ツンドク翁さんのレビュー一覧
投稿者：ツンドク翁
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英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる
2020/05/05 23:10
母語の大切さを再認識
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こどもを対象とした英語教室が繁盛しているようだが、幼児期からの英語学習に何となく違和感があり、こどもの発達に悪影響がなければ良いのだがと危惧していたところ、本書の力強い！？表題「英語化は愚民化」にひかれ手に取った。
内容は、大変冷静な表現ながら、明治初頭の英語化の議論を振り返りつつ、母語で最先端の学問にも触れることができ、豊かな文学にも恵まれ、英語に堪能でなくとも良い仕事に就くことができる現状が、いかに素晴らしいことであるかを伝えてくれるものでした。
従来の日本語になかった概念を「翻訳」し、すぐれた訳語を考案した先人の努力に思いを馳せつつ、これからもこの素晴らしい日本語の世界が守られることを願うばかりです。
英語を日常的に使用することは、日本語の能力を著しく損ない、日本の国力の源泉をも破壊する可能性があることを強く訴えていきたい。その思いがこの表題に込められていると納得です。
日本を大切に思う方にお勧めします！
そしてこどもの教育を考えるとき、ぜひ日本語の絵本を読み聞かせてあげてください。英単語を覚えさせるよりも、素晴らしい時間になると思います。
英語独習法
2022/02/12 20:47
英語上達の正攻法
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認知のしくみから、英語学習方法を根本から問い直し、実践的な学習方法を立ち上げていく内容は、英語学習についての長年の疑問を解消してくれる。
各章には具体的な話題も豊富で大変読みやすい。
英語の上達を目指すならば、少し寄り道して、ほんの数時間この「英語独習法」に触れてみるのは、素晴らしい体験になると思う。
ネット階級社会 ＧＡＦＡが牛耳る新世界のルール
2021/10/24 12:51
インターネットの功罪
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インターネット90年代に自身もシリコンバレーで起業し、音楽関連の最初期の企業として成功させた著者が、デジル革命について様々な視点から、否定的な面も躊躇なく指摘する内容。
通常目にする無料コンテンツの礼賛やSNSへの熱狂とは一線を画し、冷静に2010年代のインターネット状況を批判する。
インターネットを「大失敗」と表現する内容は、これからますます社会への普及が進むであろうデジタル活用への考察について、豊富な材料を提供してくれる。良書である。
※文庫化による改題のため、再投稿。
インターネットは自由を奪う 〈無料〉という落とし穴
2021/10/24 11:04
インターネットの功罪
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
インターネット90年代に自身もシリコンバレーで起業し、音楽関連の最初期の企業として成功させた著者が、デジル革命について様々な視点から、否定的な面も躊躇なく指摘する内容。
通常目にする無料コンテンツの礼賛やSNSへの熱狂とは一線を画し、冷静に2010年代のインターネット状況を批判する。
インターネットを「大失敗」と表現する内容は、これからますます社会への普及が進むであろうデジタル活用への考察について、豊富な材料を提供してくれる良書である。
第１感 「最初の２秒」の「なんとなく」が正しい
2020/05/17 17:46
直感は正しい！
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論理的な詳細分析よりも、瞬時にとらえた直感による結論の方が正しい場合がある。
日常生活の中で感じることもあるこの事実を、様々な例示で示してくれる。
将来の夫婦夫関係や、オーディションでの選考についてなど、興味深い例で「直感」の正しさが明らかになる。人間の認識について、まだまだ解明されていない部分が大きく残されていることが感じれて、嬉しくもあり、また悩ましくもなる。
自分の判断に迷っているなら、一読をお勧めします。なにか良いヒントが得られるかも
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