いとし、いとしという心2【イラスト入り】 みんなのレビュー
- かわい有美子 (著)
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評価内訳
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いとし、いとしという心 2
2012/08/03 20:33
シリーズその2
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
「いとし、いとしという心」の続編です。
今回は千秋と侑央の高校生編から始まります。
千秋の侑央への一途に想う気持ちが懇々とあふれていました。
でもその一途さ故に腹黒なんですけどね。
高校生編「ユキウサギ」のラストシーンはちょっとホロリです。
前作の続き「啼かぬ蛍が・・・」では侑央の気持ちが揺れているのがなんともじれったいのですが
でも、そこがよかった。
思い出の中でしか登場しない千秋の兄、荘一の本当に人のよさげな立ち居振る舞いは
やはりみんなに愛されたいたのだなぁとも感じました。
荘一がいたらやっぱり千秋に勝算はなかったかも・・しれませんねぇ。
でもラストはハッピーエンドなので安心して読めるお話だと思います。
京言葉や京都の町並みなどしっとりとしたお話をお探しの方にオススメしますよ。
2018/09/21 18:39
無事執着愛が実り
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
侑央と千秋の高校生頃の話。高校時代の千秋の心情描写が切なかった。再会後ユキが千秋の結婚話で身を焦がすが、ようやく千秋が報われて安堵した。もっとこの二人の甘いラブラブのお話を読みたい。
2017/01/26 09:03
るるぶ京都
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もり - この投稿者のレビュー一覧を見る
執着愛。ユキが泣いても怒っても可愛いと盲目になってる腹黒狐の千秋。頭が良く冷静に達観してるのに、ユキに注ぐ愛だけは熱い!ユキの友人関係に探りを入れたり、周囲へのアピールに着物を着たり、離さないくせに距離をとったり、垣間見える素直じゃない愛着に萌えます。また芯の強いユキの健気さと頑固さに相反する感じやすい体がたまらない。突っぱねきれない素直さや優しさも魅力。
はんなりとした京言葉や町屋の風景が湿度の高い空気感をもたらしてます。京都に行きたくなりますね。老舗独特の人間関係や丁寧に描かれた人物描写、気持ちの変化が深い世界観を作ってます。現実は厳しいけれど、2人で生きること、堕ちることを決意したラストに、エールを送りたい。
いとし、いとしという心 2
2016/02/15 14:03
攻めの粘り勝ち
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
「いとし、いとしという心」の続編。
前作は受けが攻めに心を許しかけたところで終了し、
今作の前半は過去に戻って高校生編。
受けの秘密の恋心(攻めの兄を好き)を黙っておいてあげる
という交換条件で受けの体を弄り倒す攻め。
攻めは肌を合わせる関係になれば、
そのうち心も付いてきてくれるだろうと期待してたのですが
受けは、体は快楽に流されるのに心はちっとも攻めに向かず、
己の心と体の乖離に苦しみます。
受けの苦しむ姿を見て、
攻めは自分の執着から受けを解放してあげようと、
誰にも告げずに東京の大学に進学を決め、
二度と戻らない覚悟で京都を去ります。
京都を去る日、
受けが登校する姿をこっそり目に焼き付けてから
黙って出て行く攻めが 非常に切ない(涙)
後半は、1巻の続き。
攻めの粘りが効いて、受けの気持ちがようやく攻めに向いてきますが、
あと一押しが足りない状態で・・・。
攻めの長年の片思いが報われて本当によかった♪
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