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著者 酒井潔 著
狂騒と退廃の昭和初期の色街探訪。大震災後に増殖した新風俗の実態と、社交場の男女の乱倫を活写。80年を経て新字新仮名にて初文庫化。〈解説〉下川耿史
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評価内訳
2014/09/24 16:47
投稿元:
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酒井潔と言うと、かの発禁書『エロエロ草紙』で昨年「タモリ倶楽部」でも特集も組まれてブレイクしたため、わりと知ってる方も多いながら、軽く「ネタ」消費されてしまっただけで他の作品含めて腰据えて読んでいる人は少ないわけですが、本作を中央公論新社が文庫で復刊させたのはとても偉業です。 「エロ・グロ・ナンセンス」だけの作家と思われがちな酒井ですが、1920-30年代のモダン「大日本帝国」の「エロ」は一種の都会的ダンディズムの表出でもあったということがよくわかり、本作は言うなれば戦前のバチュラー兼都市生活者へ向けたライフスタイル指南書です。 『エロ』だけでなく『悪魔學大全』『降霊魔術』等を叙していた根っからのディレッタントでありエピキュリアンであるところの都市遊歩者であった酒井のモジ(モダンジイサンの略)としての面目躍如たる筆が各所に冴えており、例えば新宿駅から眺める都市観察者の眼差しは一級のエッセイです。馥郁たる夜の歓楽街から次の歓楽街へと遊歩する酒井の影追って徘徊しているような気分になります。 惜しむらくは彩流社が同著を完全復刻しておりますがその本文庫の表紙も完全再現のまま再現してもらいらかったところであります。 しかし、酒井潔という作家、おそらく通常であれば歴史の波間で藻屑のごとく消えてしまう可能性も多分にあったであろうマニアックな作家のマニアックな著作が、80年の時を経てこういう形で一般流通で復活するのも、戦前発禁本たる『エロエロ草紙』が国立国会図書館近代デジタルライブラリーの2012年アクセスランキング1位であったという「エロ」パワーのお陰であり、まさかこんな展開になろうとは、当時の著者自身はおろか、当時内務省警保局図書課で検閲実務に当たっていた戦前官僚の方も、想像だにしなかったでしょう。 逆に考えればこの一ディレッタント作者と一内務省官僚の連携によって80年後までこの変なコンテンツがちゃんと生き残り復刊されたのだと考えると何とも感無量です。
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