とりまるさんのレビュー一覧
投稿者：とりまる
三鬼 三島屋変調百物語四之続
2017/01/04 14:28
挿し絵が・・・
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三島屋変わり百物語、第4巻。
やっぱり宮部みゆきさんの時代物は面白いですね。
ひだる神がほのぼのしててよかった。
わからない所があったのが、「三鬼」。
「鬼」はわかるのですが、「三」はどこからきたのでしょうか。
「おくらさま」では、飄々とした探偵らしき役どころの貸本屋、勘一が加わり、次回作がますます楽しみです。
ひとつ個人的に残念なのは、挿し絵が変わってしまったこと。
あんじゅうの時の挿し絵が可愛らしくてお話の内容に合っていたので、リアルになってちょっとガッカリ。
2016/12/30 12:40
きゅんとはしないがほっとする
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ネタバレ少しあり。
町田くんのお父さん帰宅。
猪原さんが町田くんの結婚式姿を見て泣いた訳を教えてくれるお父さん。
「猪原さんは俺の事好きなの？」と聞くんじゃないかとちょっとハラハラしましたが、
町田くんは鈍感なわりにそういう所はデリカシーがあってよかった。
お父さんがお母さんに恋した場面は笑いました。今のお父さん、恋して大分丸くなったんですね。
アシガール ７ Ｆｒｏｍ ｔｈｅ ｆｕｔｕｒｅ ｆｏｒ ｙｏｕ！！ （マーガレットコミックス）
2016/12/17 14:39
ついに!
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高山に捕らわれた唯を救いだしに行く若君。
むねくまくんも悪い人じゃなさそうなんだけど、ねぇ・・・。
唯のしょへええええ がひょおおお・・・ に笑いました。色気ゼロですね。
そこがこの子のいいところなんですが。
雑兵の○○スポットを熟知しているところにも笑いました。
次巻も楽しみ!
京都でひっそりスピリチュアル
2016/11/26 21:17
いつか行きたい
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京都はさすがに盛りだくさんですね。
昔よく行っていた八坂神社は牛頭天王が神様ということで、昔した非礼をいつか詫びにいきたいものだと思います。
章の合間のコラムが「へぇ、そうなんだ」と思わせるお役立ち情報でした。
オリコさんの本はさほど説教臭くないのがいいです。あとこの本はイラストが可愛らしい。
ふしぎな木の実の料理法
2016/11/18 22:18
シンパシー
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こそあどの森シリーズ1番目の本です。
人付き合いしたことのない、むしろ一人が好きなスキッパーが保護者であるバーバさんから送られてきた不思議な木の実の料理方法を調べるうちに徐々に森の住人たちとの交流が増えていき・・・というお話。
皆が木の実を持ち寄ってスキッパーのところに集まった時に思わずにっこりしてしまったシーンが好きです。
2024/12/18 17:20
東京デート
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ウリケンとクリスマスデートをするために東京に来たおっこ。
三本木スターランドで遊戯を楽しんだ？2人。
ウリケンのお父さんがバイクでコケてしまったという一報が入り、慌ててウリケンの家に向かう。
そこにいた従姉妹のひなのという女の子がおっこに敵意を燃やしていて…。
読み返してますが、この辺りはテンポが良くてやっぱり読んでて楽しい。
おっこはウリケンも評しているように、「誰とでも仲良くなる」女の子ですね。
ひなのにきつい事を言われても、ムッとはするものの、言われた事には「そうかも…」と素直に自省します。
そそっかしいけど、すぐ感動するししょげるしそしてわりと立ち直りも早い。
捻くれた受け取り方もしない。
こんな女の子と友達になれたら楽しいだろうなと思います。
読んでてなんか元気をもらえるお話です。
花の湯温泉ストーリーも巻数が進んでくると魔物中心のお話になっちゃったのが個人的に残念でした。
ひなのちゃんとか、もっと現実のキャラクターが動く話も読みたかったな。
2024/11/05 12:05
旅立ち
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高校3年に進級したいと。
アルバイトや学校生活は順調なものの、
智美の後釜としてバイトに入った智美の妹チハルの勤務態度に頭を悩ませていた。
映画を観て、読み返しています。
この感想は文庫版ですが、個人的にはソフトカバー版のこの巻の表紙が1番好きです。
メイド珈琲店でのミニコンサートにも慣れ、後輩の勤務態度に頭を悩ませていたがある日ブチっとキレて叱り飛ばします。
内気で訛りが強い津軽ガールは、キレさせると意外に怖い笑と周りには思われているんだろうな
「楽しいと楽はきっと違うべな」
いいセリフです。
密かに想いを寄せている後輩の石郷くんとも、思いがけず彼の家に泊まる事になったりして少しずつ距離が近づきます。
いとに憧れてメイド珈琲店に応募してきた後輩も。
物語の最後はその後輩こまの視点から「憧れの人が去ってしまった」と語られていて、いとからこまちゃんに主人公が移ったことを仄めかしています。。
でも、いとの仙台生活も読んでみたいなと思いました。
2024/10/15 22:18
初恋？
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単行本の方の感想になりますが…訂正あったならすみません。
閉店の危機を乗り越えた津軽メイド珈琲店。
高校2年に進級したいとはバイトや三味線ライブにも慣れてきたが、智美や幸子に避けられているように感じて気が塞いでいた。
更に親友サナともお金の話でぎくしゃくしてしまったまま夏休みに突入してしまい、仲直りのきっかけを失ってしまう。
いとちゃんの初恋？が描かれます。
理想のスタイリッシュな男性とは真逆の男の子が何故か気になるいと。
面食いでは無かったんですね。
大学の学部も行きたい所が定まってきます。
青森市の寂しそうな商店街をなんとかしたいってすごい考え方が偉い。己の同い年の頃を振り返ると偉すぎる。
理系なのもちょっと意外だった。
智美も上京。山本さん失恋…(告白すらしてないが)。
変化の2巻です。
2024/10/07 16:48
女王さまのその後が知りたい
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立木早子36歳。小学校教師、独身。
本人はのんびりしているけれど、
同僚で結婚する気満々のミカ先生に背中を押され、色んな合コンに参加しています。
お見合い紹介所で紹介された人にも会ってみたり。
何度か読み返していますが、早子先生ののんびりさと冷静さに癒されます。
なんかとぼけた冷静さなんですよね。
合コンで絶世の美人に出会い、挨拶したが無視されて
「おおっ、まさかこんなに可愛いのに性格悪いのかしら」
と少女漫画のような展開に「浮かれてきた」早子さん。
私なら「失礼な人だ！」とむかっとくるのにここで面白がれるのが面白い。
当然合コンの男性陣も女王様(早子先生がつけたあだ名)に群がりますが、
何故か早子先生も彼女の事をもっと見てみたいと席の争奪戦に参加しています。何故笑。
…私なら「やっぱり美女には皆んな弱いんだなぁ。でもそんなにあからさまに美女に行くなや！」とここでもイラッと来ている事でしょう。
早子先生は色々な男性とお見合いしたり合コンしたりしていますが、脳内でつけてるテキトーなあだ名も面白いです。
時々読み返したいエッセイ漫画です。
今はブログも長い事止まっていますが、お元気だといいな。
2024/09/26 20:45
勇気がある！
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告白巻。
端から見てると男の子からふたりだけのお出かけに誘われてるし
女の子も普通に誘いを受けてくれるしで
少なくとも好意はあるでしょ？なのに自信が持てないもの？なんですが
当事者には分からないものでしょうか。
バイト先の先輩が面倒見良いですね。
入江くんも告白が駄目だったらバイトを辞めることになりそうだから、
事前に迷惑をかける先輩に一言言っておこうとするのが彼らしい。
モブ子ちゃん、おめかし可愛いです。
告白できるアナタはすごいですよ！
追記:最新刊から遡って読み返しているのですが、信子ちゃん大人っぽくなりました。
入江くんも、表情がこの頃に比べると豊かです。
逆に言うとこの頃は結構無表情ですね。
豊かになって良かった。
2024/09/26 16:04
入江君視点
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入江くん視点の多い巻です。
バイトの先輩の金子さんから田中さんについて聞かれて
「そういうのよくわからないので」と答える入江くん。
「誰かを思い出してニヤニヤしちゃったらそれが恋だよ」
と言われた後、ふと田中さんの事を思い出して笑っている自分に驚く。
皆んなで行った水族館で「２人でまたどこかへ行きませんか」と誘う入江くん。
金子さんのアドバイス。
ノリよく、はヒロキ君にはムリすぎかと。
喫茶店アドバイスは役に立ちました。
映画館での彼女視点からのお話しと、彼視点からでのお話し。
似てるんですよね。考え方が。
ふたりを見てると童話の「賢者の贈り物」を思い出します。
次へと繋がったので、良かった。
最新作まで読んでますが、やっぱり1、2巻はときめき度が高かったと思います。
追記:このころのバイト仲間が最新刊(20巻)でもチラッと出てきて懐かしかった。
このバイト仲間の皆んな好きだったなー。
同窓会してくれないかな。
2024/08/27 10:22
教頭先生が粋
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コンテストに気乗りしなかったシルクですが、優勝者には「ルビーの魔法マスター賞」が送られると聞き俄然やる気に。
ところがいいデザインが思いつかずイライラしてナナやコットンにも八つ当たりし、しまいにはお店を一時閉店してしまいました。
今まで読んでいてシルクの事だけイメージがぼんやりしていました。
ナナやコットンはどういう人(猫？)となりかはっきり分かっていたのですが、シルクはまあ…クール？仕事はプライドを持ってやっているんだろうな、くらいしか分からなかったので。
だから正直彼女にはあまり魅力を感じなかったのですが、この巻で少し好きになりました。少し人物像が立体的になった感じです。
彼女も学校時代は友人がいなかったんですね。教頭先生は学生時代のシルクを「我儘で傲慢」と評していましたが、
今は少し評価を変えたのでしょうか。
「理由を聞いてもあなたは答えないでしょう」と言った教頭先生、よく見ているんだなと思いました。
コンテストを通して魔女の友人ができたシルク。
ところで、ナナにはニンゲンの友人は出来ないのかなとずっと気になっています。
今後のシリーズでそのエピソードもあるのでしょうか。
2024/08/20 13:37
ヒーリング的な物語
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「ダイヤモンド3割引」のポスターを貼り、お客を呼ぼうとするムーンヒルズ魔法宝石店。
「ダメな魔女でもダイヤがその欠点を隠してくれる」という文言に眉をひそめるパールですが、セレニティスは譲りません。
そこへ歌姫フィニーが代々伝わる水晶を使ってコンサートで身につけるジュエリーを作って欲しいとやってきます。
ジュエリーアクセサリーをパールがルースから全部作れるようになるのかな？と思っていましたが、分業でも良いんですね。
パールがデザイン、クラフト魔女のコーラルには実際に仕上げてもらうという段取り。
それでも良いんですね。これはきっと実際の職人さんもそうなのでしょう。
彫金とか台座を作るのって、手先が器用でないと難しそう。
物語では「欠点を恥じるばかりでなく、欠点があるからこその自分」と
自分のダメなところも受け入れてみませんかという流れで良かったです。
(ちょっとした欠点なら…という話でしょうけど。ギャンブル癖とか嘘つきとかはダメ)
やっぱりこの物語はカウンセリングっぽいです。
親友のコハクに「子パンダちゃん」と言われて傷心の、項垂れたアンバーの後ろ姿が哀愁漂ってて良かったです。
アンバーが少しずつパールに気持ちを許していく様子もいいですね。
2024/08/07 09:45
面白かった
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時は平安。
両親を流行り病で亡くし、叔母と親戚宅で暮らしていたが口の悪さが災いして追い出され、女の子のふりをして内裏に勤める事になった音羽。
ある日神境が納められている部屋で男の子と出会う。
「自分は怨霊に取り憑かれている」というその子は、時の東宮だった…。
面白かったです。
音羽と伴内侍が段々心を通わせていく様子にグッときました。
憲平は立場的には天上人なのにあちこちに気を遣っていて、「上」の立場って必ずしも楽ではなさそう。
最初阿闍梨が助けるふりして憲平を殺そうとしているのかと思ったけど、真実は意外なものでした。
「もう一人の、生まれる事ができなかった自分」なんてどうやって鎮めるのだろうと思いましたが、
音羽の父の生業が鷹匠的なものだった事が幸いしたんですね。
大人でも楽しめる物語だと思います。個人的には鬼の橋より良かった。
2024/08/02 09:50
くっついた後も
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二年でも同じクラスになった神城と岩ちゃん(スイちゃんとミオちゃんも)。
今度のクラスは陽キャが多そう。
そしてサッカー部に昔神城と同じサッカークラブだったという可愛い一年がマネージャーとして入部。
彼女も神城が好きだと岩ちゃんに宣言して…？
主人公カップルがくっついた後も、ちゃんと面白いのがすごい。
「人間」を描いているからかな。
岩ちゃんは特にキャラクターがしっかり確立してますね。
控えめだけど、気が弱いとは少し違う。後輩が危ない事をしたらちゃんと注意してる。彼女と友人になれたら落ち着くだろうなと想像できる。
マネージャーになった一年の子も、神城を好きな理由が「カッコいい」とかじゃなくてちゃんとあるのがいい。
鮎川と神城のお泊まり恋バナも良かった。
男子同士の恋バナって新鮮かも。
鮎川君が「面倒くさくなって」ぶっちゃけるのがおかしかった。
「別れろバーカ」にも笑った。
河原さんてコメディのテンポが上手いなと思う。
正直くっついた後なのであまり期待せず読んだのですが、とても面白かったです。
