百番様の花嫁御寮 ２ 神在片恋祈譚
「百生」に嫁いだ紗恵は、当主の成実と胚島という離島に行くことに。「夫婦水入らずの旅を」という先代・香純の計らいだった。島に着くと、宿の案内人で、成実の士官学校時代の友人だ...
百番様の花嫁御寮 ２ 神在片恋祈譚
商品説明
「百生」に嫁いだ紗恵は、当主の成実と胚島という離島に行くことに。「夫婦水入らずの旅を」という先代・香純の計らいだった。島に着くと、宿の案内人で、成実の士官学校時代の友人だったという鼓という男に会う。だが、彼はなぜか二人に敵意を持っているようで…。翌朝、恋人と駆け落ちしてきた若い娘が、宿で不自然な死を遂げる。その直前、紗恵は赤子の泣き声のようなものを聞いており…!? 二人は鼓に事情を聞こうとするが、どうやら島ぐるみで何かを隠しているようだった。≪悪しきもの≫の気配と危険を感じた成実は、紗恵を逃がそうとする。しかし、嵐で島に閉じ込められてしまい…!! 「何があってもお前のことだけは守る」。そう言ってくれる成実の心こそ、守ってあげたいと思う紗恵だったが――!? 大人気×和風シンデレラストーリー第二弾！
目次
- 序/一/二/三/四/五/六/終
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ヒーローヒロインの関係が安心して読めるようになったのはいい
2024/12/29 02:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ようやく両想いになった二人だが、本当の意味ではまだ夫婦になっていないことで紗恵は悩んでいた。
そんな時に先代当主だった義姉の采配で成実と二人離島へ旅行に行くことになる。
しかしその島には悪しきものが巣くっていて、成実の士官学校時代の友人と再会し、島が隠している秘密を知ることになる二巻目。
この作家さん、考え方の常識が違っていてなにいってんだこいつってキャラ描くの本当に上手いな。
価値観の違いでわかりあえないけど、わかりあう努力はできる。
少なくともそうしたいと思っていることを知って欲しい。
相変わらずヒロインのメンタルつよつよで安心して読めるわ～。
でも十番様の方のヒロインが機織りとして誰にも真似できない技術があって揺るがないのとは違って、こっちのヒロインは神無しで何か誇れる特技もないし、そういう点で不安定なのは仕方ない気がする。
どっちもヒーローへの気持ちは間違いなく揺るぎないというところは安心要素なんだけどね。
