午前2時にみる夢 みんなのレビュー
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午前2時にみる夢
2001/05/05 22:57
弟かもしれない、という複雑な運命の糸。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
身寄りのない高校生・芹を預かることになったエリートサラリーマンの大賀(おおが)。
幼い頃に大賀を捨てた母そっくりな、芹の顔立ちに、もしや彼は弟なのかと、大賀は疑いながらも、いじっぱりで健気な芹に惹かれてゆき、芹も兄のような大賀に甘えるようになる。
だがある晩、酔った大賀は芹とキスしてしまう。好きにしていいと囁く芹に大賀は熱い衝動を覚える。
両親が亡くなり、身の内に出来た空虚を埋めるように、夜の街を徘徊していた過去を持つ芹の不憫さがせつなく、同居を歓迎されてはいないと知りつつ、家事をする芹に大賀が喜んでくれることが嬉しいと、誰かに必要とされることに喜びを感じる芹の、両親が亡くなった後、たらい回しにされた親戚から疎まれた過去もせつない。
2部作の後半は、大賀の父が芹に出会い、大賀のマンションにしょっちゅう来るようになって、それでなくても仲の良くない父親とゴタゴタしつつ、却って芹とのことで、父親と正面から向き合って話してみようと思えるようになるお話し。こちらも芹がいい子で不憫な感じがせつない。
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