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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡くなった母との「別れ」を受け入れるため、思い出の場所を訪れたまひろ。柔く温かい女大将が営む寿司店を舞台に、いついかなる時も紡がれていく人の絆を描いた、心も満ちるおいしい物語。
どんな時でも自分の心には嘘を吐かない「自由」な生き方を貫くかっこいい登場人物たちに魅了された。
面と向かって言い合ったり、一緒に食卓を囲んだり、それでもダメで時の流れに頼ったり、いつでも心は全力で誰かを求めている。傷付くのが怖くてバリアを張ったり、動けなくなってる人の背中をそっと押してくれる作品。
お寿司に纏わる豊富な豆知識も学べて、楽しさ鮨詰め。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて、おいしい、そして優しさが満ちあふれています、今生きていてつらい方、ぜひ一読ください。優しくなれます。母親を亡くした女性が、思い出の寿司屋へ行くが、ランチタイムは終わったばかり。そこで、新たな人たちとの出会いが、…。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通というか。
ここがすごいとか、この部分がとても良いとか、そいうのはなくて。
そういう話なんだよね。
続きもあるかな。
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森沢さんが描くキャラクターはいつも優しくて、心が疲れているときに寄り添ってくれる。
心地がよい。
寿司屋の大将であるさやかさん。
ふわふわのわたあめのような笑顔のおっとりした女性ではあるが、研究熱心な芯のあるかっこいい女性だ。
こんな人になりたい。
『強い意志をもってがんばるのも大事だけど、じつは、人生のなかからmustをなるべくなくしておくことも大事』
そうか。
そうなのか。
そう努めていこう。
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これぞ森沢作品!というような美味しいものと優しさがたっぷり詰まった物語。
さやかの寿司職人としての仕事が本当にプロフェッショナルで、どれも美味しそう。「邪道寿司」を食べてみたいなぁ。
そして、美味しいものの周りに集まっている人達がみんなとても優しい。森沢作品を読んでいると、こんな町に住みたいなといつも思う。
今までの作品に登場した人や物が、今作でもたくさんちりばめられていた。
古い作品も少しずつ読んでいるところだけど、早くコンプリートしたくなってしまう。
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夕凪寿司に関係する4人をめぐる連作短編集。
「夕凪寿司」はアットホームで居心地がよくて、大将が握るお寿司は絶品!
文字だけで食欲をそそられます。
そして、その気の抜けるようなほんわかした口調や雰囲気に、誰もが毒気を抜かれてしまう。
人生で心が落ち込み「無」になるような、後にトラウマになるような暗黒時代って、人からのちょっとした温もりある言葉や、さりげなく寄り添ってくれる人たちとの出会いで救われることがある。
夕凪寿司の人たちみたいに温かく受け入れて、応援してくれる人がいたらすごく安心。
そういう人が存在してくれるだけで力になる。
柳のようにしなやかで努力家のさやかさん
ツンデレな未來ちゃん
情に厚い元大将・伊助さん
夕凪寿司に集う気のいい常連さんたち
それぞれに屈託はあるけども、心を許せる仲間がそばにいるのって心強い。
みんなのこれからに幸あれ!
優しい気持ちで読み終えました。
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海辺のひなびた商店街にある「江戸前 夕凪寿司」。女性の寿司職人には中々厳しい世界だけど、それを並外れたセンスと努力で美味しい寿司を握る、さやか。さやかの祖父・伊助も銀座で名店と呼ばれるまで育て上げたレジェンド。そしてツンデレ店員の未來。
夕凪寿司での交流がじんわり温かい気持ちにさせてくれました。
少し心に傷を持つ人達も、夕凪寿司が癒してくれる、そんな優しい場所が素敵でした。
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親からのDV、モラハラ満載の客が登場するので、森沢さん作品では珍しいイヤ〜な感情になった。
でも、森沢さんの作品だから、きっと救いはある、という信頼感で読み進めた。
読み切った後は、やっぱり森沢さんを信じてよかった!という気持ち。
おっとりしているけど、芯は強くてかっこいいさやかさんに憧れる。
未來ちゃんや伊助さん、まひろちゃん、常連客のみんなも、とってもあったかくて優しくて、気持ちの良い読後感だった。
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常連のお店を持ってればなぁ。度々思うこの気持ちに拍車がかかる物語。全員優しくてあったかい登場人物は、いつもの森沢作品ならでは。あと、あの物語のあの人がゲスト出演する仕掛けもいつもながらです。
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帰る場所があるというのは良いことだとつくづく思います。心の拠り所が、いかに人を支え自由に選ぶことを尊重し行く先を見守ってくれる存在となるのかを感じました。
一人暮らしをしていた時、こんな行きつけの店があったら…とさやかさんの寿司を食べたい気持ちはもちろん、お店の常連さん達との関係もとても羨ましくなりました。
「人生でいちばん大事なのは『いつも自由でいること』」、「人生のなかから『MUST』をなるべく無くしておくこと」、思っていてもなかなか実行できている人には出会えません。でもそれを言ってくれる人からもらった言葉を次の人に渡していく、人と人との繋がりの滋味深さを味わい尽くした作品でした。
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この物語も 優しさで溢れていました!
森沢明夫さんの物語は他の物語の中の人達も
出てくるので 何か自分の知り合い登場!
みたいな嬉しさも感じながら読み進めていました。
夕凪寿司の大将さやかさん!
さやかさんの祖父、伊助さん
看板娘の未來さん 親友のまひろさん
ジジ馬鹿社長の武則さんとその家族!
みんなそれぞれ懸命に生きてきて
沢山辛い事をのりこえて
出来る限りの優しい気持ちで仲間を思い遣る
本当に物語の空気感が素敵で読み進めて
私の心も温かくなっていました。
嬉しい時、悲しい時、淋しいときに
夕凪寿司でお寿司を食べられたら
嬉しい気持ちはみんなで嬉しくなれるし
悲しさや淋しさは、さやかさんで癒されて
お腹も美味しいお寿司で満たされたら
もう一回前を向いて頑張れますよね!
結局、読後感として さやかさんのお寿司が
食べたいなぁと思いました!
あと、直斗さんのカレーも、、、。
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いつまでも読んでいられる優しさに包まれた世界。
ほかの作品同様、癒やしの時間を存分に堪能。
森沢さんの作品リンクが見つけられて思わずニヤリ。
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母の納骨を終えたまひろは、幼い日に母と一度だけ
訪れた、鄙びた商店街の寿司店「江戸前夕凪寿司」に
やってきた。大将・さやかは、ふんわりとした
見た目とは裏腹に、凄腕の寿司職人で…。
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お寿司の本があると、つい読みたくなってしまいます。そしたら、先日読んだ『おいしくて泣くとき』の森沢明夫さんの本でした。
なるほど。登場人物達の重い境遇と周りの人たちの温かさとが似ていました。いい話でした。
MUSTのところが心にきました。
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さやかは森沢さんのほんわかキャラのナンバー1に認定。私も見習いたい。
未来とまひろの関係が羨ましい。
社長も早くちゃちょーって呼んでもらえるといいね。
ヒカルの卵がちらり。
今回はピリリとした部分もあったけど、最後はいつも通りほっこり。