K.Kさんのレビュー一覧
投稿者:K.K
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カラフル
2019/09/30 00:12
高校生の時に出合いたかった本
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※注意:ちょっとネタバレかも。
中学・高校の頃って、学校という限られた空間で過ごすから、なかなか自分の思考を変えることができない。周囲からの評価が全てで、他人にどう見られているか常に怯えたりもした。大人に相談しても「そんなに他人は、そこまで気にしてないって」と言われたが、納得できず、不安だった。
この本を大学の時に読んだとき、かなりの衝撃だった。怯え続けていた「不安」をようやく直視できただけでなく、「不安」の正体の小ささにようやく気が付くことができたから。
読みやすい小説という形でそれを教えてくれた作者さんには今も感謝しています。
リボンの騎士 1
2019/05/20 10:32
手塚先生らしい作品
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初めて原作をちゃんと読みましたが、想像以上に波乱万丈な内容に驚きました。
女だけれど男装で、男の心を持っているなど、ジェンダー的な要素もあり、時代の先取りをする手塚先生らしい作品だなと思いました。世継ぎ問題の中で、さりげなく男女差別や偏見について盛り込んであり、色々と考えさせられました。でも、恋するサファイアは本当にかわいいです。
百合と声と風纏い 2 (Lilie comics)
2020/03/29 17:50
人の出会いで視野は広がる
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進学のため東京に行った纏。百合子と離れることに悩む姿が健気で可愛い。10代らしい真っ直ぐさだなあ。
東京にいったことで、友人や同性カップルの方など新たな出会いがあり、自分が百合子とどういう関係になりたいか?と纏が考えるくだりがいいなと思った。
マツダケン作品集
2020/03/22 22:32
店頭で一目惚れ
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店頭で見かけてジャケ買いしました。虫や動物、魚など…‘動’のモチーフと、鮮やかな花や瑞々しい植物…’静’のモチーフが混ざり合う独特の画風。
どのページを開いても惚れ惚れするほど美しいです。
全工程アナログである作品作成の様子も詳しく紹介してあり、画材の使い方などとても参考になりました。
機会があれば、原画を見てみたいです!
百合と声と風纏い 1
2019/11/05 21:55
ゆったりと見守りたい
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試し読みして、続きが気になったので購入しました。
人を好きになったことのないノンセクシャルな女子高生・纏が、都会から引っ越してきた年上の女性・百合子と偶然出会うところから、物語は始まります。纏は百合子のことが気になり、次第に彼女のことをもっと知りたい。そして、自分のことを知ってほしいと思うようになります。けれど、百合子は恋愛という意味では、他人を好きにならないアセクシャルで…。
まず、年の差はあれど、お互いを尊敬し、一個人として認め合っている関係が良かったです。
そして、百合だとか異性愛とか関係なしに、相手のことが気になっていく描写がとても丁寧で、繊細な絵の雰囲気とよく合っていました。
人が人を好きになるのって、実はこんなに可愛らしく、そして、どうしようもなくもどかしいものなのだなと思いました。
今後、この二人がどうなるのか続きが、とても気になりました。作者様の挨拶にあるように、二人のことをゆったりと見守っていきたいです。2巻の発売を楽しみにしています。
闇の守り人
2019/10/07 23:10
シリーズの中で一番好き
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「守り人」シリーズはどの巻も夢中で読みました。特にこの「闇の守り人」は一番好きな巻です。
強くて頼りがいのあるバルサが唯一抱えていた暗い過去。己の無力さや後悔・・・。ずっと避けていた自らの過去に立ち向かう姿に、何度読んでも勇気づけられました。
ふとふり返ると 近藤喜文画文集
2019/09/23 21:18
何気ない日常を大切に描いてある
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著書の回顧展で作品を拝見し、どうしても欲しくなった画集です。
優しい雰囲気の絵柄と、鋭い観察眼が著者の持ち味だなと、改めて思いました。歩き方一つをとっても、幼児~大人、もしくは性別によってきちんと仕草が描き分けてあるので、とてもリアリティーがあります。「そうそう!こんな感じの人いる!」と何度も頷きながらページをめくりました。
風町通信
2019/09/20 00:08
何度でも読み返したい
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ちょっと不思議な風町という所。そこで起こる何気ない…けど、ちょっと風変わりな日々が描いてあります。どの話も竹下先生らしい優しい世界観が生きていて、読んでいて心が穏やかになりました。
illustration (イラストレーション) 2018年 03月号 [雑誌]
2019/09/14 22:44
丹地陽子さんのファンなら絶対買い!
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丹地陽子さんの特集と知って、購入を即決意。出版社を問わず多数の小説の挿画が収録してあり、大満足です。文庫のカラーイラストが、A4サイズで掲載されているものもあり、優しい雰囲気の絵を隅々まで見ることができてうれしいです。
みずとはなんじゃ?
2019/05/28 11:56
大好きな絵本作家さんのコラボ!
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「だるまちゃん」の加古里子氏と「黒ねこサンゴロウ」の鈴木まもるさんのコラボ作品。
二人とも大好きな絵本作家さんなので、このことを知った時点で、購入を決意しました。
加古さんの作品は、子供に語りかけるようなやさしい文体と絵、大人でも読み応えのある知識の詰まった文章が見事で、幼少から今(大人)になるまで何度も読み返してきました。
挿絵を担当されている鈴木まもるさんは、かわいらいい子供を描く方で、加古さんの遊び心あふれた文章によく合っていました。
また、加古さんの絵本作品に登場したキャラクターがさりげなく描いてあり、卒業アルバムをみているような懐かしさと楽しさがあります。
もちろん、「みず」をテーマにした本書の内容も読みごたえがありました。大人の目線から見ても、改めて目から鱗だと感じた箇所が多々あり、新鮮な気持ちになれました。
まんがでわかる自律神経の整え方 「ゆっくり・にっこり・楽に」生きる方法
2019/10/21 23:11
わかりやすかったです
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「自律神経が乱れている」ってよく聞くけれど、イマイチよく知らなかったので、本書を手に取りました。漫画で説明してあり、とてもわかりやすかったです。
さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
2020/03/29 18:07
「自分」を図式化できるのがすごい
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SNSで作品公開されていたのを見て、興味を持ちました。
正直、全てが共感できるわけではないけれど、時々「あ、これ分かる!」と共感できた時、もの凄く腑に落ちた感覚になる。
自分が常々抱えている正体不明の負の感情。モヤモヤしていたものを作者は漫画という形で図式化してくれたのだ。
「あ、自分って、このせいで苦しかったのか」
と、原因もしくは自分自身の陥っている状況がわかり、ひどく安心感を覚えた。
人は自分のことほど分からないものなのに、作者は分析し、それをわかりやすく図式化しているのが本当にすごいと思った。自己分析ほど苦しいものはないというのに、作者はちゃんと向き合っている。
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