ひややっこさんのレビュー一覧
投稿者:ひややっこ

まずは、あなたのコップを満たしましょう
2018/06/24 07:38
こころにひびきました
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
死や介護を目前に迎えた人間がどう考えて行動すればよいのか一つの指針を教えてくれています。著者のご主人ががんに対する積極的な治療をうけず、在宅で「枯れるように」亡くなった、その姿が描かれてます。看護師としてそして僧侶として生きる著者の生き方をみると、これから自分がどう考え行動すべきなのか、がんばりすぎず、自分にまつわる決定を人任せにせず・・といったことがすっと心に入ってきます。

マンガ認知症
2021/04/11 17:26
漫画の力と研究者によるエビデンス
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
面白かったです。
新しい認知症の定義をこんなにわかりやすく説明し、
介護される側と介護する側の気持ちをこんなにわかりやすく教えてくれる
母ルがどんなにおいつめれらていたのか、文章ではなくまんがの表情でとても強く伝えてくれています
すごいなあ
こういうコラボというのもいいものですね
まんがでかく解説というものはたくさんありますが、漫画家そのものにかなり力がないとこんなに深い感動をもらえることはないなあと思います
ニコさんすごいです

光の帝国
2016/11/06 11:24
常野物語
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この常野シリーズは好きですねえ。やはりツル先生の存在が秀逸で、彼がいてくれる、そのことが何とも言えないほどの安心感を与えてくれます。

コンビニ人間
2021/05/15 17:31
リズミカルな文章!!
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「コンビニエンスストアは、音で満ちている」
冒頭のこの文章にまず惹きつけられました。後世に残る名文!と私は思いましたが、いかがでしょうか。内容のユニークさはもちろんなのですが、やはり作者のこの文章力が作品を一気に読ませてしまう強さをお持ちで。うらやましいです。

大家さんと僕
2018/07/07 15:18
よいかんじですよ
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評判になった本を評判になってから読む、というのも気恥ずかしいもんですが、評判通りの作品です。大家さんとくらす日々をほのぼのとつづっておられますが、その内容と絵柄がベストマッチしています。

向田邦子の恋文
2017/10/01 10:47
以前、
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向田邦子さんのエッセーや小説を読んだことがあります。どれも凛として優しさと厳しさにあふれた忘れがたい作品です。ドラマも何度も。
それらの作品を同じように実人生においても凛として生きていたのだな、という向田さん。恋の話はドキドキします。妹の和子さんの文章も優しいです。

アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。
2017/03/12 08:47
初!稲垣さん
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たまたま見た報道ステーションにユニークな頭の女性が。なんだろう、誰なんだろうとびっくり。そして彼女のコメントの深さを優しさにすごい人なのではないかと、気になりあちこち検索。そして第一弾として本作にたどり着きました。
真摯さ、ユニークさ、そして真摯さ。心に届いてくるというのはやはり魂をかけて書かれているからなのですね。とても心惹かれる方です。

夜中に犬に起こった奇妙な事件
2016/06/24 17:33
ハヤカワなのでミステリかと…
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ユニークな設定なのは読み始めでわかりましたが、てっきりミステリなんだとばかり思って読んでいました。冒険小説といってもよいのかも。人の気持ちを理解できない、クリストファーと彼を大切に思う家族を含めた普通の人々。クリストファーは彼のままですが、大きく大きく生活の幅を広げていけるのだということが伝わってきました。適切なサポートは必要ですが。クリストファーの世界の感じ方が理解でき、自分の中の新しい窓が一つ開いたような気分になりました。

サブマリン
2016/05/07 10:40
陣内さんお久です!
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お年を重ねて、主任となっても陣内さんは変わらず。組織の中で生きているのに変わらずにいれるのはすごいです。永瀬さん優子さんを結婚されたんですね。良かった。やるせない少年犯罪を、時の流れを、それでも肯定的に描けるのがいいです。

静かな炎天
2020/10/11 13:34
満点!
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ハムラアキラシリーズをゆっくりと読み進めていますが、面白い。特に本書!!
筆力すごいなあ。
ハムラアキラの細かな生活描写がまたリアルさを連れてきてくれています。

少年の名はジルベール
2019/09/04 22:39
小説にしてもいいな
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少女マンガを革命的に昇華させていった『花の24年組』とも呼ばれる偉大なる少女漫画家たち。萩尾望都を筆頭に竹宮恵子、大島由美子、山岸涼子・・・などなどいるわけで、当時の漫画を夢中になって読んでいた私には興味深い彼らのウチワネタが聞けるのだな、と本書を読み始めました。
そうしましたら、その当時の様子ももちろんですが、それ以上に竹宮さんが深く葛藤していた様子がそのまま描かれており、その素直な表現にびっくりしました。
萩尾さんはもう天才、漫画の神の子のような存在にデビュー当時からいて、それをすぐ近くで(一緒に暮らしていた!!)、ライバルとしていや近くにいるのに手が届かない存在として向き合わざるおえないストレス。その中で自分が本当に描きたいものを見出す作り出すまでの日々。『アマデウス』の映画の中でモーツアルトに嫉妬するサリエリのような。目の前に追いつくことができない絶対的ともいえる存在がいるというのはいかにつらいことか。それを本書でも考えさせられてしまいました。
竹宮さん、文章力というか本書の構成は見事です。一気に読ませるのはさすが百戦錬磨の人気漫画を描き続けてきたお方ですね。

日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
2019/03/29 13:28
副題は余計かな
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すごく良いエッセーで、読後がすきっとするような気がしました。茶道の意味とそれに対峙する作者の思いがとてもすっきりと描かれていました。これを読むとお茶を習いたくなります。濃密な時間がどれだけ豊かなものか、彼女にとっての大切さがとてもよく伝わってきました。
ただ副題は・・・ありがちな、ちょっとせっかくの作品を安くしちゃっている感じがしましたが。

小澤征爾さんと、音楽について話をする
2019/03/03 08:07
音楽おたく
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春樹さんは相当なジャズとクラッシック音楽のヲタクなんだと実感。文章もさすがで音楽に疎い私でも、リズムをかんじてしまいました。
小澤さんのこと、せいらさんのこと、そして大西順子さんのことCD買って聞いてみたいとおもわされております。

村上春樹、河合隼雄に会いにいく
2019/01/18 14:55
似ている・・?
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河合さんの対談をいくつか読んだことがあるのですが、村上春樹さんとの対談では内容が深いとてもふかいと。2人とも井戸掘りの達人ですものね。