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とらとらさんのレビュー一覧

投稿者:とらとら

468 件中 1 件~ 15 件を表示
家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

2023/09/10 08:43

「脱成長」の経済を実践

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日々同じパターンで暮らして、たまに街中華やお豆腐屋さんのガンモドキや海苔、納豆なんかがあればハレ。洋服数着、家電ほぼ無し、トイレブラシもなくしちゃった。でも、時間がたっぷりあって満足度も高い。きっと、最近聞かれる「脱成長」の経済では、こういう暮らし方がひとつのパターンになるのかもしれない。

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神の方程式 「万物の理論」を求めて

神の方程式 「万物の理論」を求めて

2022/06/04 08:49

気持ちよく読めます

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

量子力学を含めた、物理学の発展の歴史と意味を平易な言葉で説明をしてくれます。個々の物理学者や説について、批判めいた言い方などはなくて、それぞれの功績と物理学の歴史全体からの意義を肯定的に展開してくれているので、気持ちよくよめました。
超ひも理論のことも、批判、まだわかってないことや難しいところなども、将来への期待も含めて書かれています。

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時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

2022/01/25 09:33

宇宙のはじまりからおわりまで

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

おおまかに、前半が物理法則のことやこれまでわかってきた宇宙のとことなどを概観し、中盤は生命・人間の文明のこと、後半は、まだわかってないことを含めて、この宇宙の今後・最後までを見せてくれる内容です。

本書の内容とは直接関係ないのですが、この本読んで、劉慈欣の「三体」(特に第3部)を読むと、ちょっと話の展開がより楽しめるような気がします・・・

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古本食堂 新装開店

2024/08/16 08:53

地図が付いていました

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

神保町付近の、お話に関連するお店や古本屋さんの簡単な地図が付いていました。お話しの主人公たちのお店の場所なんかは載っていなくて、ちょっと残念。前回と同様、個別タイトルの古本と、神保町付近の食べ物がいつも登場して、読んでいって楽しいです。

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「家庭」の誕生 理想と現実の歴史を追う

「家庭」の誕生 理想と現実の歴史を追う

2024/02/18 08:55

戸籍や世帯単位の管理の限界

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「家庭」ということばが、明治期は「家」に対抗するリベラルな言葉だったのが、最近は国や保守派の取り込みにより、現在は保守的な意味合いでの高度成長期の専業主婦モデルの「近代家族」の意味が強くなっていると。多様化して複雑になっている家族を、そういう家庭というモデルに固定化させることの弊害も論じられている。
歴史的な変化を踏まえた内容で、わかりやすくて納得感のある本でした。最後に個人を単位にした取り組みの重要性を論じています。あいまいな中間的な単位の規定を維持しようとしている戸籍や世帯単位の管理の限界や時代の変化への不適合が感じさせられました。

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「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義

「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義

2023/11/12 08:59

資本主義、経済、格差、人口、少子化対策などをまとめて説明

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

先進国では資本主義の制度が行き詰ってきている、その表れが人口減少という見方。人の再生産ができないようなしくみに陥っているのは、過度な格差・貧困層の拡大だけど、資本主義では、労働力を抑えようとするインセンティブが働くため、その解消が難しく、それに焦点を当てた対策もとりくみもとられていないと。似たような人口増加の低下は、封建時代の行き詰まり(開墾する土地がなくなった)などでも過去起きていて、その何度目かの変わり目かもと。
日本では、子供手当なんかは、結婚して子供が持てる層へ、貧困化で結婚や子供を持つことができない層からの逆進的な所得の移動になってしまっているという記述とデータも初めてみた。
日本では、資本家?が得た超過利益はどこに行っているのだろうか?企業に滞留しているだけ?そもそも、そんな利益すらももでていない?

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それわ英語ぢゃないだらふ

それわ英語ぢゃないだらふ

2022/09/25 08:35

英語翻訳学習の限界からの脱出

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

学校での英語学習が、日本語翻訳重視のやり方、文法教育になっていることで、会話のできない英語教育になっていると指摘。昔、中国語の文献を読めるように発達した外国語学習のやり方が、英語の学習にも踏襲されている、ちょっと前までの追いつき追い越せをめざしていた戦後までは、それでもよかったけど、そろそろ変えないと。
とはいえ、今までの教育のやりかたをかえるには、会話が自然にできるような文法の考え方とか整えないといけないということで、いままでとは違う文法の教え方を提唱している。語順による文法なんかは、そんなに難しいことではなく、読んでいてもわかりやすいものだと思った。
とはいえ、英語が喋れるようになるには、地道に英語会話のパターンを身につけないといけないことなどもあり、単に簡単に英語がしゃべれるようになります、とは言っていない。

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国連安保理とウクライナ侵攻

国連安保理とウクライナ侵攻

2022/08/31 09:18

現在の「国際秩序」の歴史と現状

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ウクライナの戦争でより顕在化した、安保理による「国際秩序」の現状や問題を国連安保理の歴史を通じてわかりやすく概説してくれている。イラク戦争のころのアメリカのふるまいが、現在のロシアの問題にも影響を与えている。対立をしているとはいえ、P5(米英仏露中)のご都合主義的な特権とその行使は、改められてゆくべき。そのためのg、原理原則みたいなものを、もう一度、再構築しないといけないのではと感じた。

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普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門 経済的な独立と早期リタイアの夢

普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門 経済的な独立と早期リタイアの夢

2022/08/08 09:53

普通の退職準備をベースに置きつつ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

FIREのためだけの特別なことはなく、普通の退職後のお金の準備をしっかりと考える・計画するということをベースに、FIREをネタにしつつ、FPとして伝えるべきことを語っている本だと思えました。
たぶん、仕事を辞めたあとのお金のことを、退職金・年金のことも考えてみて、どんな準備をしておくかを一度シミュレーションしてみてはどうか、と言っているように感じました。
よい内容だと思います。

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老人支配国家日本の危機

老人支配国家日本の危機

2022/05/25 09:52

フランスの人口学者の冷静な分析

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

経済学や政治学とは違った人口学者の観点から、また、アメリカやイギリスではなく、フランスという国からの、長期的で冷静な観点から、独自の分析が語られて説得力があります。ロシアのウクライナ侵攻後の情勢などを受けた、新たな考えなども読んでみたい。

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旅はゲストルーム 1 測って描いたホテルの部屋たち

旅はゲストルーム 1 測って描いたホテルの部屋たち

2022/01/30 21:37

ホテルの部屋の見取り図がたくさん。見飽きません。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読む本というよりは、たくさんのホテルの部屋の見取り図が、手書きの実測図で載っている、眺める本として、とても好きです。ところどころ、風景のスケッチやカラーで描かれているものもあり、眺めていて飽きません。
シリーズで2まで出ていたのですが、最近、3が出版されたようです。

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本のある場所っていいですね

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

図書館とか本屋さんとか、本がたくさんあって、読んだり買ったりできるところってなんかいいですね。この物語では、ドリトル先生とか自分が子どものころに読んだ本や、グルンパの幼稚園のように子供に読んであげた本なんかが登場して、懐かしい気分になります。シリーズの本がたくさんあるようなので、そちらも読んでみたいと思います。

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日本の仕事の仕方は異常?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

円が安くなって、海外で出稼ぎしたほうが稼げるというのが入口なのかもしれないけど、全体としては、日本での仕事の仕方が、賃金のこともそれ以外のことも、異常なのかも。若い人は特にそういうことに敏感になっているように思いました。日本に来る海外労働者のひとたちのことも含めて、日本の働き方って、これから大きく変わるのかもしれないと感じました。日本は労働者の権利意識が弱く消費者の権利意識が強いとか、4章後の学者の補足文章がよかった。

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間違えて覚えてたタイトル

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

楽しく読みました。「100万回死んだねこ」「八月の蝉」は、自分でも、この本のまま間違えて覚えていたタイトルです。まったく他人ごとではなく。こんど、図書館のレファレンスで、「100万回死んだねこ」と言われたら、この本と、「100万回生きたねこ」のほうと、どちらを紹介するんでしょうね。

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ソクラテスからSNS 「言論の自由」全史

ソクラテスからSNS 「言論の自由」全史

2024/05/18 08:51

言論、報道の自由

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

言論の自由、報道の自由は、意識していないと、あっけなく奪われてしまうことがあるということが、その歴史を通じてわかった。現在のインターネット等での誹謗中傷や偽情報のことなんかを考えたくて読み始めて、最初の方では、ギリシアや中世の歴史などがまどろっこしいとも感じたけど、そういったことを踏まえてないと、筆者の主張の意義が伝わらないと納得できました。活版印刷が普及したときのことと、インターネットの普及による今の状況の類似性なんかも考えさせられます。

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