yukiちゃんさんのレビュー一覧
投稿者:yukiちゃん
その着せ替え人形は恋をする 5 (ヤングガンガンコミックス)
2020/07/26 19:15
たまらんっ!
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いやあ、ホントに、海夢の可愛いことったら、娘にしたい!
海夢パパの放任ぶりには、???だったけど、こんなに可愛い娘なら、何でも好きにさせてやりたいって、分かるなあ、同じ娘を持つ親として。
それにしても、ごじょー君の衣装選びで見せた海夢のセンスのなさったら、ホントにホントに可愛いの千倍くらい行ってるわ。
花火の時の髪形も色っぽくてステキ。下駄のエピソードもホントにキュートです。
ああ、早く次号のコミックスが出ないかな。
その着せ替え人形は恋をする(ヤングガンガンコミックス) 13巻セット
2019/01/02 09:01
可愛いんです!
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久々に面白い漫画に出会った。
ネットで見かけて気になったので購入してみたが、「やった、こりゃ拾いもんだ!」と嬉しくなった。
絵柄も綺麗。登場人物の性格付けも申し分ない。ちょいとエッチな演出もお約束。
サクッと読めて、次の巻が読みたくなる。
かわいらしいカップルの誕生を喜んでいます。
時の子供たち 下
2021/08/22 22:43
そうきたか!
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久々に期待を裏切られた作品に出会った。それも、かなり良い方に裏切られた。
当方は、かなり気合の入ったSF読みだと自負しているが、最近読んだSFの中でも、かなり良くできたラストシーンだと思う。
素直に感動した。
何がそうだったのかは、ぜひこの本を読んでもらいたい。
クモとアリの戦争かと思いきや、ヒトとクモの戦争になっていく必然と不条理のせめぎ合う様は、非常にリアリティがあってドキドキした。
そして感動もののラストシーンへ流れ込むのだが、ここでは話せない。
重ねて言うが、ぜひぜひ、読んでいただきたい。
時間旅行者のキャンディボックス
2020/10/31 16:27
これは新しい
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ホットイフとタイムトラベルを組み合わせた、全く新しい時間テーマの傑作だと思う。
多くの時間者でタブーとされる自分との出会いどころか、50人の自分と一緒にバレエを踊るなんざ、とんでも作家の考えることだろうが、この作家さんは従来のSF読みの予想の遥か斜め上を飛び越えた、ぶっ飛び話を届けてくれてます。
女性同士の恋愛が普通になっている時代設定やタイムトラベルが、ある年を境に不可能になるというのがまたミステリアスでよろしい。
いつかその理由を本にしてほしい。
他にも色々、新機軸が出てきますが、そこはぜひ自分で読んで「う~ん」とうなり声を上げてほしい。
SFのはまだまだこんなセンスオブワンダーがゴロゴロしてるんです。
小説をじっくり読み込むタイプの人にお薦めの一冊です。
星系出雲の兵站−遠征− 1
2019/08/31 11:40
次が待ち遠しいが、終わるのがもったいない
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ますます好調な兵站SF。
今作の笑いのツボは、「巨大ロボットに、一刀両断」させるところ。
烏丸少将のモデルは、悪公家に扮した、成田三樹夫さんで決まりでしょう。(^_^)
部下の名前が三条ということからも、それがうかがえます。
心に残った言葉は、「軍役のパラドックス」。
言われてみれば、艦隊決戦の方が膠着状態より安上がり~つまり、戦費は時間が勝負ということか。
何にせよ、この小説はためになります。
宇宙船ノイエ・プラネットが「はやぶさ」に重なって、胸が熱くなったり、「人類の99%が五賢帝を知らない」とか、小ネタも満載で、ページをめくる手を休めるのがもどかしいくらい。
シリーズ全体の見通しはまだですが、終わってしまうのが今からつらい。
その着せ替え人形は恋をする 3 (ヤングガンガンコミックス)
2019/07/20 12:23
早く続きが読みたい!
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ほんとに可愛いマンガです。
60目前のおっさんがドはまりしてしまいました。
海夢と新菜のちょいボケカップルが何とも微笑ましくて、次の刊が待ち遠しい。
新キャラも出てきて、今後の展開が気になって仕方ない。(^0^)
時をとめた少女
2017/03/08 20:55
とにかく読みなさい
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ジュディス・メリルで「タンポポ娘」に触れ、宇宙鯨でヤングの虜になったおっちゃんからの遺言だと思ってください。
とにかく、ヤングを読みなさい。
おっちゃんのお薦めは「真鍮の都」。
創元版を読んだときは、「ええ話やなあ。」で終わったのだが、その後「宰相の二番目の娘」が出て、やっぱりこっちがええわと思っていたところに、この本が出た。
今、日本人に大切なのは、ヤングを読み、共感し、心の奥深くに刻み込む事だと思う。アメリカに生まれ、日本が育ててた作家、ロバート・F・ヤング。
今の若い連中に、ぜひ読んでもらいたい一冊だ。
スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの
2015/11/29 00:25
切ない!
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ここ何年か、会う人ごとに「スワロウテイル」という本の面白さを説いてきた。マンガじゃないぞ!小説だぞ!
揚羽という少女(?)がいかに健気で、強くて、儚くて、愛らしいか…。
相手は例外もなく、決まって「ふんふん」と興味のかけらも見せずに頷くばかり。それでも、この人工妖精の魅力を伝えたくて、次の話が読みたくて、密かに籐真千歳にエールを送り続けてきた。このレビューは彼女へのラブコールだと思っている。
とにかく、揚羽の魅力に押し流されつつ、物語にぐいぐいと引き込まれていく高揚感。胸に迫り来るいとおしさ。
これで終わりかと思うと、本当に切なくなってくる。またいつか、短編でもショート・ショートでもよいので、揚羽の日常のかけらでも覗いてみたいものである。
その着せ替え人形は恋をする 13 (ヤングガンガンコミックス)
2024/06/11 17:23
ハニエルに会いたい!
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着せ恋も少しばかりマンネリしてきたかと思っていたが、この巻は凄かった!
「ハニエル」コスのカバーからして只事じゃないと思ったが、映画の長回しのようなコミケのシーンには読んでて鳥肌が立ってしまった。
実際にあの現場に行って、ハニエルの目線が欲しい!
あと、闇落ちした新菜の表情も良かったです。
最後、海夢パパの言葉を全く理解していないいつもの「ごじょーくん」(笑)。
海夢に名刺を渡したオネーさんも綺麗だったし、この先の展開が知りた過ぎてウズウズどころじゃない。
ヘーゼルの密書 The Peace Feelers
2024/06/11 16:57
読み応え満点
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歴史ものは嘘くさいところが鼻につくものだが、この本は違う。
史実を忠実にたどりながらも、作者の想像力と綿密な調査が相まって、まるでノンフィクションを読まされているような、異様な迫力を感じた。
濃厚でどっしりとした読後感は、このところ軽薄な物語ばかり読んできた自分への戒めのようであり、読書の原点である「楽しい」という気持ちを思い起こさせてくれた。
周治の、双見に対する感情がいまいち掴めないところがあったが、人間同士の魂のつながりというものがあれば、それを文章に表すとすれば、ああいった関係になるのだろう。
スミが、ヘーゼルの花を思い浮かべ、いつの日か平和という果実が実る日を祈るラストは、最近稀に見る爽やかで、見事なエンディングである。
これら太平洋戦争前夜の和平工作のどれか一つでも実を結んでいたら、戦争の悲劇が少しでも緩和されていたのだろうか。想像をめぐらすと、世界のどこかで行われる、このような和平工作が成功し、昨今のウクライナやパレスチナの戦闘が一日も早く終わることを願わずにはいられない。
日本酒の科学 水・米・麴の伝統の技
2024/02/13 00:15
呑んべには最適の書
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日本酒好きの私に最適な、日本酒の科学を総合的にまとめた一冊。
お酒好きにも、お酒を飲んでみたいと思っている人にも、最適な入門書です。
ああ、また好きな酒に出会いたい!
オーラリメイカー 完全版
2023/10/16 15:58
大好物です!
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これこれ。こういうSFを待ってたんですよね。
ガッチガチのハードSF。私の大好物です。
自らの繁殖のために、気の遠くなるような時間をかけて星系を改造し、知的生命体種族(「篝火」人)をも創り出す存在「女王」。
その存在と意思を通じ合わせるDI(「知能流」が生まれるきっかけを作ったジキルとハイド)。
そして、かつて太陽系人類の外交官であった「わたし」。
この登場人物(?)のプロフィールだけを見ても、ご飯3杯はいけます。
SFを読み始めて半世紀以上が経つが、私のオールタイムベストは、アーサー・C・クラークの「銀河帝国の崩壊」である。
アルビンが送り出した宇宙船は、いつの日にか、バガボンドを創った人々の末裔と出逢えるだろうか~そんな夢のようなお話が大好きなのである。
そして、本作も、そんなSF心をときめかせてくれた。
ジェイムズ・ブリッシュ「宇宙都市」、ラリー・ニーヴン「リングワールド」、フレデリック・ポール「ゲイトウェイ」、デイヴィッド・ブリン「スタータイド・ライジング」etc.
これらのSF作品は、どれも私の本棚でいまだに輝き続けている名作ばかりだが、「オーラリーメイカー」もそのうちに入ってくるかも知れない。
その着せ替え人形は恋をする 11 (ヤングガンガンコミックス)
2023/04/16 14:26
半々ですねん
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海夢と新菜の周りの人たちは、皆良い人ばかり。
一人不穏な空気を醸し出してた旭(アキラ)も、実は海夢のことが好きすぎ目も合わせられない中二病だったなんて。
ところで、最近の私の一番のお気に入りは心寿ちゃんです。随所で見せるメンヘラっぽい表情が大好きです。
それにしても、合わせが終わったら告白しようと思ってた海夢の気持ちも知らんと、新菜のバカはもう、鬼かお前は。
86話のラスト、海夢の悲しそうな顔が、もう目に焼き付いてしまって。可哀そう。
ともあれ、早く次の巻を読みたい気持ちと、もう少し分厚い本にして欲しい気持ちと、半分半分の今日この頃です。
その着せ替え人形は恋をする 10 (ヤングガンガンコミックス)
2022/12/24 07:56
尊い
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この、ポンコツな海夢がどうにも愛おしい。
クズな新菜はどこまでもクズだし。
乾姉妹はどこまでも美しい。
このマンガの登場人物は、誰をとっても、その存在が尊い。
工作艦明石の孤独 1
2022/09/22 20:22
懐かしい感じのお話です
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宇宙船が、ワープができなくなって星系に孤立する話といえば、マイクル・マッコーラムの「アンタレスの夜明け」「アンタレス突破」がまず思い出される。
その他には、ワープによる孤立ではないが、孤立させる話として、ニーヴン&パーネルの「神の目の小さな塵」「神の目の凱歌」などもそうかな。
しかし、本シリーズは林譲治お得意の兵站ミリタリーものになるようだ。
この手の、戦いばかりではない、経済、文化、歴史、色んな要素を詰め込んだ架空戦記ものは大好物である。
人類が、理解できないが使えはするテクノロジーを使って宇宙に進出する話は多くあるが、本作のように全く言うことを聞かないワープ航法ってのも珍しいかな。
自分がいる宙域が全く分からないのに、そんな場所に入植し、地球圏との貿易や微妙な政治バランスの上に乗っかっている社会。
なんとも面白い世界だと思う。
まだ第一巻。今まで出くわしたことのない地球外知性との出会いがどうなるのか。途切れたワープ航法は復活するのか。そして、今回の災厄で提起された文化的考察は役立つのか。
早く次作を読みたい!