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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
晴れ晴れしい卒業の日が、突如として凄惨なデスゲームに侵される。目に見えるモノから隠れたモノまで、悪意とそれをも凌ぐ無邪気な善意と、あらゆる「イジメ」の形を炙り出した青春スリラー。
自分がヒエラルキーの何処に位置していたかによって感覚が変わるであろう作品。グロテスクな描写はあるが、中高生がこの作品をどう捉えるのか、課題図書にしたら新しい見解が生まれて面白そう。
登場人物一人一人が良くも悪くも芯を持っていて、言動の違いがクリアに見て取れる分、色んな価値観に悩まされ、考えさせられた。
「何もしない」という事も同罪になるのだとしたら、それは全員に言える事なのかもしれない。誰かが何かをしてくれるのを「ただ待ってるだけ」の人も然り。
根本的な解決には繋がらないが、このくらい腹を割って話せる場が設けられていたら、彼女たちの日常は大きく変わっていたのかも。人をよく見て、考えて、伝え合う、今の教育現場に足りないモノが見えてきた気がした。
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神に愛されていた が
なかなかよかったので
結構期待してた本
バトル・ロワイヤルを超えられるか?
って読んでみた
個人的には
かなりムリくりな感じがした
トンデモすぎん?というのと
これでは解決全くせんなという
あと
体育で二人一組
いつもあぶれてた身としては
恥ずかしかったけど
別に大したことなかったなぁ
それに
そこまでの大罪だろうか
そうなんだろうか
たまたま同じクラスになっただけの
興味を持てない人間と
仲良くする必要あるんだろうか
それはそれで
義務的優しさの強要な気がする
エンタメとしては
登場人物がおもしろいので
星はギリギリ3つ
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バトルロワイアルみたいで、その世代でハマった人は絶対好きなはず。
何度もカースト表見たりして読むの時間かかったけど最後まで夢中になって読んだ。死に方の謎についてもっと触れてほしかった気もするけど、すごく面白かった。映画化とかになるといいなー
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見えないいじめ問題。
本人たちは何も思ってないかもやけどやられた本人はずーっと覚えてる。
そんないじめが原因で始まったデスゲーム。
一人一人のキャラがたっててすごくおもしろかった!
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1章、というか一人一人の視点が細かく区切られるので読みやすいと思う。登場人物たちと同じように学生やってる子たちが読むと色々と考えたり感じることがあるんじゃないかな。
スクールカーストって、私が学生の頃にもあった言葉だけど、実際にあるのかな。てか、あったのかな。全く覚えがない。私はどの辺にいたんだろう……?
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誰がつけた訳でもないのにいつの間にかできているクラスのカースト。人を差別するないじめるなと教えられてもやってしまうのは、社会に出ている大人と違って責任感も地位もないからなのか。学生たちは残酷だ。
デスゲームの割にはひっそりと始まり、嘘のように人がどんどん死んでいき、生き残りも綺麗に決まる本作。表面上仲良くしていたが実は嫌いだったクラスメートを葬り去ろうとする者や、死ぬ時は一緒と手を取り合って死ぬ者あり。
実際、こんなデスゲームになったら、自分が生き残るのに必死になるはずで、本書に出てくる者のように、他人のために自分は死んでも良いと思う者はいないと思う。ちょっと綺麗過ぎると感じたものの、なぜ、担任がこのゲームを始めたのかという目的もはっきりしているし、割と好きな話だった。
コサージュの仕掛けが一人ひとり異なるのはどういう仕掛けなのだろう…等と気にしてはいけない。これはデスゲームというより制裁なのだ。最初から生き残れるのは一人もしくは二人と決まっている時点で、遅かれ少なかれ自分は死ぬだろうと思った生徒が大半だったろうし。それでも、何とか死ぬのを回避しようとしてしまうのが人間の性なんだろうな。
タイトルの「二人一組になってください」という言葉が嫌いな人は、思ったより多くいるんではないかと思う。無意識な言葉が、人を傷つけているということは常に念頭に置いておかなければ。
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女子の集まりの中で発生する格差、嫉妬や醜い感情がすごくリアルに描かれてて、きつい…。
でも、ページをめくる手が止まらなくなり、夢中で読みました。(寝不足になりました…)
次に自分が死ぬかもしれないデスゲームの中で、自分よりも友達を生かそう…って誰かのために行動できる人の強さに感動しました。
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卒業式の日に、担任によって仕掛けられた特別授業(デスゲーム)。
女子高のとあるクラスで行われていたいじめ。その対象となった「特定の生徒」にからむいくつかのルール。
27人の生徒たちが「二人一組」になれなかった者から壮絶な死を迎えていく。これはいったいどういうことなんだ。
一章ごとに語られる「被害者」。彼女と特定の生徒との関係。
クラスの中でのカースト。一軍から三軍までに自ら振り分けられていく生徒たち。そこにあるのは「処世術」。
今日の親友が明日自分をいじめ始めるかもしれない。
生徒たちは、息を殺し、周りを伺い、うまく生き延びていくために隣にいる「友」の手を離す。
こんな地獄のような時間を過ごしているのか、いまの中高生は、と。
SNSによっていじめの形は変わった。わかりにくさ、と見えにくさ。その中で今を必死で生き延びようとするのは「罪」なのか。
体育の授業で、あるいは教室で、何気なく発せられる「二人一組になってください」という指示。
そこに存在する「悪意」をここまで赤裸々に描き出す、木爾チレンの冷徹な視線と、そして求め続ける希望への意思を感じた。
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タイトルと概要から窺えるドロドロ人間模様を期待して、新刊予約で手に取ってみた。
「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです。」とある女子高の卒業式直前に突如始まるデスゲーム。「二人一組になり、誰とも組むことが出来なければ失格。一度組んだ相手と再び組むことはできない。特定の生徒が余れば、それ以外の生徒全員が失格。最後に残った二人及び一人が卒業式に参加できる。」生き残るのは果たして誰か―――。
人によってはトラウマでもある(私も良い思い出がない・・・。)「好きな人と二人一組になってください」をデスゲームに、女子高生のクラスカーストや友達関係の裏表を描いた学園ドラマ。デスゲームのルールを読むも、自力で足掻いてどうにか出来るものとも考えられず(精々僅かな時間を延命するくらい。)、どう意外な展開に持って行くのかワクワクしながら読み進めていたのだが・・・結論、意外な展開なんてなかったんや。。。
シナリオ展開の意外性もなく、核心部分であるデスゲームの真相や、ゲームに生き残った少女が選択することとなる道(エピローグ)は首を傾げてしまう内容で正直、シナリオ面はイマイチ。死が間近に迫った少女たちの心の声(本音)を、オムニバス形式に眺めて楽しむ作品かと。
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「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」
誰かと手を繋がないと死ぬ―。とある女子高の卒業式直前、担任教師によって突然開始されたデスゲーム。一軍、二軍、三軍と分断された、まさにスクールカースト。その中で最後に生き残れるのは果たして―。
格付け、嫉妬、裏切り、真の友情。女の敵はやはり女なんだな、と終始共感しながらサクサク読めました。そして私もこの言葉は嫌いだったな、とも。大人になった今でこそ一人を楽しめるし、寧ろ一人のほうが楽だとも思えるけど、学生時代は自分が溢れることが不安だったし怖かった。上辺だけの関係でも誰かと一緒にいて安心したかった。
クラスメイト一人一人に焦点があてられたストーリーも読みやすく、クラス名簿やカースト表があるのも助かりました。どの回で誰と誰が組んでいるからこの子とはもう組めなくて、と組み合わせも緻密に計算されていて、もう一度振り返りながら読みたい。
【次に読みたい】
・本屋さんのダイアナ/柚木麻子
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卒業式直前のデスゲーム。
このクラスにいじめがあった。
嫉妬や妬みに羨望や裏切り、本当の友達とは何か。
生き残れる為には二人一組になって手を繋ぐこと。
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過激なストーリー、小説だからそ伝わる「いじめ」というテーマ。「ダメ」って言っても「いじめ」はなかなかなくならない。いじめられる側にとって「二人一組」の相手が見つからない辛さ、いじめる側の鈍感さ、「いじめは良くない」っていうよりもこの小説を読んで世界観を擬似体験する方が早いのかもしれない。読後「小説でよかった」と誰もが胸を撫で下ろし、あくまでもエンタメ作品として、デスゲーム小説として「怖かったけど面白かったね」と、楽しめる人ばかりであることを願ってやまない。
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名前に惹かれて購入し一読。
一人一人の人物に焦点を当てていて読みやすかったけれど、内容の濃さをあまり感じなかった。
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学生の頃嫌いだった言葉がタイトルになっていた。
最近好きになった木爾 チレンさんの本。
「二人一組になってください」って残酷な言葉よね。今でもそんな事言う学校あるのかな?
昭和のいじめも陰湿なの多かったけど、令和はもっと大変そう。
グループLINEとか陰湿の質が違ってそう。
自分達の頃も思い当たる事、胸が痛むこと書いてあったなー。そんな事を思いながら読んでた。
デスゲームの中で学校と言う組織や人間関係を考えさせられるなぁ。
そして、無自覚の悪意,,,これも深いな。
見て見ぬふりはそう言うことなのよね。
自分を守りたいから強い者にまかれる。
学生時代って本当に大変。
女って特に。
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感想
本当の友情。携帯の文字だけで作られない。昨日一緒に遊んだからって築けるものでもない。危機に出会うとわかる。あの子も結局。友達って。