- 販売開始日: 2024/09/13
- 出版社: 日経BP
- ISBN:978-4-296-20547-9
チャイナ・アセアン なぜ日本は「大中華経済圏」を見誤るのか?
著者 邉見 伸弘
米中対立、いわゆる”デカップリング”が喧伝される一方、不動産の暴落など、中国経済の失速がメディアをにぎわせる。そんな状況に日本は安堵していないか? 正しい情勢判断のために...
チャイナ・アセアン なぜ日本は「大中華経済圏」を見誤るのか?
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商品説明
米中対立、いわゆる”デカップリング”が喧伝される一方、不動産の暴落など、中国経済の失速がメディアをにぎわせる。そんな状況に日本は安堵していないか? 正しい情勢判断のために、日本は今、何を見るべきなのか──。
リアリズムに立脚する国際情勢分析専門のストラテジストが再び、ペンを執った! モノを見るレンズの「焦点の合わせ方」、そして日本繁栄の手段「アジア太平洋での交差点化」とは!
日本は米国に歩調を合わせて脱中国へと動きつつある。中国をめぐる地政学的リスクが声高に唱えられ、改正反スパイ法の影響もあり、人的交流も減っている。だが日本は「大中華経済圏(チャイナ・アセアン)」と距離を置いたままで発展できるのか。巨大市場、製造拠点としてのチャイナ・アセアンを失えば、日本に待っているのは、衰退と高インフレではないのか。
そもそも今後、「米中の関係改善はない」と誰が言い切れるのか。米中関係が復活すれば、待っているのは「ジャパン・パッシング」どころか、「ジャパン・ナッシング」の世界かもしれない。いや、すでにASEANが米中の結節点になりつつあるのではないか。最悪なのは対立や競争よりも、スルーである。変化の流れに、しっかり噛んでおくことが重要なのだ。
日本はアジア太平洋の産業チェーンの需要な結節点になれる国だ。そうなれるかどうか、今、大きな分岐点に差しかかっている──。
気鋭のストラテジストが改めて日本企業、そして日本が生き残るための「繁栄の道」を徹底解説。現実思考で、情勢をしたたかに見極める必要性を説く。
膨大なデータを取り込んだ中国・アセアン経済のビッグデータも分析。大中華経済圏」のリアルを伝える。
目次
- 1章 中国悲観論だけでは見えてこない中国の実像
- 2章 知らぬ間に発展する中国・ASEANの物流回廊
- 3章 マクロ経済統計から見るチャイナ・アセアンの変化
- 4章 チャイナ・アセアンで成長を遂げる企業に共通するダイナミズム
- 5章 大中華経済圏で起こる断片(フラグメント)化とスキャッター化
- 6章 日本が生き残る道
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