステリアスで良いです。
「六月のぶりぶりぎっちょう」
てっきりまた万城目語録かと思ったら、ちゃんとした意味のある物だったんですね。
本能寺の変と現代をクロスオーバーさせたミステリーでした。
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2話目は、往年の万城目ワールド感が色濃い物語。現代劇に本の少しの万城目ワールドが入る1話目の方が前作の八月の御所グランドと同じテイストで好きかも。
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タイトルに惹かれて読みました。
ぶりぶりぎっちょうはぶりぶりぎっちょうでした。
「三月の局騒ぎ」のほうが好きです。
気になる気になる。
全然住みたくないけど
京都の話を読むと京都住んでみたくなる。
たぶんしゅららぼんぶりの万城目さんでしたが
やっぱり面白いですね。
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読了後に後ろから京都の風を感じるような
とてもスッキリとした爽快感があった…
ちょっぴり切なくて、でも暖かい。
やっぱり万城目ワールドはいいなぁ
北白川女子寮マンションに越してきた主人公。そこにはキヨという十四回生??のずっと寮に在籍している人がいた。ひょんなことから主人公とキヨは関わることに…果たしてキヨとは一体何者なのかー?「三月の局騒ぎ」
大和会に参加すべく京都に赴いた社会科教師滝川。大和会を翌日に控えて京都観光を終え宿に向かう最中、変わった占い師に会う。そこで「本能寺の変の真相に触れたいか?」と問われ、とある紙をもらう。そしてふと目覚めたときにはなんと...果たして滝川の運命は…「六月のぶりぶりぎっちょう」
印象に残ったところはやはり信長が滝川に本心を吐露するシーン。信長は自分の死に対して疑念を抱いていて、それを聞いて胸が締め付けられるのも束の間、滝川が信長に放った言葉が忘れられない。
「みんなあなたのことが大好きなんです」
この言葉に信長も救われてほしいなぁ。
みんなあなたのことが好きだから、四百年たった今もこんなにあなたの死を考えてしまうんですよ!
こんな書き方ができるのは
万城目さんしかいないと強く思う。
歴史上人物でさえも息をのんでしまう
書き方をしてしまう万城目さん。
本当に恐るべし(笑)
次の万城目ワールドが待ちきれない!!
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表題の六月のぶりぶりぎっちょうも面白かっけど、三月の局騒ぎは前作との繋がりもあって、ラストは「おぉ、そうきたか」とニヤついてしまった。
現実とファンタジーの混ざり具合が絶妙で、よんでいて楽しかったー!
もっともっと読みたかったので、読み終わるのが寂しかった。
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おもしろかった〜。
日常の中から生まれる不思議な物語。くすっとした笑あり、人に微笑ましくなり、ほんのりあたたかい気持ちになれます。