ミントの葉さんのレビュー一覧
投稿者:ミントの葉
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2019/12/24 08:35
これまでの中でも最高の1冊
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
大きな事件というわけではないですが、いろんな方との関係性の節目になる一冊。
初期の頃に比べてシロさんもだいぶ丸くなり、読んでて安心感があります。
前巻の続きとなるケンジのご家族との食事会の話は電車で読んでて泣きそうになりました。
丁寧に丁寧にみんなが毎日を一生懸命生きていて、その真ん中に美味しい食事がある。その日常が愛おしくて、かけがえのないものなんだな、としみじみと感じられます。
2人も出会って15年。
こんな風にパートナーと歳を重ねていけるって素敵だな、見習いたいな、と思いました。
じんわりと心に沁みる、何度も読み返したくなる、最高の1冊です。
FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
2020/02/15 12:08
世界はどんどん良くなっている
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
全身全霊をかけてこの本を遺してくださった著者にまずは心からの敬意と感謝を伝えたいです。
その想いと熱量に最終章は思わず泣いてしまいました。
自分がどれだけ知らないことが多いのか。
その事実を付けつけられるけれど、知ることで絶望するのではなく希望を持てる本。
ニュースではまるで世界は悪くなっているように、問題は増えているように見えてしまうけれど、そんなことはない。
良くなってることがたくさんある。
それを知れて良かった。
もちろん、課題や問題はたくさんある。
著者は決してそれをないがしろにはしていません。
でも、複雑な問題を解決するためにこそ、正しいデータを基に、事実に基づいた冷静な判断が必要なんだと改めて教えてくれます。
複雑な問題に犯人なんていない。
人はドラマティックなものについ心を惹かれる。
ネガティヴになり過ぎず、誰かを責めず、事実は何か、そして今自分に何ができるのかを考えながら過ごそうと思いました。
この本に書かれている事実も、5年後、10年後には変わっているはずです。
学ぶこと、知ること、それは大人になったからこそやり続けなくてはならないのだな、と思います。
たくさんの人にぜひ読んでいただきたい素晴らしい一冊です。
2019/03/22 21:36
良い年の重ね方
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
もちろんフィクションなんですが、登場人物がきちんと年を重ねていて、家族や周囲との関係も変わっていく様が自然でリアリティが感じられます。
50を過ぎても、一緒にご飯を食べたいと思える相手がいるって幸せだなぁ、としみじみ。
1人ご飯も良いけれど、誰かと食べるご飯はやっぱり美味しいですよね。
一巻の頃と比べて、シロさん丸くなった、というかおおらかになったなぁ、とか。
佳代子さんのお孫さんが小学生になったのはビックリ。時が過ぎるのは早いですね。。。
一人一人が成長もし、老いもし、その傍に美味しいご飯がある。そんな日常がとても丁寧に描かれていて、今巻もとても幸せな気持ちになりました。
そして、気になるところで終わった!
次巻が今から待ち遠しいです。
2019/02/21 19:23
今回の見所は紺野さん
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
安定のワカコの可愛さ。
ご飯とお酒の美味しそうなこと。
なんの変化もないけれど。飲みたいー!食べたいー!の気持ちを盛り上げてくれるだけで、ワカコ酒を読む価値はある。
でも、今回のハイライトは個人的には紺野さんの憂鬱。
いたっけ?こんな人?
と思うくらい地味ーな存在の紺野さんですが、今回のお話は、深イイ話で、じーんと来ました。
大人になると、よくわかる。
欲しいものは何でも持ってる。
当たり前の日常がどれだけ大切で、どれだけ幸せか。
ワカコの日常の中に、紺野さんの日常が紛れ込んでくれたことで、大事なことを改めて見つめ直した気持ちになれました。
2019/02/21 19:36
教材として配布して欲しい!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
世に恋愛や育児にまつわる漫画はたくさんありますが、不妊について詳しく書かれた作品はあまり見たことがありません。
少子化が社会問題となっている中、もっと多くの人が関心を持っていい問題。
それをコミカルかつ分かりやすく描かれている秀逸な作品です。
デリケートな問題を素晴らしいギャグセンスを各所に散りばめつつ、笑って泣けるお話にしてくれています。
これから子どもが欲しい方はもちろん、子どもを産んだことがある人も、産む気がない人も含めて、不妊に対する知識とそれに臨んでいる人達の気持ちを知って欲しいと思います。
本当は電子書籍じゃなく、紙の本で、学校や病院において欲しい作品です。
一巻だけだと、まだイライラしてしまう方もいるかもですが、2人の心の変化も丁寧に描かれていくので、最後まで刊行していただいて、1人でも多くの方に読んで欲しいです。
2019/02/21 19:28
このパパ達は、神なのかな?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ウチご飯のスピンオフ作品。
子育てして、仕事して、家事して、その上晩酌用のおつまみまで作っちゃうなんて!
凄すぎます。尊敬します。
本編のご飯の料理も勿論美味しそうなのですが、呑みの料理も本当に美味しそう!
手羽先がどうしても食べたくなって、初めてウチで手羽先作ってみましたが、簡単で美味しかったです。
2人が立ち飲みだったりするのも、忙しい毎日の息抜きの時間という感じでいいなぁ、と思いました。
本編のような山あり谷ありのストーリー性はないですが、ほっこりとまったりと読めて私はとても好きです。
ウチご飯が好きな方は、ぜひともこちらもご一緒に!
2018/12/24 21:00
デルフィニアの世界を愛する人へ
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茅田砂胡全仕事に収められた中編の続編。
10年後のデルフィニアの世界のお話です。
本編や中編のような刺激やドキドキ感はあまりないかも。
おまけのおまけの話。
その一方で、デルフィニア戦記の世界観やキャラクターを愛している人にとって、これほど嬉しいご褒美のような一冊もありません。
本当に愛おしい、幸せな気持ちになれる一冊です。
あー、そんなこともあったなぁ。
みんな、大人になったなぁ。
そんな風にキャラクターと一緒に16年の年月を振り返る感じ。
本編を読んだ時の興奮が蘇り、私は思わず本編プラス外伝を二回読み返してしまいました。
改めて、私は本当にデルフィニア戦記が好きなんだなぁと、感じさせてくれた作品です。
2018/08/13 18:00
面白いけど、ちょっと物足りない。
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舞台はテオドールダナーがメイン。
いつも通りの茅田ワールド全開で、安心して気楽に読めます。
ただ、半分読み進めるまで、メインキャラクターが出てきません。。。それでもスイスイ、ワクワクと読ませてしまうのが茅田先生の凄さだとは思いますが、表紙を見て、金銀天使の活躍を期待していたので、リィとシェラの活躍がほとんどなかったのは、正直物足らなかったです。華が足りないという印象。
あとがきで、一冊で収まらなかったと書かれていたので、まだ、お話は序盤なのかも。次の刊に期待します。出来るだけ早めに出ますように!
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