C-3さんのレビュー一覧
投稿者:C-3
白銀の墟玄の月 4
2019/12/02 00:55
やっぱり
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やっぱり小野不由美先生でした。
話の広げ方とまとめ方はもちろんのこと,その中に人の悲しさといのちのはかなさをちりばめながら果敢に自らの境遇に向き合い,行動する魅力的な人物の描き方は圧巻。
壊れていく人の壊れる様に妥協しない描写は,筆者の精神に過大な負担となっていることは容易に想像できるだけに,ここまで続刊を待つことになった私に後悔はなし。
2019/10/01 01:05
懐かしい
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「火浦功」。とにかく遅筆で有名だったなぁ。どれだけ続刊を待ち続けたことか。新刊を読んだときの「やっぱり火浦功」と感じさせてくれる安心感があった青春時代を思い出しました。
あ,評価には思い出補正が入ってます。
2024/01/16 00:56
え?
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第1部完ってなってるけど、第2部期待してもいいよね?
2021/12/18 22:05
現実が追い付いてきた?
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20世紀に上中下三巻本として刊行された本書に夢中になった頃を思い出す。
『妖精作戦』で生き生きとした等身大のキャラクターの活躍に心躍らせて以降,著者の刊行物はすべてチェックするようになったが,時代が移り,科学技術の発展が著しい中にあっても,どの作品もいつ読み返しても古さを感じさせないところに感心している。
科学の発達は魔法のように見えるもの,といった描写がされる作品もある著者だが,あくまでも科学の発達は現在の延長線上にあると想定して描かれる世界観に見られるように,きちんとしたSF作品を生み出し続ける考察力に安心感をおぼえる。
実際,本書で描かれる世界は,現在の民間の宇宙開発事業の未来の姿としても十分に説得力がある。
この世界で活躍する個性的なキャラクターの面々の中には,いわゆるチート的な能力・技術を駆使するものも存在するが,あくまでも人間としての可能性を超えた非常識なものがないところも好印象である。
2020/10/07 04:23
泣ける
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個人的な感想で失礼します。
青春真っただ中のころ、みず谷先生の作品に出合ってスマートな線と、ちゃんとした漫画のデフォルメとストーリーに一気に引き込まれました。
主要キャラ4人はもちろん、その周囲を彩るサブキャラの性格や背景を自然にもりこまれた一コマ一コマの表現が、一つの話としてまとまっていて、それでいて画の水準が高いみず谷先生の作品群は、当時の私には最高の漫画であり、今でも色あせない魅力ある作品です。
今の便利な時代の読者からみると、もどかしい展開と感じられるかもしれませんが、甘酸っぱい人間模様はいつの時代にもあるもので、『人類ネコ科』はそれに耽溺できる作品だと思います。
残念なのは、みず谷先生の作品をもう読むことができないこと。
無念なのは、完結した『ジェミニストリート』が読めないこと、です。
天竺熱風録 4 (YOUNG ANIMAL COMICS)
2018/09/03 22:49
安心の品質
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伊藤勢の躍動感あふれる構図はいつも通り。崩した表現もシリアスな表現もいつも通り。原作の内容に加え,伊藤勢個人の経験・研究から導き出される解説も納得。新刊が出たばかりだし,結末も原作を読んで知っているにもかかわらず,続刊が待ち遠しい。
2021/11/01 04:12
宇宙開発ってこんな感じ
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宇宙開発ってこんな感じかも、って色々と考えさせてくれます。
2021年は、民間組織による民間人の宇宙旅行が話題になったように、宇宙が生活のすぐ傍まで近づいていることを実感する年だったが、この作品はまさにこの先の未来の様子をイメージさせてくれます。
再スタート(って言っていいのかな?)した本作の先見性には感心します。
ノラガミ 22 (講談社コミックス月刊少年マガジン)
2020/06/23 03:59
暗い・・・
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話の展開上で仕方ないのは分かりますが、とにかく暗い。
唯一、恵比寿さんのエピソードが、悲しいけどほっこりします。
野良ちゃんのエピソードには、持ち上げて落とす、という展開になりそうな予感が・・・。
孔丘 上
2024/05/01 02:44
宮城谷先生の孔子解釈
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言わずと知れた儒教の教祖・孔子を取り上げた宮城谷先生の歴史小説。
現代においても啓蒙書として多くの読者を引き付ける儒教の思想が編み出された背景の宮城谷先生による解釈に基づくであろう“物語”だということを踏まえて読まなければ、人によっては違和感の方が大きく感じられるかも(以前から宮城谷先生のファンにとっては当たり前のことでしょうが)。
個人的には孔子とその弟子たちの関係のあり方を濃淡をもって描いたところは好印象だが、もう少し弟子たちの心情描写が多くても良かったと思う。
ぐんぐん頭のよい子に育つよみきかせいきもののお話25 3才〜小学校低学年むけ
2021/12/05 04:07
大人も勉強になります
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同じシリーズの「かがくのお話」が良かったのでこちらも購入。
前作を購入した時には読み聞かせ用絵本の一つとしてとても役立ちました(今では自分で進んで読んでます)。
最初は、一つひとつの項目が端的にまとめられているので1日1話といった感じで読んでいこうと思っていましたが、「次!次!」とせがまれて、1週間で読破するぐらい、子ども受けは良かったです。
フワッとしたストーリーの絵本も良いのですが、このシリーズはきちんとした裏付けがある内容なので、子どもからの「どういうこと?」という質問にも安心して答えられるのが良いです。
そして、難しい話も、こういう風にかみ砕く方法もあるよ、と教えてもらえるので、大人も勉強になると思いました。
あ、肝心のこの本のレビューですが、「自分で読む!」と読み聞かせをさせてくれないのでよくわかりません。
何回か読んだら次の本に関心が移ると思うので、それまでがまんします。
2021/11/01 04:28
いよいよか?
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近刊も好きなシリーズですが、こちらも続刊が待たれます。
本作も、作者の得意とする、普通の感覚を持った普通の高校生だけど発想とスキルが突き抜けている登場人物の軽妙な掛け合いで進むストーリーは安定しています。
登場人物、ちょいキャラ(今のところは、かな)のスキルの突き抜け具合が、いわゆるチートではなく、実際にこの程度なら“あり”と感じられる匙加減がいいです。
大事なことだから繰り返します。
続刊が待たれます。
三国志入門
2021/06/01 01:16
小説とは違う文体に好感触
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宮城谷先生の小説はすべて読み、エッセイなどもほぼ読んでいるが、それらとは一線を画す優しく語り掛けるような文体が心地よい。
内容とは別に、「入門」というタイトルがつくものとはどういうものか、先生のタイトルに対する姿勢を改めて考える機会になった。
もちろん、内容も適度な精度と分量だと思われる。
私自身はそこそこ三国志やその後の歴史に関心をもっていて、個人的に調べたりして学んだことと重複した内容も多かったが、はじめて三国志に触れる人や、三国志に関してこれから理解を深めようとする人にとっては、偏りが少なくかつ必要な情報が詰め込まれた最適な入門書だと思う。
2021/01/31 14:48
相変わらず
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相変わらず食欲がそそられる作品。
この作品は、手が出せない食材も皆無とはいえないが、大抵は身近な食材を、誰もができそうな調理方法で料理に仕上げるもので、参考になる。
そして嫌味にならない適度な下ネタも健在です。
結論:安心のクオリティです。
基本的には一話完結のスタイルなので、展開が~ということはそれほど気にならないが、少しずつ人間関係に変化が見られるようになってきた。
だが、安易な恋愛模様はこの作品、というかこの著者の作品には似合わないと思うし、個人的には期待していない。
やっぱり今後に期待したくなる作品です。
2020/09/13 11:32
一休み的な?
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前巻までの長編ストーリーを感じさせる雰囲気とはガラッと変わってすっきりとまとまった短編という印象。
ただ、今後の頻出感ありありのキャラクターが登場したことから、次回以降の話がかなり広がってこれまでのキャラクターと絡んでいくのかな?
BLACK LAGOON 掃除屋ソーヤー 解体!ゴアゴア娘 1
2020/08/31 20:39
テンポよし
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ブラクラからのスピンオフ作品。
タイトルの通り、主人公・ソーヤーがおなじみの世界で大暴れします。
本編ではこんなキャラだったっけ? と思わなくもないですが、本編での人間関係を絶妙に汲み取ったのか、それともこれから登場するのか、不明ではあるが、個人的には誰彼構わず出てこないところに好印象。
謎だらけのキャラ多数という作品であればこそ、このような生き生きとしたスピンオフ作品が成立するのだと感じた。